元旦記念
終わらなかったので今話もアザゼルのお話。執筆がなかなか進まない中なんとか書き上げた一話です。
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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
話を伸ばすのが嫌いなので率直に言います(書きます)。
今年はひとつきに三話どこかのタイミングで投稿という方針になりそうです。先程も言いましたが執筆が進まない。それとどっかのタイミングで馬鹿みたいに投稿してしまったことが原因です。まあふたつきに一話投稿するかしないかの方もいるので大丈夫でしょう。来年からまた再び戻していくかと思います(きっと)。完結までは書きます。不測の事態が起きない限り。今回は変に長く書いたので祝日だけど一話投稿です。
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作者は去年大変だった。盲腸(急性虫垂炎)の疑惑が浮上したり、いきなり変なところに連れて行かれたり、知らないおばさんに料理を一緒に食べに行かないかと誘われたり、喧嘩売られたから買ってやって相手の関節を外してやったり…
今年はそんなことがないと願っています。
そろそろ本編にどうぞ。
団長「待たせたみたいだな。さて会議を始めよう。」
ア「本当に待ったよ。それで、議題は?」
団長「そう喧嘩腰になるなアザゼル。なぜそんな怒っている。」
ア「てめぇ俺に喧嘩売ってるのか?先に面倒事を押し付けたのはそっちだろう。」
団長「貴様以外にあの者たちを鍛えることが居るとは思えないが?貴様は最大勢力を誇っているのだから、少し仕事が増えてもそう簡単に崩れないだろう。」
ア「どこかの無脳のせいでこっちは仕事が大量に増えていましてね、新人教育なんざ言っている場合じゃないんだよこの脳足りん。」
団長「前日に伝えたほうが良さそうだったな。」
ア「五百年くらい前から伝えとけよ。」
団長「世界は貴様を中心に回っているわけではない。周りが貴様に合わせる必要などどこにもない。」
ア「団長殿。例えば私が女神教の信者たちに団長殿は悪魔とつながる裏切り者だと言ったらどうなると思っている?暴動で済めば良い。下手すれば国家転覆だ。団長殿を信じている者の何人が失望する?何人がそんな事をしていないと信じ込む?」
団長「明確な証拠がなければ断罪など出来ない。聖王様にその事を奏上すれば良い。」
ア「例えばどこかの馬鹿が捏造した証拠を配るかもしれない。捏造かどうか調べることの出来ない民はそれを信じ切るしかないだろうな。」
団長「しかし、誰かが調べれば…
ア「私がそれを許すと思っているのか?確実に妨害する。今まで団長殿は私にどれだけの徳を積んだ?0にも満たないマイナスの領域だ。私がパワハラを受けていたなどと言った場合どうしようもなくなるのではないか?それと立法行政司法、宗教などの国民の生活商業以外のほぼすべてに私の手が及んでいる。」
団長「忌々しい。」
ア「それはお互い様。使い道がなくなったらすぐに捨てちゃうよ。」
団長「ふん。まあいい。とりあえず貴様の所にあの五名をよこす。好きに扱え。」
ア「承知いたしました。」
団長「毎度毎度こうなのは少々疲れるな。」
ア「貴様が新人の心を鍛えさせたいなどというから。」
団長「貴様のくだらん茶番に付き合ってやったのだ感謝しろ。」
ア「これでもなお私を舐めるやつがいたらどうする?」
団長「そんな物が出ないと良いが、とりあえず連れてくる。」
ア「はいはーい。」
団長「連れてきたぞ。お前たちはあの者の下で働き方を覚えるといい。」
ク「この扉の外まで聞こえるほど大きな声で怒鳴るとは大人げないですわねおばさん。」
ア「私は貴様の叔母ではないぞ。」
ク「おや、聞いていたほど頭は良くないようですね。」
