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ネタのおもちゃ箱  作者: 古代龍姫改二
一章 異世界転生した俺は、姉ちゃんの魂の入ったパーカーと共に生活するんだ!
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1-5 魂とスキル玉

ゴブリン討伐してから、数日が経過したある日の事、俺はヘッドから目を冷ますと、なんとそこに、紫色のゴスロリドレスを着た少女が、部屋の椅子に座っていた。

ゴスロリの少女は、俺が目を覚ました事に気づくと、声をかけてきた。


「やっと、目を覚ましたようね。」

「あんた、何者だ!」

「私は、ユキカゼ、一応冒険者よ」

「そうか、俺の名前は・・」

「勝也でしょ? 知ってるわ」

「なんで、そっちの名前を知ってるだよ」

「鑑定のスキル持ってるからって、言えば解るでしょ?転生者さん?」


どうやらこの少女は、俺たちの情報を知っているようだ、鑑定のスキルか、確か異世界物のお話によっては、レアスキルだったはず、こんな子供が持っているのか?


「子供って、貴方失礼ね、こう見えても17歳よ17!」


17といえば、俺たちより年下になるが、少女とは、言えない年齢になるが・・


「あんた、また失礼な事考えているらっしゃる?」

「いいえ、違いますよ」

「なら、いいわ」

「所で、ユキカゼは、俺になんのようなんですか?」

「パーカー女に聞いてないのかしら?」


パーカー女?もしかして姉ちゃんの事か?

「パーカー女ってもしかして」

「あんたの姉さんの事よ、一応頼まれたから、やってあげただけよ」

「やったってなにを?」

「あんた、昨日精神壊れていたのよ、覚えてないかしら?」


そう言えば、ゴブリンを討伐してからの記憶が定かでは無くなっていた、たしかギルドに相談しに行ったまでは、たしか記憶があったような。


「ゴブリンを殺して精神がブレイクしたのよ、だから私は、貴方に精神異常の耐性スキルをあげたのよ、感謝しなさい」


そうか、耐性スキルを取得出来たのか、それにしてもスキルって他の人に譲る事が出来るのか?その辺が意味がわからないが。

「もしかしてスキルの譲渡について、考えているのしら?」

「サイコメトリーかよ、あんた」

「一応、相手の考えていることを感じる事は、出来るわよ、とりあえずスキルの譲渡について説明するわよ、スキルの譲渡は、スキル玉を使うことで、できるわ」

「スキル玉?」

「スキル玉とは、スキルが封じ込められている玉の事で、それを砕くと、砕いた本人が封じてあるスキルを取得することが出来るのよ。」

「ちょっとまて、それでスキルが取得出来るのは、わかったが、俺はそんな玉を破壊した記憶が無いぞ!」

「それは、貴方の姉さんが、貴方を操作して、取得させてたからからよ。」

「姉ちゃんにそんなこと出来るのか?」

「正確には、出来るようになったから、やったそれだけよ」

「出来るようになった?」

「貴方の姉さんには、パペットのスキルを取得してもらったのよ、これで貴方が、彼女を着用している場合は、多少なりと彼女にも貴方の操作権利が、使えるってこと」

「人の体を操作する。スキルか、恐ろしく無いか?」

「保健よ、保健! 第一動かせるのは、両腕だけだし、貴方には、問題ないと思ったからやったことだし」

「なあ、一つだけ質問いいか?」

「彼女の体をって言うじゃないかしら?」

「!!!」

「図星のようね、結論から言うと可能と言っておくわ、まあ、パーカーの肉体だけだと不便だけど、ドールパペットに魂を移動させれば、人間に近い生活が、出来ると思うけど、難しいかもしれないね」

「なにが、難しいのだ?」

「魂の移動が、とても難しいよ、私がやれば100%成功するけど、他の人がやると、30%以下になるかな?成功確率がね。」

「なんで、そんなに違うんだ。」

「魂の操作スキルを持ってるからだよ、かなりの練度のね。」

「なら、ユキカゼがやってくれれば。」

「私は、その行為には、反対派なのでね、やってあげないよ」

「なんで、反対派なんだ?」

「簡単だよ、魂を移動させると魂事態が劣化するからだよ。」

「魂の劣化?」

「魂が劣化すると大変危険なんだよ。」

「劣化するとなんにが」

「魂の消滅速度が早まるって言えば分かるかな?」

「もしかして、寿命が縮まるってことか?」

「人間で言うとそうなるね、寿命=魂の生命力になるから、魂が劣化すると、寿命が縮まるんだ。肉体事態がキレイでも魂が消滅すれば、その人は死んだ者とおんなじさ、だから魂の移動には、反対派なんだよ」

「なら、他に方法は、無いのか?」

「そうあせるなよ、今すぐやる必要は、無いじゃない」

「それもそうだが」

「1日でも、早く彼女を、自由にしたいからですよね?」

「・・・」

「今日は、予定がありますので失礼させてもらいますわ、また何処かであったら、今回の続きはそちらで」


というと彼女は、部屋の扉を開けて行ってしまった。

「姉ちゃん・・」

「話は、全部聞いていたわよ、勝也」

「やっぱり聞いていたのか、姉ちゃん」

「別に不便じゃないわよ、パーカー生も」

「でも、姉ちゃん」

「いまは、まだいいのよ」

「わかったよ、姉ちゃん」


こうして俺は、姉ちゃんを自由する方を求める事旅を始めることにした。

これが、とても長い旅になることは、この時は理解してなかった。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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