第三十二話
私「それじゃあ、君は何が出来るの。この紙に書ける?」
吸「分かりました。」
私「よしじゃあお願いね。」
光「簡単に殺せたよ。」
私「それはどうしてだろうねぇ。」
光「精神操作じゃない。」
私「精神操作だけじゃ無理でしょ。だってあの亜人も悩まされているらしいし、精神操作ってエルフが得意としている魔法の一種。エルフで対処できていないということは、どっちかだよね。」
桜「エルフ以上の魔法の使い手が現れたか。」
光「そもそも精神操作等の魔法の類じゃない。」
私「そういう事。そしてエルフ以上に魔法が扱える種族が突然湧いてでてくるはずがない。もし本当に居たとしたら誰かの陰謀だろ。つまり魔法じゃない何かでしか考えられないけどこうなるともう一つしかないよね。レイも持ってる「吸収」とか「分解」とか。」
光「種族特性か。」
桜「でもどういった種族特性なのか?」
私「実態は良くわからなくとも、予想することは出来る。」
光「考えられるものとして「男性を魅了する」とかじゃない?」
桜「それより「男性を誘惑する」というのが良いんじゃない?」
私「もしその二つの内の一つだとしたら人間の国の兵士は、精神を鍛えてないということが分かっちゃうよ。それにあのリュウジンが精神を鍛えてないはずがない。」
桜「つまり、精神系攻撃では、ないということ?」
光「でも他になにかあるの?男性に殺されなくなる方法。」
私「あるよ。色仕掛けでもしたんでしょう。」
桜「どうやっても成功しないよそれ。」
光「流石にそれはないんじゃないかな?」
私「精神状態が安定してない時に幻影を見せられると簡単にはまっちゃうの。」
桜「それがどうしたの?」
光「そうか。安定した精神を崩すための色仕掛けか。」
私「そういう事。裸にでもなって子供作りたいですなんて言えば簡単じゃない?」
光「そんな単純に行くものなの?」
私「男なんてそんなものだよ。」
桜「なかなか不思議な心境だな。」
私「男の子だもんね。」
光「男の子という年齢では、ないでしょ。」
私「年齢はね。」
桜「きっとこれから背が伸びるもん。」
私「今の私は今の君が一番好きだけどね。」
桜「背伸びなくてもいいかもな。」
吸「これ、書き終わりました。」
私「うんじゃあ見せてね。」
吸「他の皆さんは、今何処にいるのですか?」
私「残党処理。」
吸「男性でも殺せるって本当ですか?」
私「本当だよ。」
吸「ところでお名前は?」
私「欲しいの?」
吸「はい。じゃなくて貴方様のお名前です。」
私「とりあえず今日から君の名前は空夜だ。」
空「有難うございます。これからは、空夜を名乗らせて頂きます。」
私「ところでなんであんな事してたの?」
空「血がなければ成長できず、体液すらなければ生きることは出来ません。そこでこの迷宮を見つけ彷徨っていると強制転移を発動されここの階層にいて相手が精魔物だと知り絶望して、生命維持のために体液を下さいと言ったらあんな感じになりました。」
私「その格好は?」
空「これは、僕の趣味です。」
私「そう。脱げと言ったら?」
空「命令であれば従います。」
私「ならそのままでいようね。」
光「全員戻ってきたよ。」
桜「怪我をした人はいないみたい。」
私「みんなに紹介します。新しく仲間になった吸血鬼の空夜くんです。」
珠「転入生の紹介みたいだね。」
樹「他になかったのか?」
私「あら、意外と不評。」
桜「ステータスは?」
私「結構すごいよ。」
HP;1458730
MP;125689
力;A
素早さ;S
時空魔法;S
暗影魔法;S
古代魔法;S
生活魔法;A
演算回路強化;A
全知全能;C
思考加速;A
眷属召喚;A
軍隊指揮;A
命力強化;A
幻影術;A
慈愛心;A
種族特性
夜の王;A
吸血;A
血操作;A
日光散歩;A
悪結界;A
耐性
自然無効
物理無効
精神耐性;A
回復
HP自動回復;S
MP自動回復;A
珠「こんなのが人の世にでたら災害レベルじゃあ済まないね。」
私「わからないよ。案外なんとかなるかもしれない。」
樹「また見たことのないスキルが増えたな。」
私「眷属召喚って何体召喚できるの?」
空「そこら辺の吸血鬼だとまあだいたい一日にEランクが五体程度。僕は、一日にAランクが三十五体Bランクが四十五体Cランクが五十体Dランクが七十体合計二百体の吸血鬼を毎日召喚出来ます。」
私「それだけ召喚できるのにAランクなの?」
空「はい。Sランクになるのは、極稀でほとんどがAランク止まりになるのが常識ですから。」
私「夜の王って何?」
空「僕一応吸血鬼最後の王に任命されているので。」
私「称号みたいな感じ?」
空「はい。持っていれば、かなり強化されます。今のステータスに追加されて。」
光「ここから更に強くなるのか。敵対したら厄介だろうな。」
空「敵対するつもりは、一切ございません。」
桜「それは分かってるよ。」
私「話変えるけど百階層には誰がいると思う?」
空「精魔物の魔王です。」
私「そうだとしたらおかしな点がでてくる。まあ現時点だは証拠が一切ないからなんとも言えないけど。まあ私も魔王だと思う。そして、魔王も本物だとしたらこの世界から魔王が減ってしまう。」
光「なにか問題があるの?」
私「直近には無いんだけど、この後もしかしたら起こるかもしれない。さて休憩も終わったし次行こうか。」
七人「はい。」