セ「違います。クラリッサ様が優秀すぎるのですわ。」
ア(殺す。絶対に殺す。あの御方と同じ名を持つのは私一人で十分だというのに。それにこんな低能があの御方と同じ名を持つのは許せない。せめて私と互角以上だといいのだけれど。)
ア「私の名は、アザゼル・不可説不可説転・ヴァジュラ・グレンダ・カルマ・オーディン・カエサル・ビゼー・アダマンタイト・ヒイロ・クレア・ブライトライト・涅槃寂静・クラリッサという。奇遇だが私もクラリッサだ。仕事を割り振る前にやる気がないのであれば帰ってくれて構わない。」
ビ(確か女神教に入ると禁止される名前があったな。アザゼルとライにグリムワルド、レメゲドンとパラドックスそして最後がクラリッサだったよな。最初五人は、しっかりと姿を見せたことがあるが、クラリッサだけはなかった。だから女神の名前なのではと言われていたがまさかアザゼルがその名を持っていたとは。いや、歴史的記録から消された大戦では女神が猛威をふるったという。アザゼルの強さならば納得がいく。つまり巫女をやっているアザゼルが女神なのか?だとしたら何故聖王はそれを黙認している?自身より明らかに勢力が大きくなったアザゼルを何故消さない?なにか利用価値がある?団長ですら勝てないというのは信じたくないな。)
ク「帰りませんわ。せっかくここまで来たのですからしっかりと仕事をこなしてから帰りますわ。」
ア「そうか。ならいい。とはいえ今日は仕事なんてしてもらわないけど。」
ウ「でしたら本日は何をするのでしょう?」
ア「どんな仕事が向いているのかのテストだ。それが終わったら個人面談。それでどの部門に入ってもらうか決める。」
ク「そんな物必要ありませんわ。因みに我が家は聖域全体の三百分の一を占めているのに対して貴方はたったの三分の一。どちらが偉いかは火を見るより明らかですわよね。」
ア「そうだな。」
ク「であればわざわざそんな事をしなくても良いでしょう。」
ア「それでも一応やるから時間になったら来てね。これ今日の予定表だからこれを見て動いて。」
ア「分かりました。」
ア「それじゃあおのおの好きに過ごしていいよ。」
セ「分かりました。」
これで一先ず30分時間が出来た。
ア「さてとりあえずこんな感じでいいかな。コレット。」
コ「承知しました。一先ず部屋の支度をしてきます。」
流石コレット。何も言わなくてもこちらの真意を汲み取って行動してくれる。
ア「じゃあ私はこれで。」
ブ「後のことはお任せください。」
ア「よろしく頼むよブラッド。」
相変わらずコウモリのようなやつだ。侯爵という地位に就いているの自身の派閥を作ることなく私の派閥を取り仕切り常に計画の立案実行進行度の報告や身の回りの世話など様々なことをしてくれているが一体何の得があってやっているのか分からないため一度調べたが五年調査し続けてボロは一度も出していない。つまりこちらの監視に気づいているか純粋に私に従っているかのどちらかだ。何の利益もなしにこのような行動に出るのは不思議だ。まあ私の勢力に対立できる勢力(今の団長側)を作り上げたときは驚いた。私は私でこの聖界をより良い方向に持っていくつもりだがそれだと私の独断と偏見ですべてが決まってしまう。それだと周りの意見や反対意見が鏖殺されてしまうのではないか、という民の声を聞き実行に移し無事成功させたらしい。さてあの馬鹿どものテストをせねばならんしそろそろ会場に向かうとするかな。
ブ「よろしければあのクラリッサとか言う娘を殺してきますが?」
ア「いや、やらなくて良い。あれを殺しては計画が狂う。それに絶対殺さないさ。私に対してあれだけの暴言を吐いたのだ。それなりの根性を見せてもらわねば。」
ブ「ではそのように。」
ア「ああ、それじゃあ頼んだぞ。」
後のことはブラッドが何とかしてくれると信じて会議室を出る。
〈テスト会場〉
