第4話 俺の能力と真っ白い犬
どうも蒼い空です。
シルバーウィークが始まりました。
だからといったって僕は何処かに行く予定もありませんが…
でもこれでゲーム…じゃなくて小説書ける時間が増えるぜ!やったー
前置きはここらへんにしてそれではどうぞ。
歩きだしてから五分、俺は小さな池を見つけだしていた。
(案外近くにあったな、水場)
ラッキーと思いつつまずは自分の姿を確認してみる、すると見事に小学生の頃くらいの身長をした少年が見えた。
(…二年前くらいの成長期以前の身長に戻ってやがる、見た目とかかなり変わってるし特に融合した神と同じ白髪になってるけど)
俺の新しい肉体は前とかなら変わってしまったらしい。まぁ融合したからしょうがないと思いつつ、喉が渇いたので
手で水をすくって見てみる。
(めっちゃ綺麗だなこの水、すごく透き通ってるし、さすが大昔、環境破壊とかないもんな)
都会育ちの俺には自然の水なんて雨くらいしかみないがそれにしても綺麗だと思った、
とりあえず飲んでみる、
俺「…えっ、何これ本当に水か?すごく美味しいんですがそれは」
(自然の水だからうまいとは思ってたけどここまでうまいなんてな)
予想外のうまさだったので何回も手ですくって口に運んでいく、もう水道水なんて飲めないな、と思った
俺「ふー、うまかった〜」
とりあえずこれで喉は潤せた。腹まだ減ってなかったので俺は神の知識を元に能力の確認に移ることにした。
(なんか能力さっき確認した身体強化の他に四つあるみたいだな、えーと、なになに〜?)
残りの能力を見てみる。
(【製鉄の能力】と【守護の能力】と【客人の神の能力】?、最後の能力なんか記憶ぼやけてて見えないし…三番目の客人の能力なんかもちょっとよくわからんな)
と、半分がよくわかんないってどうなん?と思いながら神の知識を見ていくとあること意識がいった、
(ん?[人々が多く考える能力の想像や説が主に力になる]だって?てことは信仰によって能力が作られるのか?じゃあ能力使えない?)
能力の知識をよく見てみる。
([強く信じられた想像や説は同じくそれと同じくらい嘘だと思われない限り能力は消えない]だと?あの神、いや俺は能力健在だからよく信じられていたんだろうな、いや、本当に平気かな?)
試してみるか、と俺は立ち上がった。
(ん?今能力確認できなくないか?鉄鉱石ないから製鉄しようがないし、守る者もいないし、)
これじゃあ実験できないじゃないかとぼやく、
だがそこであることに気づいた、
(あー【客人の神の能力】があったか詳しく見てみるか…んーと?他世界からの者や霊的なものが感じ取れたり見えたりする?…なんだよそれ、普通に怖いんだが、)
とういことは、幽霊が見えるのか?てな感じによくわからない俺だった
(これも確認するの待つしか方法ないな、ん?でも身体能力上がってたし別に能力も平気か?)
そんな感じに能力の確認を行っていると何やらグルルゥと唸り声が聞こえてきた、
(なんだ⁉︎野犬か?)
そう思い辺りを見回すがそのようなものは見えない、すると今度はキャインキャイン、と聞こえてきた。
(…これは野犬が野犬を襲ってるのかな?喧嘩か?)
俺はなんとなく気になって鳴き声のする方に行って見た。
声が近くなったので木影から近づいていき様子を見ると、
真っ白な犬が5〜7ひきの野犬に襲われているではないか
(なんだ?仲間割れか?その割にはあの真っ白い一匹だけ体つき違うな)
気になったのでもう一歩近づくと真っ白い犬を取り囲っていた犬たちに気づかれてしまった。
俺「あっ、やべ」
6匹もの犬たちが俺をにらんで唸っている。
だが俺はその場から逃げ出すわけでもなく、冷静にその場にいた。
(前の俺だったらすぐ逃げてるだろうけど、これも神の性格が関係しているのかな?)
飛びかかってきた一匹に反射的に蹴りを食らわせる、すると5〜6メートル飛んで木に当たって動かなくなっていた。
(これは案外突破できそうだな)
つっけて俺は噛み付こうとして近づいてきた2匹に回し蹴りを食らわせ野犬を倒していった。
残りの3匹のうち2匹は俺の様子を見て逃げ出していった。
最後のボスっぽい感じの一匹は部下が逃げだしたからか慌てふためいていたが、諦めたように逃げていった。
(ふう、片付いたか)
辺りを見回してもう野犬がいないのを確認すると俺はため息をついた。
白い犬の方をちらっとみると足を怪我していてクゥン…と泣いていた。
(これだけしといて見捨てることはできないな、助けてやるか)
俺は白い犬を助けてやることにした。白い犬に近づくと俺の方を見て一声クゥンと泣いて気絶してしまった。俺はここであったのもなにかの縁だと思い水場に戻って看病してやることにした。
19.04.07:地味に細かい修正とかしときました、