第七十七話
一ノ瀬
{天帝目線}
天「何っ異世界の武器の作成に成功した?」
一「はい。銃と戦車の開発に成功しました。」
天「量産は可能なのか?」
一「はい。」
天「ならばたくさん作り神人に配るべきだな。」
ラ「いいえ。我々は既に特殊な武器を保持しております。それこそ新兵器など問題にならない程度の物を。ですので一般兵にくばることを進言いたします。」
天「確かにその方が良いな。約百五十万名分の兵器開発を任せたぞ。」
一「はい。」
{主人公目線}
私「何か問題はあった?」
ラ「特にありませんでした。」
私「成程。じゃあみんなお楽しみ役職再配布。余ってる役職が、王城守護庁長官と建築部門、開発部門ぐらいかな。で、鬼狐と神蛇と朱雀と弥聖と焔魔とシラギスの六人が幹部勢に残ってるけど、シラギスは既に役職が決まってる。水産生物開発・生産部門を任せよう。王城守護長にレイ、ディア、空夜の三人に任せて近衛隊に鬼狐と焔魔と弥聖の三人を任命する。焔魔は情報収集局局長を兼任して頂きます。鬼狐は秘書を兼任して。弥聖は軍の参謀を務めて。軍の指揮とかお願いするよ。まずは軍の再編をお願い。全員の力を纏め上げて。朱雀は開発部門任せるよ。回復役や、陸上生物の育成、畜産農業とかやって。神蛇が建築部門を纏め上げて。まずスライムやドライアドが仮の家に住んでるからそこから整えていって。基本的に職人と工作兵を使うこと。それが終わったら別の仕事をすぐにいれるから。お城を作るっていう大仕事を。みんな忙しいと思うけど頑張ってね。以上。」
全員「承知いたしました。」
私「うん。それとメイドと執事捕まえに行ってきていい?」
ラ「いくら何でも国を空け過ぎですぞ。」
私「うんそう言うと思った。だからこの場に召喚していいかな?」
氷「一から説明して頂戴。」
私「まず、私ダンジョンマスターじゃん。それでねダンジョンコアに範囲内に仲間以外が入ると知らせてくれるように設定した。その結果いまダンジョン内部に二名の男女が居るんだよ。他にも厄介なのが居るけどそれは置いておきましょう。でその二人だけど、悪魔界や聖界、陽魔境とかと同じ別次元の世界から来たみたいなんだけど会話を聞く限り悪魔に滅ぼされたらしい。戦闘能力もそれなりにありそうだし、知り合いだし助けてあげてもいいかな?」
光「知り合いなんてこの世界にいないでしょ。」
珠「それに厄介なのは早めに対処しないと駄目でしょ。」
私「まぁ知り合いというか知ってる人は図書館にいたお姉さんなんだよ。その隣に男性というか男の子が居るね。とりあえず召喚していい?」
フ「どのような危険があるのか分からないのでおやめ下さい。」
私「でも防衛機構も何も用意していない今攻められたら対処は不可能だよ。」
氷「そもそもこの国は絶対王政なんだから諦めなさい。」
私「お母様有難うございます。」
琉「じゃが、仲間にならんかった時はどうする?」
私「帰すよ。」
鬼狐「襲われた場合は?」
私「召喚するときに相手を結界で囲うから大丈夫。」
氷「それじゃあぞろぞろどうぞ。」
私「はい。召喚します。」
そして、私は召喚した。
{賢者倉田大和目線}
倉田「どうして今すぐ迷宮を攻めないんだ。」
石田「ちょっと功を焦り過ぎじゃないかな。」
倉田「うるさい。一ノ瀬のやつは天帝に褒美をもらったらしいじゃねえか。俺よりあいつが目立つなんてあっちゃならねぇんだよ。」
石田「僕の耳に届く噂話では君のほうが十分目立ってるけどね。それに褒美ならこれ以上無いってくらいもらっているだろうに。」
倉田「お前さっきからなにしてんだよ。」
石田「君の所に居る子達の世話だけど。」
倉田「気分が悪くなったからちょっと外行ってくる。」
{英雄石田陽目線}
倉田が出ていって。
石田「君たち、逃げられるとしたら逃げたい?」
奴隷A「はい。でもあいつから逃げることなんて出来ません。」
石田「あと二ヶ月後には救ってみせるよ。その時は僕にちゃんと着いてきてよ。」
奴隷B「本当ですか。」
石田「なんとかしてみせるよ。二つ返事でいいよとはならないだろうし下手したら僕が死ぬことになるかもしれない。彼の裁量で全ては決まる。」
奴隷C「こんな私達のために死なないで下さい。」
石田「きっとね。」
{高屋敷望央目線}
私は、生まれながらにしての天才ではなかった。小学生の頃は学年でトップで中学に入っても一位だった。しかしそれでは意味がなかった。総合力では、あいつに負けていたからだ。田中魔裟斗は、テスト前は教室に最終下校時刻を過ぎるまで残って勉強するわけでもなくただ笑っている。ここだけ聞くと気持ち悪いかもしれないが、外に居る小鳥たちと戯れて一切勉強をする素振りを見せない。しかし、理科と国語は私を差し置いて一位に躍り出て、社会や数学、英語は必ず五位以内に入っている。私は社会、数学、英語は一位だ。勿論全力で取り組んでいる。どれだけ勉強に打ち込もうと何時だって遊んでいるあいつに叶わない。あいつのテストが終わった跡のセリフが気に食わない。何が「問題集をやっておくべきだった」だ。ふざけるなと言ってやりたい。それでも言えなかった。だから私は前回のテストであいつに勝負を持ちかけた。
[回想]
望「私と次のテスト勝負してよ。」
魔「なんで?」
望「君の全力が知りたいから。」
魔「ふーん。面白い理由だね。」
望「それで、受けるの?」
魔「勝ったら?」
望「何でも言うこと聞いてあげる。私が勝ったら付き合ってよ。」
魔「いいよ。お互い全力でね。」
結果
魔「私の勝ちだね。」
望「やっぱり普段は全力じゃなかったんだ。」
魔「日常生活を常に全力でやるのは労力の無駄遣いじゃないかな?」
望「やっぱり面白いね君。だから好きになったのかな?」
魔「君も大概だと思うよ。なにせこの私が唯一心を許せた女の子だからね。」
望「私と手を組まない?」
魔「生徒会には興味ないよ。会長殿。」
望「そう言うと思った。それに私会長辞任したから。」
魔「まじか。」
望「これからもよろしくね。」
魔「ああ。」
そして、異世界に行ってしまった。




