スキルって何?
最近スキルについて、あまりにも間違った解釈で使われている物が多く、困惑してしまったので書いてしまいました。
スキルとは技能です。異能では有りません。
例えば飛行のスキルがあったとします。
数多の小説でこのスキルを持つと空を飛ぶことが出来ると謳っています。
しかし本当にスキルならば飛行技能にたけていると言う意味なので飛行能力ではないのです。
もともと飛べない人間に飛行スキルがついても意味は有りません。
もし飛行スキルで空が飛べる世界ならば足を切断されても歩行スキルがあれば歩けるし、千里眼に目が必要無い事になってしまいます。
そうなるともはやスキルではなく魔法です。
今時のファンタジー小説に喧嘩を売るつもりはありませんが、もう少し言葉を大切に使って欲しいと願うおっさんなのでした。
追記:私は決して魔法をスキルではないと言いたいわけでは有りません。
魔法技術も立派なスキルですし、飛行魔法も立派なスキルです。
ですが飛行する手段もなしに、ただ飛行スキルがあるだけで、空を飛ぶのはパイロットが飛行機無しで空を飛ぶくらいおかしいと言いたかったのです。
現代のパイロットだって立派な飛行スキルを持っているはずでしょ?
また、スキルを使うには魔力を消費しており、飛行スキルは魔力で空を飛ぶと言われれば私は普通に納得します。
ただしそれはスキル(技能)ではなくアビリティー(能力)だと、心の中で突っ込みはしますが。
追記2:スキルって何?と題名で謳っておきながら文句だけでスキルについて何も書いていない事に今気づきました。
最初にも書きましたがスキルとは技能です。
訓練、実戦(実践)などで積み上げていく技術の事なのです。
ですからスキルは上手、下手で表すことが出来ます。
逆に言えば上手、下手で表せないものは本来スキル足りえないのです。
代表例としては経験値倍増、スキル強奪、七つの大罪、器用貧乏があげられます。
これらに上手、下手は有りませんよね。
現状、スキル、ギフト、アビリティー全てをひとまとめにしてスキルと呼ばれていますが、これらを仕分けしながら小説を読んでみると、なろうでランクインしている物も面白く読めるかもしれません。