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第5話 相棒

十二時すぎてしまった…

まぁいいか

それではどうぞ

俺は傷ついた犬を看病するため、神の知識をにあった神力といい力で癒してみることにした。

(かれこれ三十分くらい手から送った神力を犬に当ててるけどなかなか治らないな)

とはいっても最初と比べるとかなりマシになってきている。犬の苦しそうだった表情ももう落ち着いた表情になっているので、回復していることは確かだろう。


そしてさらに三十分後……。


(おおかた傷はふさがったな)

神力すげぇな…と言いながら俺は一息ついた。すると犬がゆっくり目を開けた。

(…いまごろだがこれでおそわれたらどうしような)

と思ったが犬は立ち上がるなり俺に近づいてきて顔を舐め始めた。


俺「くすぐったいなぁ」

(そういえばなんでこいつは他の犬たちに襲われていたんだ?)

疑問が浮かんだ次の瞬間犬のお腹がグゥ〜っとなった。


俺「あはは、犬でもお腹なるんだな、餌ってきのみいけるか?」


きた時に見つけていたきのみを犬の前に出してみる、すると、凄い勢いで数個のきのみが食べ尽くされてしまった。


俺「…お前よく食べるのはいいが俺の分なくなったな…どうしよ」


きのみは全部取ってきたが数個だったので俺の分は無くなってしまった。

不意に犬はワンっといい声で鳴くと走り去っていっしまった。


俺「あっ、おい、…あーあいっちゃったか」


助けてやったのに食い逃げか?俺は苦笑する。てか本気で食料どうしよ。そろそろ腹も減ってきた。とりあえず俺は腹が持つ間に獲物でも狩ろうかと神の知識を見ていると、ドサッと俺の目の前に鹿が置かれた。


俺「ん?」


いつのまにか犬が戻ってきていた。


犬「ワンッ」


俺「くれるのか?」


俺がそう言うともう一声ワンッといい返事が返ってきた。逃げたわけではないんだな。てか

(…なんだこれ犬の恩返し?さっきまで動けなかったのに元気だな)


俺「ありがとな、解体できるかな?」


俺はおじさんが猟師で鹿の解体を何回か見たことがあったので記憶がおぼろげながらマネて解体作業に移った。ナイフの代わりは落ちていた尖った石を使っている。石器時代の人みたいだな。

(解体作業してて時間が経つのにこの犬俺から離れないな、これは懐いたか?)

俺のパートナー誕生か?と軽く笑う



やはり見ていただけではうまくできなかった。荒くなって肉が傷ついていたり、無駄になってしまった部分があった。

(焼くための枝集めたけどどうやって燃やそう?…と困った時は知識知識、うわっ、本当にあったし、炎を強く集中してイメージする?なにこれ?そんなんで日が使えるのか?神力便利すぎだろ、神かよ、あ、俺神か、まぁやってみるか)

手をかざし薪に向けて20〜30秒イメージすると小さい炎が発生し、薪を燃やしていった。

(少し時間かかったけど神の力万能かな?)

めっちゃありがたかった。

鹿肉を焼き食べたが生のところや表面のところなんか焦げたりしてあまり美味しくなかった。(前食べた時はうまかったのになぁ、下ごしらえとかしてたのかな?)

そもそもあの時は調味料とかあったしな、しょうがないか、と言い聞かせる。さすがに丸々一頭分の鹿は食べきれなかったが俺の周りをうろついていた助けた犬が物欲しそうだったので、


俺「いるか?」


といったら食らいついていた。食欲おいせいだな〜

犬が鹿を食べ終わった後、犬に触って見た。

(逃げるんじゃないかと思ったが普通にさわれたな)

毛がふわふわしていて暖かかった。


俺「このまま寝ていいか?」


眠かったのそう言うと返事を返してくれたので俺は犬と一緒に眠ることにした。


眠い

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