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File_01 探偵

物静かな女子高校生、間嶋もえか。彼女は友人である雲雀蒼依から心霊スポットに行く誘いを唐突に受ける

もえか

「心霊スポット?」


私は友人である蒼依(あおい)に問いかける


蒼依

「そう!心霊スポット!行ってみたくない?」


もえか

「うーん、、私はそこまで興味がないからなぁ、、」


蒼依

「えー、行こうよー。そういうところに一緒に行ってくれるの、もえかぐらいだしー」


もえか

「誰も行きたいとは思わないかな、、」


私は呆れながら答える


蒼依は小学校から高校にかけてずっと一緒であり、色んなことに興味を持つ子だ


それに対して私は、いわゆる物静かというものであり、蒼依みたいに外で遊んだりはあんまりしていない


蒼依

「で?どうする?行く?」


もえか

「う、、わ、、わかった、、行くよ、、」


蒼依

「やったー!流石もえか!」


もえか

「はぁ、、で、心霊スポットって言っても、色んな所があるでしょ?どこに行くの?」


蒼依

「ふふふ、よくぞ聞いてくれました!今回、私たちが行くところは、、」


蒼依は素早くスマホを取り出して、私に画面を見せる


もえか

「これって、、山?」


蒼依

「そう!なんとこの山、、頭が二つの鳥が出るっていう噂があるんだって!」


もえか

「ひぇっ、、こわ、、」


私はその鳥の見た目を想像し、身震いしてしまう


言わずもがな、この世界には頭が二つの鳥なんているわけがない


蒼依

「その鳥の特徴は、緑の足にカラフルな羽、茶色の胴体から赤と青の二本の首が生えている、そこからくちばしの大きい鳥の頭があるんだって!


もえか

「うぅ、、詳細を聞いたらもっと怖くなってきた、、」


蒼依

「いやぁ、頭が二つの鳥なんて、どんな感じか気になるね!」


もえか

「蒼依、、楽しそうだね、、でも、本当にそんな鳥いるのかな?」


蒼依

「うーん、、それを確かめに行くついでに、行こう!」


もえか

「本当に蒼依楽しそうだね、、時間はどうするの?」


蒼依

「もちろん夜でしょ!サイトによると、夜の23時ぐらいから出没するんだって!」


もえか

「じゃあ、その時間に集合、、?」


蒼依

「うん!じゃあ、心霊スポットで!」


そう言って蒼依はその場から去って行った


もえか

「最後のセリフ、、あんまり聞かないな、、」


ーーーーーーー


蒼依

「お待たせー!ちょっと遅れちゃったー」


もえか

「大丈夫、、私も今来たところだから、、」


蒼依

「あれ、もえか、ビビってる?」


もえか

「だって、心霊スポットだよ!?そりゃあ怖いよ、、」


蒼依

「大丈夫だよー。どうせ頭が二つの鳥なんていないってー」


もえか

「そう、、だよね、、いない、、よね、、?」


蒼依

「さ、行くよー」


もえか

「ま、待ってよー!」


私は先に行く蒼依の後ろに追いつき、隠れるように前に進む


ーーーーーーー

数分後


カゲル

「ここが命命鳥(めいめいちょう)が出たって報告のある山か」


チナツ

『うん、何件か報告がネット上にあった』


カゲル

「確かに、妖気を感じるな。だが、本当に一体か?」


チナツ

『どうだろ。同じ妖怪が複数体いる可能性もあるし、他の妖怪もいるかもね』


カゲル

「まぁ、行ってみないとわからないな」


カゲルは腰に携えている刀を握り、山の中に入って行った


ーーーーーーー

同時刻、もえか達


もえか

「うぅ、、もう帰ろうよ、、」


蒼依

「えー、もうちょっと奥まで行こうよー」


もえか

「えぇ、、だってここまで行って何もいないんだし、、」


蒼依

「ねぇ、、なんか聞こえない?」


ガサガサッ!


もえか

「な、何の音、、?」


ガサガサッ


蒼依

「もしかして、、近づいてきてる、、?」


ガサッ!


