第五十八話
私「半年くらい国を開けることになるかもしれない。」
桜「そんなに?なんで?」
私「当初の予定だと、魔王二人の領地を国として定めて貿易をするつもりだからね。」
桜「つまり、二つ国を作るから忙しくなるかもしれないということ。」
私「そういうこと。いない間は氷織がトップだから。頼んだよ。」
氷「呼び方を母か氷織で統一しなさい。」
私「検討します。」
ラ「支度の方は?」
私「もう終わったからこれから行くよ。」
ブ「私も連れてって下さい。」
私「やだ。貴方は紛れもなく王城守護庁長官何だから。」
べ「あまりわがまま言わないの。」
ブ「分かったよ。」
私「それじゃあ行こうか。」
ク「はい。」
琉「分かったのじゃ。」
空「この命に変えましても守ります。」
私「最近キャラ変わった?」
空「いえ、そんな事は。」
べ「では参りましょうか。」
私「うん。じゃあ後よろしく。」
光「行ってらっしゃい。」
迷宮外部に出ると、見知った人物の後ろ姿が見えたが深追いはしないでおく。
空「捕まえますか?」
私「放置でいいでしょう。」
空「承知いたしました。」
私「血、飲む?」
空「いえ、大丈夫です。」
私「じゃあ私の血を飲んでよ。」
空「有難うございます。いつから気づいていたのですか?」
私「ちょっと前。前みたいに露出度の高い女性服を着ていなかったから。」
空「流石ですね。」
ク「それより、こんな流暢にしていていいのですか?」
私「桜龍を仲間にするためには、ここにいたほうがいいと思うんだよね。」
ク「何故です?」
私「待てば分かるよ。」
〈五分後〉
私「来たでしょう。」
桜「我の領地で何をしておる?」
私「君私の仲間にならない?今なら役職が空くよ。」
桜「人間の配下などになるつもりはない。」
私「どうしたら気持ちが変わる?」
桜「まあ、まずは我より強いということを証明してみせよ。」
琉「無駄じゃよ、桜竜。お主がどうあがいたところで勝てる相手ではないのじゃ。」
桜「貴様、もしや原初の竜か?」
琉「今は琉圭という名前を持っておる。」
桜「貴様も耄碌したな。たかだか人間の子供程度に負けるなど。」
琉「お主、我と殺る気か?」
桜「耄碌したジジイの動きなんざ止まって見えるさ。」
琉「魔裟よ、ここは我がやる。」
私「好きにして。」
桜「今の内に、逃げておいた方が見のためだぞ。」
琉「その言葉お主にそのまま返すのじゃ。」
桜「では、行きますよ。」
そしていつの間にか竜の姿になっていた琉圭に向かって爪で攻撃をした。
桜「反応すら出来ていないではないか。」
琉「まあ、する必要が無いからの。」
桜「相変わらず硬い鱗だ。」
琉「まあ、「絶対防御」の権能を持っているからの。」
桜「またそんな戯言を。」
琉「勝つためには相手を騙し、仲間を騙し、そして自分も騙す必要がある。しかし逆のことを言うが、相手を信じ、仲間を信じ、何より自分を信じる。これだけで勝つ可能性は三割増えるそうじゃよ。」
桜「黙れ。」
琉「まあ、ある意味信じておるのか。我が「絶対防御」を持っていないと。」
だんだん、桜竜の攻撃速度が落ちる。
琉「さてそろそろ終わらせるかの。『オリジンブレス』」
桜「くっそ。また負けた。」
べ「お見事でした。」
琉「世辞は嫌いだぞ。ベルゼビュート嬢。」
べ「敬称は不要ですわ。」
琉「そういうわけにもいかん。我が友がお主に敬称をつけておるのじゃ。」
べ「何度も要らないと言っているのですが。」
琉「まあ、あやつは無駄なところが頑固じゃからの。」
私「本人の眼の前で言うんじゃないよ。」
桜「ベルゼビュート嬢だと。ベルゼビュート様がここにいるのか?」
私「そこにいるけど。」
桜「これは大変失礼しました。ところでそこの人間とはどういう関係で。」
べ「別に構わないわよ。まあ魔裟の第二妃ね。」
桜「それはいささか問題があるのでは無いでしょうか?」
べ「問題?」
桜「たかだか人間の子供と貴方様が結婚するなど…」
べ「あら貴方死にたいのかしら?」
桜「申し訳ございません。」
べ「魔裟の良い所は後で話してあげる。それより貴方世界を滅ぼしたい?」
桜「いえ。」
べ「じゃあ現在その危機に瀕していることは知ってる?」
桜「いえ知りません。」
べ「それを阻止するために魔裟は動いているの。そのために国を程一から作ったのよ。」
桜「はぁ。」
べ「興味なさげね。」
桜「そんな事は…」
私「そんな事より君は仲間になってくれるの?」
桜「無礼者。ベルゼビュート様が私と話しているのだぞ。」
私「だから?」
桜「だからって…」
私「私はベルゼビュート嬢より立場は上。実力も上。なにか問題が?」
桜「それは…」
私「また後で話しましょうか。」
そう言ってその場を離れる。
{天帝目線}
天「ダンジョンか。」
アル公「これが手に入れば最早亜人など無いに等しい。」
カル候「それに領土も増え、人口増加にも対応できます。」
イグ公「近い内に攻め入る必要がありますね。」
フロ候「準備なども考えて、一年後とかでしょうか?」
天「では一年後、ダンジョンに攻め入るぞ。」
四人「承知しました。」
ちょっと短い。でも書けることがない。




