第四十七話
私「魔眼はどういった効果があるのですか?」
ベ「貴方が選んだ魔眼の第一効果は、未来と過去を視ること、氷を自在に操ることが可能になる力が得られる。第二効果として、時間攻撃が一切効かなくなるのと、氷及び水属性、冷気効果は無効になる。火炎属性は七五%カット。デメリットととしてあげられるのは熱気効果十%上昇。魔眼にする際に伴う激痛。こんな感じでいいかしら?」
私「魔眼にするので、悪魔之石の入手方法を教えてください。」
ベ「悪魔之石の入手方法は、悪魔を倒すこと。それだけよ。」
私「純度とかってどうなっているのですか?」
ベ「ここから先は、魔眼を付けてから。」
私「それじゃあ魔眼を下さい。」
ベ「はい。こっちの青い魔眼が氷の魔神緑の魔眼が時の魔神。どっちから付けてもいいわよ。因みに耐性は全てシャットアウトされるから。耐えてみせなさいな。」
私「私は耐えられますよ。」
そう言って時の魔神の魔眼を左目に入れる。その瞬間心臓が一気に跳ね上がる感覚を覚えた。その後魂が引き千切られるような激痛と、それを再生しようとする神秘の力がせめぎ合っていた。そして、その両方に属し両方の仕事を全うしようとする異物が現れた。魔の力による再生、神秘の力による破壊それは本来の使用用途とは違うが、神秘の力も再生の力も拒むことは決して出来ない。出来るとすればそれは両方を完全に支配していることが条件だ。今の私にはそれが出来ない。だからただこれを耐えて受け続けるしかない。熱い苦しい痛い、全て回復する。これの繰り返しだ。だんだん慣れてきた。違うこれは力が暴走仕掛けているのか。全ての魔力と神秘の力に思念を飛ばし支配することはまだ出来ない。出来るところから支配を始めないとやばい。ようやく指一本動かせるようになった。
ベ「もう指を動かせるのか。流石だね。」
ク「魔裟様。」
痛い熱い魂に直接不快感を流し込まれている。ようやく視界が機能してきた。そして完全に視力が戻ってからすぐに意識が暗転した。そして直ぐに意識が戻った。暗転していた時間に比べて長時間の夢を見た。
〈夢の中〉
時「お主が我の力を受け継ぐものか。」
私「誰?」
時「我時の魔神なり。正確には、残滓だがな。」
私「それで、なんのよう?」
時「お主に我の力を使うにふさわしいか、試しに来た。」
私「貴方より強いよ。」
時「そうであろうな。」
私「じゃあ何をしたらいいの?」
時「我に時空属性でダメージを与えて見せよ。」
私「分かった。」
確か時の魔神には時空属性が効かないんだっけ。
私「スペースラプチャアー」
時「これは。なかなかやるではないか。」
私「やっぱそうだよね。次元断層でなんとかするか。」
時「出来るのか?」
私「裏技みたいな感じだけどね。」
時「時空属性が含まれていれば良い。」
私「本当?」
時「これであれば簡単だろう。」
私「スペースオブファイヤー」
時「確かに含まれているが、これはどうなんだ。」
私「最後に一発いれて終わらせよう。」
そう言って新月を取り出す。
私「空間切断。」
時「次元断層か。流石だな。貴様なら我以上に我の力を使いこなせるであろう。」
私「名前と魔力あげたら残ったりする?」
時「出来たとしても、貴様と会話するぐらいだぞ。」
私「それで十分。」
時「ならば貴様の好きにするが良い。」
私「今日から君の名前は時だ。」
魔力を込めながら名前をつける。
時「随分と安直だな。」
私「うるさいよ。文句あるの?」
時「まあ良い。」
私「これいつ眼覚めるの?」
時「分からん。まあもう少しだろう。」
私「適当だな。」
そう言った瞬間視界が暗転して目が覚めた。
〈現実〉
ベ「どうだった?」
私「かなりきつい。」
ク「心配しました。」
私「ありがとう。今からもう一個つけるから。」
ク「頑張ってください。」
氷の魔神の魔眼を右目にいれる。それとともに全身の血液が一気に凍りつく感覚に襲われた。そしてあの不快感が襲った。違うのはただひたすら寒い、冷たいということ。再度思念を飛ばし、支配を試みる。そしてこのやり方で支配することは出来ないと分かった。無理をすれば出来るかもしれないが失敗すれば体が崩壊してしまう。だからこそ極力自信の魔力を外に放出する。魔力の回復は近くにある魔力を体内に取り入れる。つまり暴れている魔力を体内に吸収して平常化して支配を行う。試してみた結果、最初は異物を外に出そうとしていたがだんだん支配を始め出来るようになった。そして再び意識が暗転。
〈夢の中〉
氷「私は氷の魔神。貴方が私の主になる人?」
私「まあそうだね。」
氷「私ね貴方に一目惚れしたの。」
私「それで?」
氷「お嫁さんにしてほしいの。」
私「君肉体ないでしょう。」
氷「貴方が氷の人形を魔法でも何でもいいから作ってくれればそれに受肉するわよ。」
私「どうやって?」
氷「時の魔神にしたみたいに、名前と魔力をちょうだい。そしたら後はこっちでなんとかするわ。」
私「私もう嫁は七人婿は八人いるんだけど?」
氷「構いませんわよ。」
私「分かった。じゃあ君の名前は、氷織だ。」
氷「相変わらず安直ね。」
私「うるさいよ。」
そう言った瞬間目が覚めた。




