ダンジョン探索
「あ、あの~なんで私はダンジョンの地下に進んでるんでしょうか?」
隠し扉をキアが見つけたことによってルーフはキアを連れてダンジョン攻略を再開していた。
「何故といわれてもな、そこにまだ見ぬ魔道具があるから。かな」
「なら、私はいらないじゃないですか、地上に帰りたいのですが」
「だけどキアの実力じゃ、このダンジョンを上るのはきついんじゃないか?」
キアの必死の訴えに対してルーフはバッサリと言い放ち、それに、と言葉を続けた。
「キアは魔道具に引き寄せられているように感じるんだ。」
「魔道具に引き寄せられる?」
「そうだ。この隠し扉もキアが見つけただろ」
そんなルーフの言葉に対し絶対偶然ですよと否定しながら、ルーフの肩を掴んで揺らしていた。
「さっきまで休憩していた部屋は俺が何度か調べたが何も見つからなかったところなんだ。だからこそ安全と判断して休憩したわけだしな。それに、キアが他のダンジョンから落ちてきたって話も気になるしな。」
「それはどういうことですか?」
「確かに攻略したダンジョンは場合によってはすぐに崩れることもあるが、攻略報酬を取る前に崩れるのは聞いたことがない。だからキアが魔道具に引き寄せられたのではと考えたわけだ。あの聖女のようにな」
話を聞いていたキアは驚きながらも何か言おうとしたときルーフによって静止された。
「し、ここで階段は終わりだ。この部屋の先にモンスターがいるからサクッと倒していくぞ」
「ちょっとサクッて、どうやっt、ってもうあんなところに」
ルーフは話し終わるや否や肩掛けポーチから弓を取りだし走り出した。
「【神速の矢】【韋駄天】」
二つの魔道具を起動させて高速で移動してモンスターの背後を取り弓によって生成された光の矢を相手が振り向くよりも先に放ち、モンスターの頭を吹き飛ばした。
「本当に一瞬で、それに、それらはもしかして」
キアがルーフのもとまで走っていき決着のスピードに驚きながら、ルーフの持つ3つの魔道具について尋ねようとすると、ルーフは目を輝かせながら自身の武器についてなし始めた。
「ああ、想像の通りこれらはすべてアーティファクトだ。このポーチはな自由に物を出し入れできてな、この靴と弓はな」
本来冒険者が一生をかけて一つ手に入れることが出来るかどうかのアーティファクトを複数持っていルーフに対して考えながらも、嬉々として話を初めて止まらなくなったルーフをキアはどうすることも出来ずおろおろとしながら話を聞くことになってしまった。。
物語って最初と最後を考えるのが一番大変な気がする今日この頃
今日の魔道具
アーティファクト
・【無限のバック】:いくらでも物が入る肩掛けポーチ。性能はいわゆる四次〇ポケット
・【神速光の矢】:高速で飛ぶ光の矢を生成する弓。矢の速さは練度によって変化
・【韋駄天】:早く走れる靴。音速ぐらいまでは余裕で出せるが風速のよる体への影響は守ってくれないので自分が耐えられるスピードに抑えないといけない
次回「Sランクモンスター」