テスト開始十分前には既にウァプラとアカラの二人が席についていた。
ア「なぁ、お前等はあの三人をどう思っているんだ?」
ウ「はっきり言って馬鹿だと思います。クラリッサは、まともな計算はできないくせして地位は高いから無駄に驕り高ぶってる典型的な無能だと思います。でも周りの二人は家の関係で従っているだけのようです。私達が彼女の目の敵にされないように引き付けてくれています。」
ア「でも逆らうと家柄的に押しつぶされますし…。」
ア「成る程。どうしようもなかったのか。その点だけ見るとあのスイとセラも同じなんだろうね。」
ウ「違います。あの二人は私達守ってくれた。戦ってくれてたんです。ただ逃げてた私達とは違います。」
ア「新しい被害者を出さないように必死だったんだろうね。」
ウ「被害者ってどういうことですか?」
ア「さっき言ってたでしょ家の関係で従ってるだけ言ってみれば被害者だよ。それにあの三人は本当の子どもじゃないんだよ。裏社会で売買されてたり拾われてきて薬でその外見で無理やり止められて恐らく強姦などの被害にもあっている。それなのにあそこまでしっかりして周りを見る余裕があるのはすごいと思う。」
ア「あの人たちのほうがずっと辛い思いしてきたんですね。」
ア「因みに本当の娘は地下の牢に幽閉され食事もまともにさせてもらえなかったんだ。」
ウ「ひどいことをしますね。」
ア「それと二人に提案なんだけど君たち二人の父親は麻薬栽培や麻薬売買、強姦の隠蔽、裏取引、奴隷売買など様々なことを領地で行ってきた。そこでその事を君たち二人が告発、解決をして爵位を受け継ぎ私の傘下に入る。という流れで動いてもらいたいんだけどお願いできるかな?もちろん最初のうちはアルファ隊を数名貸し出す。戦闘は出来ないが内政や書類仕事はかなり的確で上手い。」
ウ「様々な支援も望めるということでしょうか?」
ア「ああ、必要なものがあれば用意させるよ。」
ウ「父親の処理ってどうしたら良いのでしょう?」
ア「死罪だ。」
ア「反乱などが起こったらどうしたら良いですか?」
ア「爵位を受け継ぐ前であれば私の名を使って支援するし領主となった後であれば私と何らかの条約を締結すれば良い。」
ウ「アザゼル様に頼っていくしか方法はないんですか。」
ア「頼ることすべてが悪いわけじゃないぞ。頼り続け依存し自立できなくなるのが一番問題なんだ。さて、この話はそろそろやめてテストの支度をしよう。といっても支度することなんてないんだけどね。」
ス「失礼します。申し訳ございません。クラリッサが、テストなど、受けないと、言い出して、今セラが、必死に、説得を、試みています。」
ア「分かったから、とりあえず息を整えよう。」
ス「はい。」
ア「それで、お前はなんでここまで来て報告をしたのだ?」
ス「今テストを受けるのは難しいのでまた別の時間でもよろしいですか?」
ア「まあいいよ。それぞれの時間が空いてるタイミングでここに来て。そしたらテストが受けられるようにしてあげるから。但し今日中だよ。」
ス「でしたら私は今テストを受けていきます。」
ア「分かった。解き終わったらクラリッサのところに言っていいよ。」
ス「有難うございます。」
ア「はい。これ問題用紙。」
Q1.戦闘任務を行う際、敵地で真っ先に行うことは何か?
ア.敵と遭遇しないように前もって入手していた情報を下に探索をする。
イ.上司に潜入したことを報告する。
ウ.その場から得られる情報を集める。
エ.罠や人影がないか確かめる。
Q2.仕事場で仕事中に敵が襲撃してきた。何を行う?
ア.客の安全を優先する。
イ.機密事項を守る。
ウ.自身の安全を守る。
エ.襲撃者と正面を切って戦う。
Q3.内政において最も大切なのは?
ア.民の声を聞くこと。
イ.民の幸福度をあげること。
ウ.増税。
エ.立法改法。
Q4.領土の防衛を行うことになった。どのような戦術を立てる?
