この世界の誕生と原初の竜
「この世界の誕生」
約十万年前、天使と悪魔は互いに手を取り合い助け合い共存するというあるべき姿を完全に失ってしまっていた。その影響は、世界にまで及ぶ。
はるか昔、ざっと約一万四千年前この世界が確立され、他の神に認められ嫉妬されるほどの楽園を作り上げた者達が居た。その者達の名は、天使へと至った人間田中神月と田中天嶺。科学世界では本来至ることのできない神人に齢八歳で進化し世界を創造した際に莫大な聖霊の力の影響を受け、天使長へと至った神月とその次の位である熾天使に至った天嶺。この二人が司どっていたのは知恵と破壊と創造だった。そして星を作り動植物を作り気づいてしまった。星の核には膨大なエネルギーがあると。膨大なエネルギーさえあれば創造の力で何でも生み出す事が出来る。そして二人は開けてしまった。パンドラの箱を。天使になりたての二人は知らなかった。他の天使や悪魔が星の核にあるエネルギーをパンドラの箱と呼んでいることを。そして二人はやってしまった。創造の力であったとしても全てのエネルギーを制御することが出来ず生まれたのは一つの鍵と界渡りの扉。これを使うことで好きな世界に物質世界で界渡りすることが出来る。この扉を二人は世界の扉と呼ぶことにした。世界の扉の存在に目をつけたのが当時大公という地位を持っていたルシファーだった。天から魔へと堕ちた彼は異例の速度で大公まで上り詰めた。そんな彼が目指した先が全世界の王になることだった。だからこそ世界の扉に目を付けた。そんなルシファーに「世界の扉を貸してくれ」と声をかけられた二人は断った。そこからルシファーと二人の仲は悪くなった。そして本来あるべき姿を失っていた世界は本来あるべき姿を取り戻そうとした、かのように見えたが実際は悪魔側の支配者層の一新であった。新しく支配者層に付いた者たちはルシファーによって根回しをされたものでただ強くルシファーの命令、政治にただ盲目的に従う駒だった。そしてその者達がこのような提案をしなければもっと別の未来になっていたかもしれない。そもそも悪魔たちが行っている政治は天使に頼らない力によって支配する方法だった。だからこそ他の悪魔が「下剋上を取り入れよう。」というのは仕方がなく、彼らに従ってもらうための必要経費だとルシファーが考えても仕方がなかった。そしてその結果支配者層を占める大半は、全く新しい考えを持った者達だった。恐怖や力に頼らず、何処かに依存するのではなく自分たちの頭で政を行おうとする者達だった。そして、その時より支配者層が変わることはなかった。天使たちは裏切られた後即座に攻勢に出ようとした。しかし、問題があった。王が悪魔に連れ去られ、王妃が姿を消したことだ。王妃は実際には存在しない、創造の力によって生み出されたものだと誰も知らないので消えたと思っても仕方がない。下手に攻撃をし、悪魔を刺激すると王が死ぬかもしれないということで今日まで攻撃できていなかった。その間は、王と王妃の間に生まれたミカエルが政の中心にたった。ミカエルは、親の力を大きく受け継いでおり、エネルギー量も技術もルシファーに匹敵するほどだった。だからこそ天使は噂を流した。ミカエルとルシファーは互角であると。その上ミカエルには『神格発現』という神化を残していた。だからこそ戦えば勝てると思ってしまった。しかし、戦いに出れない理由は他にもあった。そのミカエルの技術は決して低くはないが、戦士長と呼ばれる数万年戦ってきた天使と互角程度であり、その天使長はルシファーと剣だけで勝負し敗れたのだ。だからこそ戦いは未だ危険だと思われ、行われなかった。そんな中一人の天使が声を上げた。「人間に協力を要請しましょう」と。その者には異名があった。昇った悪魔という異名が。事実その者は、悪魔から天使になった。そしてその時から政を行うのは、その者となってしまった。
「原初の竜について」
大昔何時だったかは記されていないが、とある者が自分自身を守るものとして原初の竜を作り上げた。しかしその竜は、命令には従わず勝手に界渡りまでする始末。そしてその竜がたどり着いた先が最後の世界であり楽園のようだと称される場所だった。そしてその竜は一万年の間遊んだり暴れたりして最後ルシファーにバベルの塔の王に任命されてしまい退屈していた。バベルの塔の王になる前までは、魔王が来たり勇者を名乗るものが来たり、どこぞの国の軍隊が攻めてきたりした。そして彼が激怒し、人間を滅ぼしかけた時があった。それは、魔王サラスヴァティの誕生だ。挨拶に来た魔王に「先代は滅んだのか?」と聞くと、「人間によって生み出されたから先代魔王は居ないよ」と返ってきた。そしてそれを聞き腸が煮えくり返りそうなのを我慢して、当時人間の国があった所が焦土と化したがサラスヴァティには、「多少お仕置きをしてやろうと思ったら魔力の暴走を起こし消し飛んだ」と伝えた。それから二人が会うことはなかった。意思も知能もあるのに本能のままに生きていた彼が自我を認め行動するのは、このときからである。それ故魔裟は幼いと思ってしまうのだが、本人は気づいていない。原初の竜の鱗は、信じられない程硬いと思っていたがある日外から舞い降りてきた者に絶対防御だと教わり、一定値の知識を蓄えた。そして、魔裟と出会いそれまでとは違う道を歩んでいった。原初の竜には誰にも言っていない夢がある。誰もが楽しく生きれる世界を作るために努力するものがいればその者を、その国を、その世界を守ろうと決めたのだ。そして彼の夢はかなった。人間を滅ぼすという方針を聞いても別に構わなかった。彼は本能で人間は居ないほうが良いと考えていた上に魔裟の事を好きになってしまったからだ。好きな人のために多少自身の夢の形を変えてもいいと思い行動した。そしてそれは正解だった。まだ寵愛は得られていないが何時かは必ず隣に並ぶと新たな夢も生まれた。原初の竜は、こうしてまた生きていこうと決め今日も生きるのであった。
本当に字だけ。会話が一切ない。読む気なくなったでしょう途中から。「読む気なくなったよ」という方は高評価よろしくお願いします。それと、誤字脱字、誤植等がありましたらお気軽に教えてください。




