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第四十三話

私「とりあえず魔力流してみるね。」

ス「気を付けて下さい。一気に魔力を持っていかれますよ。」

流してみると、それまでなんともなかったダンジョンコアに魔力を一気に吸い上げられる感覚に襲われた。それと同時に頭に強制的に情報が流れてくる。いくつかの新規スキルとダンジョンの拡張。元々ダンジョンマスターをやっていたスカイ・ウインドの個人情報等々どうでもいい情報から有力な情報まで教えてくれた。かなり優秀なアイテムだと思って鑑定した結果がなんと、知識の魔玉〈ダンジョンコア〉とだけ出てきた。はっきり言って知りたかった情報じゃないしこれ以外なんも分からないし。

私「スカイって一日に最大五回も…」

ス「なんで知ってるんですか?」

私「そんな顔を真赤にして私の言葉を遮らなくていいでしょ。正常な値だよ。」

ス「国王陛下は一日に最大何回やってるのですか?」

私「一年で一回すればいいほうだよ。」

ラ「何のお話をしているのですか?」

私「スカイの…」

ス「何でもするのでそれだけは誰にも言わないで下さい。」

私「何でもしてくれるの?」

ス「何でもします。」

私「じゃあ何でもしてもらうよ。」

ス「その代わりに誰にも教えないで下さい。」

私「いいよ。取引成功ということで宜しいですね?」

ス「はい。それでお願いします。」

光「相変わらず容赦ないね。それで何が分かったの?」

私「新規スキルとダンジョンの拡張。スカイの個人情報。家から子供の頃の思い出まで教えてくれた。」

琉「スカイの個人情報に関してはどうでも良いのじゃ。他にはどんな事が解ったのじゃ?」

私「これを解析したらなんと知識の魔玉〈ダンジョンコア〉という事しか解りませんでした。」

ク「名称だけが分かったのですか?」

私「どういった力を持つかは。解らなかった。」

フ「では、新規スキルはどういったものなのですか?」

私「『迷宮支配』『迷宮内視認』『迷宮移動』『対階層属性付与』『対生物属性付与』だよ。」

ス「私が持ってないスキルばっかり。」

私「『迷宮内視認』は、自在に迷宮内を見れる。『迷宮移動』は迷宮内部を自在に動ける。『対階層属性付与』は、階層に基本四属性だけでなく、闇に光に時空そして身体の魔法、付属魔法まで付与可能。『対生物属性付与』は、階層に付与できる属性から身体魔法を除き不死属性を追加した種類。」

ラ「魔法も設置できるのですか?」

私「基本的には、その階層の壁とかが火属性になる。それを応用して魔法が使えるらしい。」

へ「どのようにして魔法を設置するのですか?」

私「魔法陣ってこの世界にないの?」

へ「魔法陣ですか?」

私「何でもいいから、魔法を発動する手前まで持っていって。」

光「分かった。アクアパレッド」

私「しばらくそのまま耐えて。」

紙にアクアパレットの魔法陣を書く。この魔法は、かなり簡単だ。ここまで簡単だと私でなくても五分あれば書けてしまう。

私「魔石か何か持ってない?」

琉「これで大丈夫か?」

私「有難う。見てて。」

そう言って私は紙に魔石をくっつけると、アクアパレッドが発動した。

ク「まさか。どうして。」

私「魔法のイメージが描かれた魔法陣に足りないのは、魔力だけ。でもこれを見て、たったのアクアパレッド一発でここまで魔力濃度が下がってる。燃費はかなり悪いよ。」

ス「解決策はなにかあるのですか?」

私「ないわけではない。ただ難しいかもしれない。」

空「当たって砕けましょう。」

私「こう見えても完璧主義者だから。確証がない限り出来ない。」

光「魔法陣で必要ない部分を削ってみる?」

私「それやってみてよ。私の案は最後の最後までとっとこう。」

光「分かった。頑張る。」

フ「我が魔法軍団も研究に参加させましょう。」

私「いいの?」

フ「勿論でございます。」

私「じゃあよろしくお願いするよ。」

フ「お任せを。」

私「スカイ以外のみんなは一回国に戻って国民に今の状況を正しく伝えること。」

ラ「すべて伝えると混乱甚だしくなりますよ。」

私「人間が侵入していること、国家の形が変わること、国王が人間であること。この三つだけを伝えても混乱するだろうが伝えろ。」

ラ「承知いたしました。」

フ「伝えた後はどうしたら良いでしょう?」

私「待機していろ。十分から十五分以内に迷宮内にいれる。」

カ「承知致しました。それでは行って参ります。」

私「獣人王国以外に、ついて行ってやれ。」

ク「承知致しました。」

私「それじゃあ支度しておくから。」

“この日亜人たちは驚愕することとなる。新たなる王の誕生。王が人間であること。新国家亜人連合国の設立が進んでいること。そしてこの森深くまで人間が侵入し国へ入ることを許してしまったこと。これはもう過ぎたこととして片付けられたが、人間が国王になると知り国を出ていった亜人は約一割。かなり高い割合だ。しかし出ていった亜人全員玉座を狙っていた者達だと考えると安く済んだのかもしれない。そして突如国が見知らぬ開けた場所に転移した。亜人は一瞬驚いたが事前に伝えられていたのでそこまで動揺は広がらなかった。そして亜人たちは自分たちの未来を聞き希望を一人の人間に託した。”

こんな終わり方だけど国民への説明会はちゃんと次回やります。

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