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第6話 団欒

零那は知る由もない光景。



月明かりだけが照らす、暗く冷たい美桜のみの部屋。


零那が踏み込み助けに入りたかった部屋の中央に、


美桜は椅子に座らされ、片目と口の周りに赤いジャムのようなものを塗りたくられ足元には花びらが散らばっている。


手には朱殷色の苺。



この場所に零那はいない。


零那を待つ美桜のみ。


———


零那は目が覚めたら見覚えのない室内で見覚えのない食卓の椅子に縛られ座らされていた。


美桜の部屋じゃない…そうだ、美桜は?!美桜は無事なのか?!無事でいてくれ!


そこには美桜の姿はなく、見知らぬ親子と見られる二人が縛られ座らされていた。


———


続く


———

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