もえか

「キャーーー!」


蒼依

「いやあああ!」


突然、私たちの目の前に頭が二つの鳥が現れた


ーーーーーーー


カゲル

「っ!?今の、悲鳴か!?」


チナツ

『急いだほうがいいよ。もしかしたら襲われてるかも』


カゲル

「わかってるよ!」


カゲルは悲鳴のした方向にもう急ぎで走り出す


カゲル

「チナツ!声のした方向はわかるか!」


チナツ

『待って!今調べてるから!』


通信機の向こうで、キーボードを打つ音が聞こえる


チナツ

『わかった!このまま前進!もうすぐ見えるよ!』


カゲル

「チナツありがとな!」


カゲルは腰に携えている刀を抜く


そして、草木で隠れている道を抜けると、そこには倒れている少女と、命命鳥の姿があった


カゲル

「見つけたぜ、命命鳥!」


命命鳥はカゲルの存在に気が付き、突進してくる


しかし、カゲルは軽い身のこなしで上に飛びあがり、刀を命命鳥の頭めがけて振り下ろす


バシュ!


命命鳥

「ぐぎゃああ!」


命命鳥は頭を二本とも落とされ、その場から消滅した


カゲル

「妖怪だからと言って、人を襲うのはご法度だぜ」


カゲルは刀を鞘に入れ、少女の方へ駆け寄る


カゲル

「大丈夫か!・・・気絶してるみたいだな、、どこか安全な場所に、、」


カゲルは倒れている少女を抱きかかえ、近くの草むらに入って行った


ーーーーーーー


もえか

「う、うーん、、ここは、、」


???

「お、起きたか」


もえか

「っ!?あ、あなたは、、?」


カゲル

「俺は羽織カゲル。怪異探偵だ」


もえか

「怪異探偵、、?」


カゲル

「この日本には多くの怪異がいる。そいつらはいい奴もいれば悪い奴もいる。俺はその悪い怪異を討伐したり、怪異について調査する探偵だ」


もえか

「じゃ、じゃあ、、さっき私たちを襲ってきたのは、、」


カゲル

「あいつは命命鳥、ここに出現報告があった怪異、、って私たち?」


もえか

「はい、私とその友人が、、っていない!?」


カゲル

「誰か連れがいたのか?」


もえか

「はい!見ませんでしたか!?」


カゲル

「お前を見つけた時は一人だったが、、なんだって!?」


もえか

「ど、どうかしましたか、、?」


カゲル

「どうやらここにはもう一体の怪異がいるらしい、、」


もえか

「っ!?もしかして、、友達は、、」


カゲル

「お前は先にこの山を出ろ。俺が探しに行く」


そう言ってカゲルさんはその場を立つ


もえか

「待ってください!」


私は勢い良く立ち上がる


もえか

「私も連れて行ってください!」


カゲル

「ダメだ。お前らみたいな一般人を怪異に会わせるわけには、、」


もえか

「お願いします!私の大事な友達なんです!」


カゲル

「・・・仕方ない。こいつを持って行け」


そう言ってカゲルさんは私にお札を渡す


もえか

「これは、、」


カゲル

「怪異から身を守ることができるお札だ。いざというときはそれを使え」


もえか

「っ!はい!」


カゲル

「絶対に俺から離れるな。後、無理をするな」


もえか

「わかりました!」


カゲル

「じゃあ、早く行くぞ」


そう言ってカゲルさんは走り出す


私も覚悟を決め、カゲルさんの後をついていく

どうも麻袋です!今回、怪異探偵カゲルという作品を書かせていただきました!

私にとって初めての小説なので、拙い所が多いと思いますが、楽しんでいただけたら幸いです

後書きでは、キャラクターの設定を書いていきたいと考えています!

今回は物語の主人公でもあるもえかの設定を書きます!


間嶋もえか(まじまもえか)

女子高校生

読書や裁縫を好む少女

普段は物静かだが、友人である蒼依と話すときは明るくよく話す

外見は黒髪ロングでこの髪型を気に入っている


もえかは私の中での女主人公を投影したような性格にしました

こういう怪異とかが出てくる物語の女の子って、静かなイメージがなぜか強かったので笑

こんな感じで設定を公開していこうと思います!

それでは、次回の小説で会いましょう!

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