ア.騎兵を突撃させる。
イ.兵士を防御に徹させ敵を疲弊させる。疲れた敵に騎士を突撃させる。
ウ.弓や魔法などの遠距離攻撃をする。
エ.壁や塹壕を掘り、罠を張り巡らせ高火力技で鏖殺する。
Q5.敵軍の数が自軍を大きく下回っているときに取る陣形は?
ア.鶴翼の陣
イ.方円の陣
ウ.魚鱗の陣
エ.長蛇の陣
Q6.戦において大切な3つの事は?
ア.食料、休養、運動
イ.訓練、戦術、陣形
ウ.情報、戦術、食料
エ.食料、陣形、訓練
Q7.民のQOLを上げるために何をする?
ア.自然環境の保護。
イ.増税。
ウ.減税。
エ.最低賃金をあげる。
Q8.2種族間にある差別をどのようにしてなくす?
ア.同格の相手貴族と同盟を結ぶ。
イ.文化を保護するという名目で新たな法律ないし自領の条例を制定
ウ.同格であることを見せつける為に政略結婚。
エ.デモを起こす。
Q9.裏社会での奴隷売買などの裏取引を止めるにはどうするか?
ア.証拠を掴み聖王に告発。
イ.潜入し、全員を暗殺。
ウ.実際に一人一人購入し開放する。
エ.裏社会と呼ばれる存在の抹消。完全討伐。
Q10.古くからの習慣や文化が薄れつつある。どう保護する?
ア.法律を作る。
イ.給付金などを出す。
ウ.自身のもとで保護し工芸品などの生産に勤しんでもらう。
エ.工芸品などを作る人達を仲介し議会を結成。
Q11.富裕層と一般的な家庭の金銭の差が大きすぎる。どうしますか?
ア.貧困層に出す支援金の額を増やす。
イ.貧困層に支援物資を新しく出す。
ウ.支援金ではなく現物支給に変える。
エ.今行っていることを継続する。
Q12.地方の過疎化都市への一極集中を防ぐためにはどうしたら良いか。
ア.昔からある技術など工芸品を用いて客引きをする。
イ.伝統工芸が廃れないように若者に興味を向かせるためイベントを開催。
ウ.自身で工芸品を買い込み近隣住民に配る。
エ.法律で保護しつつ工芸品を買った者達にお金を渡す。
Q13.工場などの作り過ぎで環境が損なわれている。戻すにはどうしたら良いか。
ア.主要な工場は保護し不要な工場を取り潰し、大庭園を作る。
イ.工場地帯と自然を完全に分離させ、民が行きやすい所に自然公園を設立。
ウ.工場製品は完全に他領の職人に任せ、自領の工場は少し残して自然が多い公園にする。
エ.官営のもの以外の製造を停止させ取り潰し森林を作る。
Q14.情報出版社が情報統制をし流したくない情報を流していない。
ア.法律を改正し主に民が知りたいことのみを流すことにする。
イ.法律によって出版の自由を認めているためどうすることも出来ないと言う
ウ.自分で出版社を作りちゃんとしたこと全てを発表する。
エ.出版社側が不利にならないように話し合いながら法律を改正する。
Q15.一部不死の存在のもとで生まれた子どもの就職率低下防止の為に行うこと。
ア.親の資金に頼り続けていると将来どれだけ困るか聞いて聞かせる。
イ.親の地位を剥奪し資金面の援助も当面の間行わない。
ウ.人手不足になっているところがあるようであれば手伝う。
エ.どこでどういう状況になっているかを把握し就職率向上につながるような方法を考える。
Q16.農家の方の畑から勝手に作物を持って行く者がいる。どう対処するか。
ア.怪しい露天商でなくなった作物の行方を探しおっていく。
イ.畑に入れないように罠を張っておく。
ウ.農家に損失分と同じ金額を送金する。
エ.畑を柵で囲み監視をつける。
Q17.医療保険技術を信用させるには?
