第二十八話
耳長族→エルフ
鼻長族→テング
鬼人族→キジン
竜人族→リュウジン
獣人と鳥人は分かるよね。
六種族の中で最も油断ならないのが、竜人族だ。全員がそれぞれの武器を得意としていてまとまりがないように思えたが其実より一層強くなっただけ。連携をすると最も厄介で指揮官おらず、全員が臨機応変に対応している。八十四階層までを獣人族八十五階層を鳥人族八十六階層を鼻長族八十七階層を鬼人族八十八階層を耳長族八十九階層を竜人族が守っていた。ここまでは、六種族が別々になっていたため、本当の亜人連合軍と闘うのはこの九十階層からだろう。というかんじで纏めたけど、なんで獣人は最初にあんなに投入してきたんだろう?敵の指揮官が非常に優秀なんだろう。きっと何かの作戦に違いない。因みに今戦っているのは、鬼人族と鳥人族と竜人族だ。非常に厄介だが、範囲攻撃さえ打つことができればまだなんとかなる。範囲攻撃を放てない人がこの勢力相手にどうやって勝つんだろう。ちなみに私が今これだけ考え事が出来るのは並列演算を使っているから。複数のことが同時に出来るのは、かなり楽だ。それより、ルシファーは何故私達に亜人を殺させているのだろうか。実際に死ぬことはなくとも、かなりリアルだ。精神が鍛えられていないと厳しいだろうに。殺した相手を見ると人間は動揺してしまう。それがただ似ている人であっても再び殺そうとしてしまう。だから私は、あの子達に殺した相手を忘れるようにいっている。私は、忘れることが出来ないけどせめてあの子達には忘れていてほしい。こういう本心は、誰にも言えないけど。
私「これで全員?」
光「隠れているものは居ないようだけど、一人逃がした。」
桜「何やってんの。」
樹「逃がすとなにかまずいのか?」
珠「当たり前でしょう。」
私「まあまあ、落ち着いて。相手に私達の情報が伝わったところで、より勝ちにくくなる可能性が高いだけでしょう。それだけなら何の問題もない。」
桜「まあ実際そうだけど。取り逃がしたんだから謝罪ぐらいさせたら…」
私「別に誰一人として生かして返すなと言った記憶が私には無いよ。第一貴方が一番なんだから他人を下げる必要がないでしょうに。」
桜「その割には、光に色々やらせてるじゃん。」
私「適材適所って知ってる?何かをやらせるとき一番優れた人にやらせるんが一番なんだよ。」
珠「それだけじゃないでしょ。一番好きな人には、ゆっくり楽して楽しんで生きてほしいんでしょ。」
私「うるさいよ。いつから気づいてたの?」
珠「この間一緒に寝たとき。」
光「樹には何もさせてないよね?」
私「不器用だけど体力だけなら誰よりもあるから、書類を出しに行ってもらったりしていたけど、最近は何もやらせてないね。」
樹「だから俺いつも走って書類を出しに行ってたのか。」
私「後四階層気合い入れていきましょう。」
レ「今日中に行けると良いですね。」
デ「今十四時なので一階層あたり約一時間三十分で行けば問題ないかと。」
私「光に一個アドバイス。『どう失敗しても良いように川の水が流れるように基本主義を反復し、起こりうる全てのケースを予測して、完璧な準備をする。』これが大事だよ。いい言葉だよね。さて行きましょうか。」
光「有難う。」
私「いいえ。」
この子達は、突き落として他人の評価を下げようとしないが、起きてしまった失敗に対して百%その子が悪いと分かると評価を下げて極力上の立場に行こうとする部分が欠点。それ以外に欠点はほぼないのに。九十一階層は、鼻長族と耳長族だ。近接戦闘を得意とする鼻長族と遠距離戦闘に長けた耳長族のコンビは、すごい厄介だ。それに仲間討ちをしているところを見ると仲が悪いらしい。それでもここまで厄介であることを考えると仲がよかったらかなり厳しいかもしれない。こんな種族相手に人間はどうやって勝ったんだ?本には、ミカエル様の加護だの力だの書いてあったが実際に出てきたはずがない。あの人間どもが一枚でも絵を書き残そうとしなかったことが不思議だ。亜人は六種族、一昔前の国名は六種族統一帝国。一種族足りない。元から辺境の地に住んでいた鼻長族だけは、入っていなかった?そう考えるのが妥当か。しかし、何故鼻長族は国に参加しなかったんだ?人間がたどり着けなくとも耳長族や獣人族がたどり着けるはず。亜人は人間を信用していなかったのか?その割には、被害が多すぎる。人間が情報操作を行ったのか?しかしそれでも十年前の戦争の事なんて覚えていないと人間が口を揃えて言うのは、不自然だ。まず間違いなく、記憶操作を疑うだろう。それ以前にミカエルが記憶操作は、禁止しているらしいし人間に出来るはずがない。まてよ、この場合なら完全に可能だ。残された二つの選択肢のうちのどちらかを人間は、選択したのだろう。
そう思えばすぐに納得がいく。しかし、十年前私よりよほど優れた智者が居た可能性もあるがそれは低いはず。どれも希望と推測だからなんとも言えないけど。考え事をしている内に九十四階層にたどり着いてしまった。全種族とは、歓迎されているのだろう。陣形は、前衛に獣人族、鼻長族後衛に耳長族空中に鳥人族遊撃に鬼人族、竜人族。因みに獣人族は守りに徹するらしい。総勢約二万名。一番厄介な戦い方だ。後ろにいる指揮官から殺すということが出来ない陣形だ。とりあえず開戦の狼煙を上げよう。
私「ストーンレイン」
まえがきで書いた表記に次回から変わります。読みにくくなるかもしれませんが堪忍して下さい。




