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君と僕の受験戦争  作者: tako
1/1

君と僕の受験生活 1

受験

それは学生がぶち当たる一番最初の壁。

何百人もの人があるものを


求めて奪い合う。

これはいわゆる学生が行う戦争だ。

そんな戦争に参戦する学生たちの物語。


……………………………………………………



2020年 3月3日



手にしていたスマホを机に置き代わりに隣にあるふる型シャーペンを手に取る。課題となっているワークのページを開き片手で一度頬を叩いて問題に向き直る








「解けねぇ」



思わずそんな言葉が漏れたのは開始3秒後の事だった。

「なんだよこれ。まるで始めたばっかのゲームでボスに挑んでる見てぇだ」

今までネットに入り浸っていたせいか全くわからない。

それどころか例えがゲームだ。何がボスだよ。お前の脳内はゲームでいっぱいかクソ。

「〜っ!これじゃまともに進まねぇ。仕方ねぇか」

シャーペンを机に置きスマホを手に取る。

慣れてた手つきでケータイパスワードを開く。

素早くSNSを開き答えを聞こうとする。

「おいおい。まじかよ」

友達に聞こうとしたのだが、自分のSNSに写っている友達欄にリアルの友達。通称 リア友 がいないのだ。

これでは答えは聞けない。

「糞ゲーじゃねぇか…」

ここから僕たちの受験戦争は始まったのだった。


……………………………………………………



2020年4月7日




「あぁだるいな…何ヶ月ぶりだよ…」

もうすぐ受験学校でも行かない限り高校には受からないし……

そんなことを思いながらながら俺、黒崎蒼魔は学校と言う名の地獄に向かっていた。今まで食っちゃ寝する生活をしてきたせいか体が重い。

と言うより学校で何を言われるのか心が持たない。

「お腹いてぇぇ………」

思わずそんなことを言ってしまっても無理はないだろう。誰にだって緊張とはあるものだ。

そういって公衆トイレに向かう。

「はぁ…朝から最悪だ…」

トイレのドアに手をかけ開ける。そこまでは良かった。良かったのだが。

「キャアアァァァァ」

急にそんな声が目の前で発せられる。そりゃ思考停止に追いやられるだろうが。すこしは抑えろ……

ん?

「なんだよっ?!んでこんなとこに女子がっ?!!」

鍵がしまっていなかったのはおいといて。

居たのは男ではなく女。もはや理解不能だ。

「そ…それはこっちのセリフよっ!ここ女子トイレよっ?!」

なっ……?!

ここが女子トイレ……?!

そんなに追いやられるまでだったのか俺。良く考えろ!今目の前にその時の俺がいたら瞬殺だぞ…!

「ちょ…なんとかいいなさいよっ!変態っ!」

もはや言い返す言葉すら思いつかない





このあと俺の頬にもみじのあとがついたのは言うまでもない。




散々だ……朝からこんな思いしたのは初めてかもしれない…

おいおいまてまて初めてかもじゃねぇよこんなの何回もあったら溜まったもんじゃねぇだろ……!


そう思いつつ学校へと入る。こんなこと考えながら学校へ入る生徒がほかにいるだろうか?

「お…おぉ…」

一度来たはずの学校に驚いても不思議ではない。一度工事が行われたのだ始めてきたのと同じようなものだ。

「そういやチラシ来てたかな…」

さてと…

職員室を目指し歩き出した


ものの…当然始めてくるような学校で迷わず目的地まで行けた方が異常だ。人に聞こうか。






…聞けない



ただでさえ6ヶ月も引きこもっていたのだ。コミュ症でも仕方ない…

ちょっとまてなぜこんなポジティブになるんだ。脳内どうかしてるのか?おい。こんな時ポジティブになってもしゃあねぇだろ。

「っ!このままじゃ拉致あかねぇ」

そんな時後ろから声がする。

「あれ?黒崎君?」

名前を呼ばれ振り向く。

「……!っあ!先生!」

以前よく話していた先生だ。

「どうしたの?こんなところで」

「それはなぜ学校にいるのか?ってことですか……?」

「違うわよ!そんなわけないじゃない!」

笑いながら言っている。先生はバカにしているのかとか思ってしまう俺は最低なのかもしれない。

「それじゃあどう言う意味ですか?こんなところでって」

「あれ?知らなかったの?ここ職員室よ?」

な…………!散々探した職員室が目の前だとは。

「えっと。実は久しぶりに来たのでどうすればいいのかわからくて…」

あえて職員室を探して歩き回っていたとは言わなかった。

「あー。そう言う事。なら私が校長に話しておくわ。ちょっとまってて」

そう言って走っていってしまった。



数分後先生は戻ってきた。どうやら話をつけてきてくれたようだ。

「私が受け持つことになったの。もうそろそろ朝の会が始まっちゃうからきて?」

「わかりました」

教室の前まで来ると先生は

「入ってって言ったら入ってきてね」

と言って教室に入っていった。

別に転向してきたわけでもないのにこの扱われようか。

「休んでいた子が来ています。クラスが新しくなっているので紹介します。黒崎君?入って?」

ドアを開け入る。

「黒崎蒼魔です。宜しくお願いし「ああああああぁぁぁ!」

なんだよ。最後まで言わせろ……あれ?この声どこかで……

「朝の変態っ!」

な……!なんでトイレのときのやつがこんなとこに……

俺の学校生活どうなってくんだよ……!!




読んでくださってありがとうございました。

まだまだ未熟ですがこれからも時間があればかんばっていきたいです!

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