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苦手な方はご注意ください。

Glitch Noise 00

作者:ころん
遠い記憶の向こうで──
世界は、情報に飲まれた。

増えすぎた記録、重ねられすぎた定義。
通信ログも行動履歴も、誰の意識にも昇らないまま蓄積し、
やがて情報層《インフォレイヤー》は、世界の裏打ち構造を静かに圧迫していった。

空間は軋み、形は曖昧になり、
存在の重さが輪郭を滲ませ、
“現実”はじわりと、内側から崩れ始める。

そしてそのひずみは、
やがて“バグ”というかたちで表層にあふれ出す。

それは、世界の歪んだ記録とねじれた構造のはざまに現れる“矛盾”だった。

世界を侵す“バグ”に対抗するため、
都市は防衛機構【SAFE-LAYER】と、修正機構【WAVE-CORE】を導入し、
そして対異常部隊《C.O.D.E.》が設立される。

世界は、正常に動いていた。
少なくとも、そう“記録されて”いる。

この物語は、その記録の外縁に咲いた、ひとつの前日譚。
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