第七十三話
『』これが使われている会話は念話。思念です。
{桜花目線}
桜「どうしたら良いのかな?」
光「とりあえず、拘束して何処に連れて行ったのか聞かないと駄目でしょ。」
ブ「気付かれたか。」
フ「完全にお膳立てしてあった状況なのに。」
ア「やはり、裏切ったな。」
レ「魔裟様は、こうなることを予想されていたのですか?」
ア「おそらくの。予測していなければわざわざあの二人を要らない役職に置いたり序列を低くしたりあえて都市の守りを減らすような真似はしないじゃろう。」
マ「私は、ランドゲルム殿達の元へ向かわせていただきます。」
ア「頼んだのじゃ。」
氷『魔裟が、ルシファーと対峙してる。魔裟の思念を全員に繋ぐから後は各々行動して。』
魔『光、その場からこっちに時空間転送でロンギヌスを送れ。桜花とレヴィアタンとアスモデウスはブネとフェネニクスの相手をして。それと、一応国民の守りを固めて。以上。』
桜『分かった。国民の守りだけどランドゲルム達とレイとディア、アンドロマリウスが行くから。』
魔『分かった。有難う。私はルシファーを何とかするから。』
珠「僕と樹は、外からの攻撃がないか見て来る。」
光「分かった。」
フ「やるしか無いようだね。」
ブ「面倒だな。」
桜「レヴィアタン、好きな方をどうぞ。」
レ「有難うございます。では、右でお願いします。」
桜「いいよ。」
レ「さて、始めましょうか。」
ブ「魔力開放。」
レ「おや、なかなか魔力量が林いですね。しかし、甘いですね。」
ブ「死ね。」
レ「そうやって、純粋に力任せで攻撃をしたって何の意味もないですよ。たしかに当たれば痛いでしょう。しかし、こうして受け流してあげれば何の意味も持ちません。技を磨きなさい。」
桜「かかってきな。」
フ「フェニックスフレイム」
桜「アイスプリズン」
フ「なぜ殺さない?」
桜「もう少し待って。」
レ「拍子抜けですわね。ここまで弱いなんて。」
桜「危なくなったら全力を出そうと思ってたけど必要なかったみたい。」
光『魔裟、行くよ。』
魔『分かった。』
光「ロンギヌス」
〈三分後〉
桜「さようなら。」
ブネとフェネにクスはこの世から消えた。
{ミカエル目線}
最近誰も僕のことを見てくれない。昔はあれだけ僕にくっついてきて、やりたくもない訓練に内政までやらせて、使える人材がでてきたら幽閉する。どうなってるんだろう。父上も母上も忽然と姿を消したし、いっそのこと地上に出てみようかな。エネルギーだけは豊富にあるからすぐに死ぬことはないと思うし。最後ぐらい楽しんでから死のう。適合者がいれば憑依するのもありかな。
ミ「行動することも決まったしまずはここから出ないと。」
塔の一番上に閉じ込められた挙げ句誰も来ない。逆に言えば居なくなってもすぐにはバレないし、誰も来ない。まずは、魔王のもとにでも行こうかな。
ミ「何処から逃げるのが確実なんだ。」
天界と呼ばれる異界から出るには門を通らなければならないが、門は厳重に警備されている上、開くことはまったくない。天使を蹴散らせば良いのだが無駄に魔力を消費したくない。この塔から出ることは対して苦ではない。背が短いから変装も出来ないし。本当に困った。そんな事を考えていると足音が聞こえてきた。
そして、扉が開いた。そこに居たのは、大臣を引き連れた昇った悪魔だった。
昇「ミカエル様、いやミカエル。貴様は天使でありながら悪魔と繋がっていた。よって貴様を追放する。」
ミ「何のこと?」
昇「とぼけるな。元悪魔の私だから気づけたのだ。しかし、誇るが良い私ですら間近に居なければ気付けなかっただろう。十日前のパーティに出席しなければよかったものを。」
ミ「あ、そう。」
昇「拘束させていただきます。」
ミ「別に今すぐ外界に投げ捨ててもらっても構わないけど。」
昇「いくら、エネルギー量が多いからといっても地上で生き延びることは肉体がなければ不可能だ。」
ミ「知ってるよ。たまたま適合する肉体があるかもよ。」
昇「人が一人としていない場所に落とせ。そうすればもう何も出来はすまい。」
大臣A「分かりました。」
そして、昇った悪魔は出ていった。
大臣A「門を開けてこい。」
大臣B「分かりました。」
大臣A「それじゃあ行きましょうか。ミカエル様。」
ミ「うん。」
そして、門に連れて行かれた。
ミ「それで、何処に落とすの?」
大臣A「魔王の領地なら人は居ないだろう。」
ミ「成程。魔王の領地か。」
大臣A「それでは、さようなら。ミカエル様。」
ミ「後悔しても知らないよ。」
{英雄石田陽目線}
亜人奴隷の解放の作戦が出来たが、かなり厳しい。全員を助け出すことが前提だから仕方がないが、それでももう少しやりようがあるかもしれない。何なら次の休みに魔裟斗の元へ行ってみるかな。殺されたらその時はその時だ。天帝陛下に一週間休みを貰いに行こう。一週間で終わるかどうかわからないけど。下手したらあの子を手放さなくてはならなくなるのか。神田桃華、好きだったんだけどな。万が一魔裟との交渉に失敗して生きて帰れたら彼女を幸せにしよう。倉田のクソ野郎は殺そう。まあ、生きて帰れる確立なんてそんなに無いが賭けるしか無い。桃華と生き残るために。
{神田桃華目線}
昔はもっと近くに居てくれたのに。この世界に来てから英雄という才能を授かってからは色々な所を回っていて私と話す時間がなくなってしまった。それに、彼がいるチームは非常に仲が悪いらしい。彼のことが好きなのに。こうなるくらいなら行っておけばよかった。なんで私は司書なんていう才能を授かったんだろう。彼はきっと死んでしまう。彼が死んだら私も後を追う。
文字数の都合で最後の神田桃華目線をかきました。
神田桃華…成績優秀、スポーツ苦手、本が大好き(小学校五年生からずっと図書委員)、丸型のメガネを掛けている。いじめられているところを陽に助けられる。そして好きになる。やや富裕層。
周りの女子からしたら腹が立ってしょうがない。だって一定値顔立ちが整ってて成績優秀、スポーツ万能の陽くんに助けられて手を出せなくなった上に、ほぼ彼女になることができなくなったから。
周りから見たらなんで付き合っていないんだろう?と疑問に思う。だって登下校一緒だし特別な事情でもない限りくっついて行動してるから。




