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MAGIC ワンド  作者: 心音
6/22

Episode6

「あれ、ソフィア一人で食べてるの?それなら、僕たちも一緒に食べて良いかな?」

ここは大食堂。

アルコ・バルノに通う生徒は朝昼晩とここで食事をする。

味も文句なしの絶品ぞろいだ。まぁ、奇妙な料理には手を出さない方が適作だろう。

まぁまぁ、そういう事でソフィアは一人で食べていたのだが、それに気づいたリコウスが声をかけてくれたのだった。

「私とファンジーはそれでもいいのだけれど、連れの方はいいの?」

ソフィアはまじまじとリコウスの隣にいる目つきの悪い男の人見た。

長身に黒髪、そして目つきの悪さ…まさに―

「悪魔みたいね」

目つきの悪い男の人がファンジーをにらんだ。

ソフィアも同じことを思っていたが面と向かって言うのはどうかと思って、一応フォローを入れておいた。

「そんな事ないと思うの。とってもきれいな黒髪だもの」

そんなこんなでリコウスたちを朝食を食べることになった。それはもう、とっても気まずい雰囲気で。

リコウスはそんな事お構いなしに一人で黙々と食べていた。

因みに目つきの悪い人の名前はナトラ・ウィズと言って。闇属性であると言う事はついさっきリコウスから聞いたことだ。

「ナトラさんとリコウスはお友達なの?」

思い切って二人に声をかけた。

勿論、リコウスは平気なのだが。

「そうだね。幼なじみだよ」

リコウスがそう答えるとナトラが始めて口を開いた。

「さん付けは必要ない。それと俺がコイツの面倒を見ているだけだ」

「もう、そんなにはっきり言わなくてもいいじゃないか」

…ナトラさ―ナトラとリコウスはお友達でナトラはリコウスのお目付け役なのかしら?

なんだか、頭がこんがりそう。

「ナトラとリコウスは仲がいいのね」

私は二人の姿を見て切実に思ったことを述べた。

するとリコウスが―

「ソフィアとファンジーには負けるけどね」

などと言ってくれた。

ソフィアにしてみれば最高の褒め言葉だったんじゃないか。

「そうに決まってるでしょう。私はソフィアが生まれる前から彼女に使えてるんだから」

ナトラがさっきのお返しと言わんばかりに言葉を繋げた。

「歳…」

そのあとファンジーはナトラと口喧嘩をしていた。

それはもう、リリの時とは比べ物にならないくらいに激しく。

ファンジーに歳の事聞いちゃいけないんだな―とソフィアは思っていた。

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