第四十四話
私は、国の構成をどうするべきか悩んでいた。階層ごとで分けるべきか、同じ階層に詰め込むか。結論決められないから会議にしようということが私の中で決まった。
私「そろそろ時間だよね。」
ス「はい。国の配置はどのようにするのですか?」
私「一回階層ごとに適当に分けて、その後会議。」
ス「承知いたしました。」
私「君の国は、上に三十階層の位置になるからよろしく。」
ス「階層はどのようにするのですか?」
私「地下七十階層地上三十階層計百階層。」
ス「つまり最上階を守護するのですか?」
私「全部ガラスで作ってあげようか?」
ス「私だけなら構いませんが、国民がいますので。」
私「じゃあ二十九階層に君の家を作ってあげようか?」
ス「遠慮しておきます。」
私「それは残念だな。」
ス「どうしてもということであれば、作っていただいても宜しいのですが?」
私「言い方間違ってるよ。」
ス「作って下さい。」
私「正解。地上九十九階層に作ってあげる。」
ス「なんでこんな事に。」
私「さっきの階層予定地下百階層地上百階層に変更ね。」
ス「文句を言う者は出ないと思いますよ。」
私「この世界はどういう形をしているの?」
ス「私には分かりかねますが、貴方様の望んだ形になるのではないでしょうか?」
私「この星以外にも生命が生まれた星ってあるの?」
ス「この星自体神が作り上げたものとされていますからなんとも言えません。」
私「神が居るの?」
ス「悪魔や天使は神と大差ないですよ。」
私「それもそうか。」
ス「そろそろ転移させた方が宜しいのでは?」
私「それじゃあやるか。」
ダンジョンコアを持って階層を作り上げ、「獣人→テング→エルフ→竜人→鬼人→私の配下」の順番で迷宮内に取り込んだ。そして、迷宮内に私の発言を流す。
私「新しい国の住民の皆さんおはようございます。こういう立場に立つことは慣れていないのでやりたくはないですが、命を助けてもらった恩返しをルシファーにしないといけないので頑張ります。まず、私の所信表明としまして「明日は今日より良くなる」そう感じられる国を目指すこと。そして「犯罪による死傷者のない平和な国」そういった政治、政を行います。まず第一に貴族制を廃止します。完全投票世にします。詳しい事は追って説明します。国の政治体制が整ったらインフラ整備を進めます。そして、精魔王は討伐したので残る二人の魔王と協力し二つの国を設立。国交を樹立その後、人間の国「六各国共同統一天帝国」に対し宣戦布告をします。兵は人間と戦いたいという勇敢で誉れ高い戦士は、戦闘兵として残る手続きをして下さい。そして戦闘兵にはならないという方は、工作兵に回るか退職です。兵士に強制することは有りません。ただし兵になっている間は、家族四人までは衣食住の保証を致します。ただしその家族の内一人は、ボランティア活動に参加すること。以上。最後にこの後各族長国王は、私のいる場所まで来ること。」
ス「あの方々は貴方様が何処にいるか把握しているのですか?」
私「なんの為に私の配下を付けさせたと思っている?」
ス「護衛じゃないんですか?」
私「それだけじゃないんだよ。もう来る頃かな?」
光「やっぱりここだった。」
私「さすが。一番乗りだよ。」
フ「まさか本当に居るとは。」
琉「今戻ったのじゃ。」
ク「影から失礼致します。」
カ「なぜ分かったのだ?」
ラ「なかなか不思議な体験をさせていただいた。」
空「ただいま。」
オ「ここまで皆さん早いとは。」
私「クリスタ、全員影之王国へ連れて行って。」
ク「承知いたしました。」
私「面白くなるよ。」
レ「だからこっちって言ったじゃないですか。」
へ「それでも一番乗りじゃない。ハンデだと思えばいいのよ。」
レ「絶望的なほど方向音痴。」
へ「私達が一番のりだよね。」
私「残念ながら…」
へ「何が残念なの?」
私「最下位です。」
へ「他のみんなは?」
私「もう会議場に言ったよ。ちなみに一番乗りはフォルメスだから。クリスタいれて。」
ク「承知いたしました。」
私「初めてきたけどかなりしっかりしている。」
ク「黒曜石で出来た椅子でございます。」
私「硬いし重いでしょう。」
ク「普段は展示しているこちらの椅子にヘスティア殿を座らせようかと思いまして。」
私「好きにして。」
へ「ご遠慮願い出たいのですが?」
私「言ったでしょう。」
フ「そうですね。」
椅子と言っているが形はかなり悪趣味だ。まあ、部下の趣味にとやかくいうほど狭量ではない。
私「それじゃあ会議を始めるよ。」
{賢者(倉田大和)目線}
石崎「これからどうするの?」
倉田「聞いてばかりじゃなくて少しは考えろ。」
石田「でも驚きだよね。突然亜人の国が全て消え去っただなんて。」
毛受「幻覚でも見せられたんじゃないの?」
柏木「こんな時あの人がいたらな。」
石崎「田中君のこと?」
石田「あんな裏切り者居たところで何も変わらないよ。」
倉田「勇者がいればこんな事にはなっていないっていうのに。ミカエルのクズ。」
柏木「その発言は、失言ではないのか。」
倉田「体がなければ現世に顕現できない無能だろ。」
石田「今の現状ってかなりまずいんじゃないの?」
倉田「何がだよ。」
石田「今まで動向を把握していた事が相手に完全にバレた上に今は相手を探すので精一杯。下手に軍を送るとこちらが潰されてしまう。そして今僕たちは、敵のど真ん中にいる。これが現状だよ。」
倉田「でも獣人を見つけられたんだからそれでいいじゃねえか。さっさとこいつら仕留めて帰るぞ。」
柏木「それが難しいのに。」