ア.どれだけ精密で精巧な技術なのか説明をするセミナーを開く。
イ.法によって医療を受けられるのは国営の病院しかないことを伝える。
ウ.大衆の前で実演をしてみる。
エ.信用が上がるまで国営以外の病院を潰し続ける。
Q18.貧困街と呼ばれるところでの強姦をどうやって止めるか。
ア.貧困街にも兵士を巡回させる。
イ.貧困街に福祉を受けるための方法を書いた紙を張り出す。
ウ.貧困街で犠牲になった人に治療を受けさせてあげる。
エ.ことの状況を見計らって押せるタイミングで押す。
テスト(アンケート)結果。「解いていない人は戻って解いてから進むことを推奨します」
結果(Q5は含まない)
アが最も多かった人:保守的。理論で相手を詰めるタイプ。
イが最も多かった人:守るべきことはしっかりと守る。たまに読み違える事がある。
ウが最も多かった人:自己犠牲精神強め。自身の身を削る。頼まれたことは断れない。
エが最も多かった人:慎重派。たまに一気に爆発し、突拍子もない行動を取る。
Q 7でイを選んだ人:自己中。
ス「終わりました。」
ア「分かったすぐに行ってこい。」
ス「はい。」
{スイ目線}
アザゼル様のご厚意で私達はテストを受けさせてもらえるようになったけど、どのタイミングでセラに伝えテストを受けてもらえばいいかしら?クラリッサのやつ早く死ねば良いのに。とりあえず今クラリッサが何処にいるのか分からないから一先ず分かれた所に向かいましょう。十分くらい歩いた。やはりここら辺には居ないみたい。何処から探しましょうか。
〈十五分後〉
中庭の薔薇園の中で怒るクラリッサを宥めすかしている友が居た。
ク「遅いですわ。」
セ「仕方ありません。分かれた所からだいぶ移動してしまったのですから見つけて貰えるまでは移動しない方が宜しいのでは。」
ク「仕方ありませんわね。」
ス「申し訳ありません。中で迷ってしまいました。」
ク「心配しましたわ。移動してしまったわたくしにも落ち度はございますわね。」
ス「いえいえ、私の体調管理がしっかりと出来ていればこんな事にはならなかったはずです。」
ク「取り敢えず休憩しましょう。」
セ「はい。」
{アザゼル目線}
ア「さて二人とももう終わったかな?因みに言っておくがこのテストに正解はないからな。」
ウ「はい。」
ア「取り敢えずもらうね。結果は今度、というか今日の夜返すよ。取り敢えず十七時になったらこの部屋に来て。それまで自由時間かな。」
ア「はい。」
ア「それじゃあ解散。」
{スイ目線}
ス「セラ、アザゼル様がテストを今日中なら受けさせてくれるそうです。受けてきたらどうですか?」
セ「しかし、それだと貴方一人にクラリッサを押し付けてしまいますわよ。」
ス「さっき私がやったんだから遠慮せずに言ってきなさい。クラリッサに聞かれたら適当に誤魔化します。適当なものを買ってきてくれると言い訳も楽ですね。」
セ「分かりました。パルフェか何かを買ってきます。」
ス「無理言ってごめんね。」
セ「構いません。」
{アザゼル目線}
ア「そろそろかな?」
コ「どうでしょう?こない可能性もありますよ。」
ア「いや来るさ。絶対に。」
セ「失礼します。」
ア「ほら来た。テストを受けに来たのかな?」
セ「はい。よろしくお願いします。」
ア「はい、じゃあこれ解いて。」
〈十分後〉
セ「解き終わりました。」
ア「一つ頼みがある。クラリッサが父親に言おうとしたら会食の場で糾弾するように説得してくれるか?」
セ「はい。分かりました。」
ア「じゃあもう行っていいよ。」
セ「はい。」
ア「それじゃあコレット私達はテストの採点でもするか。」
ウァプラ:Q1アQ2アQ3イQ4ウQ5アQ6Q7アQ8エQ9アQ10アQ11ウQ12エQ13アQ14イQ15ウQ16アQ17アQ18ア
