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勝手に異世界転移させられて許せるわけがないでしょう  作者: 黄菊華
第五章魔王との交渉
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第六十一話

私「さて、法律を作って特産品をなにか作ったらサラスヴァティのところに行こうか。」

べ「興味なさげですわね。」

私「期待外れだったからね。」

空「サラスヴァティ様には期待しているのですか?」

私「そうだね。」

ク「期待値が高ければ高いほど落ちたときの衝撃は強いですよ。」

私「文献通りならすごい好きだけど。」

琉「人間を信じるのか?」

私「法律上何を信じても良いんだけどね。」

べ「訴訟を起こしますか?」

私「起こさないよ。」

べ「あの子の出番は用意しないのですか?」

私「やだよ。アンドロマリウスの出番は無い方が良いんだよ。」

空「今の国になにか問題はあるのですか?」

私「私達の国も問題が山積みだよ。でもまずはこっちを整備しないと、計画に支障をきたしてしまう。」

ク「計画ですか。」

私「昨日ベルゼビュート嬢にも相談したんだけど、この計画は他の誰にも言わない。知ってるのは珠洲と桜花とベルゼビュート嬢と私しかいない。」

ク「ずいぶんと警戒していますね。」

私「どんなに警戒をしたって足りないぐらいの敵だよ。」

べ「今勝つのは情報通りなら容易ですが、そうではない可能性のほうが高いので。」

私「何処に耳と目があるかわからないからね。」

                       〈二ヶ月後〉

私「大体整ってきたから、もう御暇しましょうか。」

ブ「後の事位は任せてくれて構わない。」

私「何かあったら連絡してね。」

ブ「ああ。ところでお主我と結婚する気はないか?」

私「無いかな。君できることが驚くほど無いんだもん。本当は一ヶ月でこの国を出ていくつもりだったんだけど、まぁいっか。いない間は任せたよ」

ブ「うむ。」

私「それじゃあ。」

ブ「ふられたな。」

そしてブラフラマー・ヴィブシュ・シヴァ、思いの外使えなかった。こうも魔王の評価を落とされると、この後に不安に思ってしまうが、大使館を作ることだけ提案したからこの後のすり合わせもしなきゃいけないからめんどくさいけど。サラスヴァティは無能じゃないと良いな。

琉「行くのか?」

私「ああ。」

因みに魔王の領地は、我が国からみて西側の方向にまずブラフラマーの領地になる。数万キロ離れているため歩いてたどり着くのは至難の業だ。精魔物の領地が人間の国に一番近い位置にある。だから人間の騎士団でもたどり着けた。しかし他の魔王にはどうやって侵攻しているんだ?しまった聞いてくればよかった。

琉「見えてきたぞ。」

私「本当に?」

べ「ええ。中庭があるわ。」

私「しゃあそこに降りようか。」

琉「分かったのじゃ。」

そして今回は竜の姿のまま中庭に飛び降りる。

私「遊びに来たよ。」

サ「いま暇じゃないからお引取願いたい。」

私「五分でいいからお話がしたいな。」

サ「五分くらいなら良いぞ。」

私「その前に名乗らせてもらおう。亜人統一国国王田中魔裟斗です。」

サ「魔物の魔王サラスヴァティだよ。」

私「今回来たのは他でもない…」

ラ「無礼者。それがこの方に対する態度か。」

私「今私喋ってたよね。邪魔するなら殺すよ。」

ラ「なっこれほどの覇気を身にまとうとわ。」

サ「殺したらボクも本気で殺しにかかるよ。」

私「それは困るな。」

サ「それで要件って何?」

私「お宅の者が我が国内に侵入していたことに関してなんだけど。」

サ「知らないね。」

私「そう言うと思ったよ。本当の所は?」

サ「とりあえず首謀者の首を上げるそれでいい?」

私「その前に手土産があるからあげるよ。」

樽をサラスヴァティのところまで持っていく。

サ「これは何?」

私「開けてみな。」

サ「君もなかなか悪趣味だね。」

私「まだ生きてるから解凍すればまだ使えるよ。」

サ「首謀者も実行犯も共犯者もこの件に関与していた人物の首をあげるから許してくれない?」

私「首は要らないよ。その代わり協力してほしいことがあるの。」

サ「協力して欲しいこと?」

私「国造りを手伝うから、一緒に人間を滅ぼそう。」

サ「戦力は?」

私「ここにいる者でもそれなりの強さを持ってるよ。」

ク「サキュバスのクリスタと申します。」

空「ヴァンパイア夜の王の空夜と申します。」

琉「原初の竜の琉圭というのじゃ。」

凛「桜竜の凛桜と申します。」

べ「悪魔の王ベルゼビュートと申します。」

私「驚いた?」

サ「正直ね。ところで君、友達いないでしょう。」

私「いない事もないよ。」

サ「ボクもいないんだ。」

私「本当に。」

サ「本当だよ。」

私「それで?」

サ「お友達になってて事だけど伝わんない?」

私「アスペルガー症候群だから。」

サ「知ってた。ボクは君のこと覚えてるよ。」

私「私は君のことを覚えてないよ。」

サ「そうだろうね。これだけ言ったら分かるかな?昔君に助けられて、そして殺された幼子。」

私「いたね、そんなの。」

サ「なんとも思わないのかい?」

私「後悔も未練もなかったからね。」

サ「嘘つき。」

私「心外だね。俺はお前に嘘を着いたことがあったか?」

サ「いくつあると思ってんだよ。」

私「とうに百は超えてるだろうな。」

サ「一つ問いたい。何故君はボク、いや俺を殺したんだ。」

私「君をこれ以上苦しめたくなかったから。」

サ「綺麗事ばっか言いやがって。」

私「綺麗事?」

サ「だってそうだろ。確かにあの場ではどちらかが死ななくてはならなかった。確かにお前が死んだ時の損失のほうが大きかっただろ。それでも二人で死ぬという選択肢はなかったのか?貴様は偽善者だ。」

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