第三十六話
クリスタは人によって話し方、態度が変わります。
王「待て。我々を敵に回してただで済むと思っているのか?」
私「人間如きにとめられる存在じゃないの。私は。」
ク「そんな事より私の立場ってどのあたりなの?」
私「第七王妃。」
ク「私より上は誰が居るの?」
私「アスモデウス、ベルゼビュート、グラシャラポラス、アンドロマリウス、ブネ、フェネクス、レヴィアタンの七人の内の誰かかな。」
ク「七番目でいいわ。」
王「その話は本当なのか?」
私「そうだけどなにか問題が?」
王「いや何でもない。もう殺してくれないか?」
私「エリアオブプレント;モウセンゴケ」
王「これは、まあ受け入れよう。」
私「元気でね。」
ク「ご機嫌よう。もう会うことは無いでしょうけど。」
とりあえず、適当に王に別れを告げ出ていく。
{王目線}
あの者は、一体何者なのだ。私が金と権力に物を言わせて行ってきたものを全てその知恵と力でなんとかしてみせた。挙句の果てに封印とは、なかなか考える。やつは何処から私が不死だという情報を手に入れたのだろう。もう終わったのか私の覇道は。ずいぶん短かった。人間どもと手を組み最後に裏切るという方法も最初から人間どもに裏切られていて意味をなさなかった。人間どもから聞いた根治不可能な病気にクリスタが成るように立てた計画はうまく行ったがあの者が治せると言った時点で破綻した。長女ではなく、クリスタを味方につけたほうが良かったのだろうな。後悔先に立たずとはまさにこのことだろう。長女はせめて殺されて楽になっていてほしい。
{桜花目線}
桜「失礼します。」
長女「誰。何でここまで来れたの。誰か来て。」
桜「いくら叫んでも無駄にエネルギーを消耗するだけだよ。」
長女「どうして誰も来ないの。」
桜「意識を失っているまたは死んでいるから。」
長女「嘘よ。どうやってあれだけの数を相手にしたの?」
桜「たかだか三百人程度で僕の相手が務まるわけ無いだろう。」
長女「私はどうなるの。」
桜「人間たちがたくさん居る所に明日連れて行かれるよ。」
長女「いやよ。こんな事私の父が知ったらただじゃ済まないわよ。」
桜「知らないよ。僕がやるわけじゃないから。それに君の父親はもういないよ。」
長女「嘘よ。あの父が負けるはず無い。」
桜「もう、帰るから。」
長女「私は何を間違えたの?」
桜「知らない。」
{光目線}
光「思いの外包囲網が硬いね。」
樹「そういえば、こいつらの種族は何なの。」
珠「サキュバスとインキュバス。」
空「精魔物が出来る前から存在していたが、精魔物がでてきたせいで同じ分類に入れられてしまった悪魔だよ。精気がなければ成長することが出来無いが、その本質は紛れもない戦闘種族。油断していたらこっちがやられてしまいますよ。」
レ「やられてしまうことは無いにしても、一人で囲まれたらかなり厄介ですね。」
デ「魔裟様は笑いながらなんとかしてくれそうですけどね。」
光「そもそもあの人は、身内に甘すぎる。」
珠「そうだね、今回も新しく増えた嫁のためだもんね。」
樹「あいつらしくていいじゃん。」
魔「無駄口をたたかずに手を動かす。」
{主人公目線}
屋敷に戻ると指示通りに光たちが働いていた。あの無茶苦茶なお願いを良く聞いてくれたよね。
ク「何故誰一人として死んだものが居ないのですか?」
私「私がそうするようにお願いしたから。」
ク「やはり全員只者では無いですね。ところでひとり居ないようですが?」
私「桜花には王女、貴方の元家族である元王の娘に会いに行ってるよ。真実を話してくれてるはず。」
ク「何故、あの者共は殺さないのですか?」
私「死ぬより辛い事をやらせるから。」
ク「それは私のためにですか?」
私「そうだよ。なにか問題あるかな?」
ク「わざわざ私のためにここまでして頂けるのは有難いのですが、あの者共はどうするのですか?」
私「明日来る人間どもに引き渡す。」
ク「その後はどうなるのですか?」
私「性奴隷だけで済んだら良いほうじゃない?」
ク「何か思う所があるわけでは有りませんが、少しだけ同情します。」
私「そう。ところで子供欲しい?」
ク「はい。魔裟様のでしたらぜひほしいです。」
私「協力してほしいことがあるんだけどかなり難しいよ。」
ク「何でもします。」
私「まず、私が嫁にする六人の悪魔と関わりがあることをあの子達には言わないで。次にあの人達が依代にしても大丈夫そうな物を探してほしいの。」
ク「一つ目は、なんとかなります。二つ目は、一つだけあります。」
私「本当に大好き。一つ目はお願い。二つ目は一緒になんとかしよう。」
ク「この迷宮を出たら研究三昧ですね。」
私「ところで何で精魔物とかは、本体が入っているの?」
ク「ルシファーによる強制転移です。」
私「原因は?」
ク「精魔物が無礼を働いたとか。完全に巻き込まれただけですね。」
私「ルシファーか。確証は無いけど実…。何でもない。ところで九十七階層も軍門に下ったということで良いんだよね。」
ク「はい。姉が居ますが、桜花様が向かわれたのなら何の問題もないでしょう。援護に向かわなくてよいのですか?」
私「大丈夫。もう終わるよ。」
ク「そこまで分かるのですか?」
私「まあね。」
ルシファー断じて油断できないな。多少調べてみたいが、やつが住んでいるのは異界だ。向かえば簡単に肉体が崩壊するだろう。
物語が進むにつれて作者はかけなくなってくる。誰かに代わりに書いてほしい。それでもこだわる所はとことんこだわりたいから誰にも書かせない。この気持わかる?




