第八十一話
私「ルシファーか。話せば長くなるよ。今日はもう遅いし明日にしよっか。ここに泊まっていって良いから。」
高「良いの?」
私「見られて困ることなんてそんなにないし。まぁ曽根の態度で泊めてくれって言われたら追い返していただろうね。」
高「ふーん。でもまぁ有難う。」
私「この間の返し言ってなかった気がするんだけど?」
高「どうだったかしらね?」
時『支配空間内部に災害クラス、下手すれば魔神に匹敵する存在が侵入してきた。』
私「今日の会議はここまで。対人間、天使、ルシファーについては明日またこのメンツでやろう。それと、災害クラス下手すれば魔神に匹敵する化け物が私の支配空間に侵入したらしいから気を付けて。」
桜「気を付けてって対処しなくてもいいの?」
私「今誰か外にいるの?」
光「誰もいないと思うよ。」
私「じゃ捕まえて配下にでもしちゃうか。」
桜「出来るの?」
私「相手は魔物。つまり魔物調教でなんとかなるでしょう。」
光「捕まえた後何に使うの?」
私「災害クラスだから迷宮の守護でもしてもらおうかなって。あと時にも肉体を与えて迷宮の守護者になって欲しいな。」
時『我は別に構わんよ。』
私「だめだったら農耕馬にでもしよう。」
光「馬ではないでしょうに。」
私「一緒に行きたい人?」
誰も手を挙げなかった。
私「誰も行きたくないの?」
焔「私は貴方様の護衛ですのでついていく所存です。」
弥「私もです。」
私「じゃあ行くのは私と焔魔と弥聖の三人で行きます」
珠「今すぐ行くの?」
私「準備もなしに行けるわけ無いでしょう。」
光「何か必要なものあるの?」
私「特にないよ。」
光「じゃあ今すぐ行けるじゃん。」
私「じゃあ後片付けと高屋敷を客室に案内しといて。行ってくる。」
災害クラスの魔物とやらがいる場所に転移する。随分とゆっくりと歩いて居るようで今もギリギリ迷宮内部にいるというような状況だった。動きが早くてもう少し内側に居てくれたら手の打ち方が増えたのに。
私「さて始めましょうか。」
私『聞こえてる?』
へ『何だ?小さき者よ。』
私『家で働かない?』
へ『馬鹿なことを言うな。』
私『何?』
へ『我が我より矮小なる存在である貴様に従う訳がなかろう。」
私『しょうがない。荒事は嫌いなんだけど。』
焔「私がでましょうか?」
私「どうしよっか。面白い相手だったら相手したいけど。」
弥「では我々が戦い様子を見ましょう。」
私「もうそれでいっか。殺しちゃだめだよ。」
へ『舐めたことを言ってくれる。』
私「それじゃあやっていいよ。」
弥「お任せください。」
弥聖がヘビーモスの巨体に切り込んで行く。剣には恐らく光属性と雷属性が付与されている。焔魔は死角からの一撃必殺、クリティカルを狙った戦法を取っている。
弥「ライトニングチェイン」
焔「ダークシャドウバインド」
二人「終わりました。」
翻弄して拘束技で終わらせたらしい。
私「有り難う。『魔物調教』」
とりあえずヘビーモスに陣を飛ばす。
へ『認めよう我は貴様らより弱いらしい。』
私『じゃあ家来てくれるんだよね。』
へ『今の我の主はお主だ。お主の命令に従う。』
私『しばらく暇になるだろうけど我慢しててね。』
へ『我が望むのは平寧のみ。』
私『ところで君、どこから来たの?』
へ『森の三代派閥、十五王家が全て集まらなくてはならないことが起きたのだよ。』
私『なにそれ?』
へ『お主がここに迷宮を作ったことだ。』
私『そっちじゃなくて、三代派閥とか十五王家とか。』
へ『この森にいる我に匹敵するかそれ以上の者たちが我を含め十五名が王を名乗り周りの魔物からは十五王と呼ばれている。その十五王が五名ずつに分かれ出来たのが三代派閥だ。』
私『何のために三代派閥が出来たの?』
へ『昔少々厄介なことが起きてなそれに対応するために作られたのだが昔のことすぎて記憶にない。』
私『あ、そう。』
へ『とりあえず面倒事にはなると思うぞ。我と互角のものがあと十四体、服従か徹底抗戦をしに迷宮まで来るであろうからな。』
私『君程度であれば百体来ようが問題にはならないよ。』
へ『であろうな。』
私『とりあえず今のところ近くにはいないみたい。』
聞きたいことも聞けたし目的も達成したからもう帰っていいか。
私「帰るよ。」
迷宮内部に転移する。
私「ただいま。」
氷「早かったじゃない。」
私「やりたいことはやったからね。」
氷「それで、そのでかいのが迷宮の守護者?」
私「そう。ヘビーモスだ。」
氷「時の肉体を作るならある程度属性を近づけておかないと受肉させる際失敗することになるわよ。」
私「どうやって空間属性なんかに近づけたら良いの?基本四属性ならまだなんとかなりそうだけど精霊の力を使えばどうにかなるのかな?」
氷「私に聞かれてもわからないわよ。」
神「刻印を使えばどうにかなるんじゃない?」
私「師匠なにそれ?」
神「初代賢者が開発して自分と口伝で広めた人しか知らない技術だって。魔法陣を描いて魔石から魔力を通して魔法を発動させる仕組みらしいよ。」
私「それなら私も思いついたよ。でも発動させるのに必要な魔石の量がアホみたいだったから有用性は見い出せなかった。そこで不要な部分を省いて簡素な作りにすることで不要な魔力消費を抑えられるようにはなったけどまだまだ実用化できる段階じゃないな。」
神「別に魔道具にでもするわけじゃないんだから良いんじゃない?」
私「それもそうか。とりあえず明日頑張ろう。」
わざわざ今日やることでもないだろう。明日やろう。ヘビーモスと違って遠くに行くわけでもないし。
一日で終わらない会議。




