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説明・余談

【 人物説明 】

・水梛 渚 みずなぎ なぎさ

→ 躑躅森微生物研究所研究員。主人公。躑躅森夫妻の左腕。ゲノム編集ベビーとして生まれ、十歳の頃に躑躅森夫妻に引き取られる。苗字の水梛は、[梛の木は、一般的に「不動」の象徴として捉えられており、困難や試練に屈しない、強い心を持つことを表現する]という所から古城戸が付けた。(水は、梛 渚だと言いにくいので、語呂合わせ的に付けたらしい。)癌が再発したことでヤケクソになりヘビースモーカーになったが、惑星が浄化しきってからは一度も吸っていないらしい。四十歳。


・躑躅森 悠貴 つつじもり ゆうき

→ 亡き躑躅森夫妻の遺子。古城戸に育てられる。まだ何も知らないうちに敵討ちをしてくれた渚に感謝しているらしい。祐真の事をお父さん、奈月の事をお母さん、古城戸の事を父さん、と呼んでいる。敬語が苦手なため、敬語が必要な場面は丁寧語で乗り切るという、若干若さを感じられる部分もある。二十二歳。


・躑躅森 祐真 つつじもり ゆうま

→ 躑躅森微生物研究所所長。奈月の夫。渚を育てている最中に微生物研究にとても向いていて、本人もそれに興味があったため自分の研究を手伝わせるようになる。古城戸とは高校からの気の置けない良き友人で、奈月とは古城戸を通して知り合い、結婚した。奈月、古城戸とは同い年で、もし生きていたならば、五十九歳。


・躑躅森 奈月 つつじもり なづき

→ 躑躅森微生物研究所所長となる。祐真の妻。渚と出会った頃はまだ旧姓の石塚奈月として生きていた。古城戸とはサークルの同期で、それをきっかけに祐真と出会った。


・古城戸 肇 ふるきど はじめ

→  躑躅森微生物研究所研究員。躑躅森夫婦の友人・右腕。祐真とは高校からの友人、奈月とは大学からの知り合いで、配偶者はいない。例の脳が辞書にされた同僚である。何故か渚の事だけは水梛と名字で呼ぶが、悠貴や祐真や奈月の事は下の名前で呼ぶ。


・駿河 大輝 するが だいき

→ 胡散臭い首相。渚、悠貴には『ヤツ』と呼ばれている。人類移住計画の考案者である。躑躅森夫妻を事故に見せかけて殺すことで躑躅森微生物研究所を乗っ取り、渚を手に入れることに成功した頭のねじが幾つも吹っ飛んでいる奴。自分のいう事を聞かない奴は迷わず暗殺する冷酷で残酷で、絶対王政が好きそうな首相である。民衆を言論で洗脳させることもできる。


【 計画 】

・人類移住計画

→ 首相の駿河大輝が考案した、一部の人類を対象とした移住計画である。移住先は惑星E-1032(地球と酷似しているが、酸素濃度が若干低く、サイズが小さい惑星。)で、最終的には人工浄化微生物Ff-c-22を用いて地球を浄化し、再度地球に戻ってくることを目的とするものである。二十五年と、四半世紀かかる大きなプロジェクトである。この計画は、渚と悠貴によって最悪の形で頓挫した。


【 微生物 】

コード凡例 ○○-×-△

○○→その微生物の危険度を表す。Ssが最危険、Ffが最安全。

 × →その微生物のカテゴリーを表す。

tはTimeを表し、意味は「時による」。

cはCleanを表し、意味は「浄化」。

kはKillを表し、意味は「殺戮」。

△→数字の小さい方から順に制作順を表現している。


Ex) Ss-k-25 ならば、最危険・殺戮・25番目に制作、となる。


・人工微生物Ss-t-152(略称:クルース)

→ 研究所を狙ったテロによって爆破されたある実験室から逃げ出した人工微生物。大気に放出された後、大気を赤黒く染めた元凶である。嫌気性状態で扱えばとても有益な生物であるが、好気性条件下になると非常に危険。製作者は知られていない。十分量の人工微殺傷微生物Ba-k-41と結合させると威力が抑えられるが、消えることは無い。


・人工微生物Ff-c-22(略称:セイファ)

→ 駿河大輝の依頼により、渚によって制作。地球全体の浄化完了まで十年、と時間はかかるものの、ほぼ確実に人工微生物Ss-404と人工微殺傷微生物Ba-9641を殺すことが出来る。生殖能力が無いが、酸素さえあれば誕生からきっかし十二年間生きる。


・人工微生物Ff-c-01(略称:カタルシス)

→ 人工浄化微生物Ff-n-22の前に渚が独断で作成した浄化微生物。セイファよりも浄化が早く、増殖スピードが超速い。地球全体の浄化には一日もかからない。(カタルシスを広めたところから順番に浄化されるので、広めたところは三秒ほどで浄化が完了する。クルース、マーダーを食作用で消滅させる。)


・人工微生物Ba-k-41(略称:マーダー)

→ 人類移住計画の一環で駿河大輝が渚に作らせた。大量に吸い込むと死に至る性質を生かし、惑星E-4215に連れていく対象となる人間(=扱いやすい従順な人間)を選ぶために作られたようだ。


・人工微生物Ss-k-01-α(略称は無し)

→ マーダーが渚の撒いたプラスミドを取り込み、狂暴化・毒化したものであり、寿命は一晩とされている。(マーダーがプラスミドを取り込んだのち四時間はこの微生物となるが、四時間が立つと体内でそのプラスミドから得た遺伝子が自発的に分解し、跡形もなくなり、またマーダーに戻るようになっている。)


【 余談 】

・Non-fungible本編に出てきた幽霊は、祐真の幽霊

・悠貴の口癖の「養生してくださいよ」は祐真の口癖

・駿河大輝は宇宙船が惑星E-1032に着陸して、マーダーが蔓延っている事を知った時、一つだけ宇宙船にあった防護服を着て外に出るが、それは渚が用意していた欠陥品で、もがき苦しみながら死んだ

・渚は一度癌を克服しているが、その時の放射線治療で味覚が逝った

・モルヒネを持っていたのは、廃墟となった病院から盗んだから

・最初は渚と悠貴をカップルにすることにしていたが、物語の進展上それだと辻褄が合わなくなるような気がしたので変更した


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