アカラ:Q1イQ2ウQ3エQ4Q5アQ6エQ7アQ8アQ9エQ10エQ11アQ12アQ13エQ14エQ15イQ16ウQ17エQ18エ
スイ:Q1ウQ2イQ3エQ4エQ5アQ6Q7アQ8イQ9イQ10エQ11ウQ12イQ13イQ14ウQ15エQ16イQ17イQ18イ
セラ:Q1エQ2ウQ3ウQ4イQ5アQ6ウQ7アQ8ウQ9ウQ10イQ11エQ12アQ13ウQ14ウQ15ウQ16ウQ17ウQ18ウ
ア「これを見ると全員が自然好きだということがわかるな。」
コ「きれいに別れましたね。」
ア「林業にでも携わってもらう?」
コ「まぁ、良いかもしれませんね。」
ア「そんな顔しないの。」
コ「でしたら、真面目に考えてください。」
ア「私はいつだって真面目だよ。」
コ「どうでしょう?」
ア「そんなに信用ないかな?」
コ「そんな事はありませんよ。良くも悪くも信用しているのです。」
ア「そう。ありがとう。」
コ「それでどうするのですか?」
ア「明日本人たちと話し合って決める。少なくともアカラとウァプラの二人は、家の仕事があるから長く入れないだろう。そのたびに部隊の編成がコロコロと変わっていては他の者達がやりにくいだろう。」
コ「アザゼル様が頼めばコロッと行きそうですが?」
ア「あまり迷惑はかけたくないんだよ。」
コ「あの者達はもともと奴隷で開放してくれたアザゼル様には深く感謝しております。それと奴隷っだった頃と同じように働いてもアザゼル様の下なら悔いは残らない、と言っておりました。」
ア「それじゃ逆戻りだろ。」
コ「まあ多少の無茶なら喜んで聞いてくれますよ。」
ア「実際そうだから怖いんだけど。」
コ「それぐらいの忠誠心があった方がやりやすくないですか?」
ア「どうだろうね?」
ア「それと、あの三人は一応まとめておくつもりだ。いつでも捨てられるようにね。そういう意味ではあの四人は極力同じ場所に居てもらわないと。」
〈十七時〉
ア「それでみんな揃ったかな?」
ア「ちゃんと五人いるじゃない。もしくは目が無いの?」
ア「そう思っているのならお前の目が節穴だ。それと口調変わったね。」
ア「あっ、変わってないですわ。今に思い知らせてやるですわ。」
ア「やって見せたまえ。」
ア「覚悟すると良いですわ。」
ア「さてそろそろ行くか。」
〈アザゼルの家〉
ア「着いたよ。家の中に両親がいるだろうから会いに行ってきな。そしたら会食だ。」
ア「お父様に言いつけてやりますわ。」
ア「へぇー出来るんだ。」
ア「何を言っているの?」
ア「お前今父親生きてんの?」
ア「生きてますわ。」
ア「本当は居ないくせに。」
ア「うるさいですわ。」
ア「まぁ取り敢えず行きな。」
{クラリッサ目線}
本当にムカつきますわ。私より力がないはずなのに。早いうちにお父様に伝えてしまわなくては。あの者が真実に気づいていることも。
ス「会食の場で糾弾してはどうでしょう?」
ク「どういうことですの?」
セ「言い逃れも許さずに会食の場で破滅に追いやるのです。」
〈会食場〉
ル「本日の給仕を致しますのは、わたくしルーティーと右からコレット、セイト、アスラン、カルナ、ルシア、ハリー、フラン、マリン、モカの十名でございます。」
ア「会食を始める前に貴方がたにまず渡したいものがございます。まずはアルマゲストお前だ。セイト。」
セ「はい。こちらになります。」
セイトが悪事の証拠の入った封筒を渡した時一瞬アルマゲストの顔が歪んだ。
ア「何だこれは。」
ア「貴方がこれまで行ってきた強姦や賄賂に裏金、人攫い、殺人教唆、麻薬売買などの証拠です。既に天翼議会へ提出しております。他のインクルードにカベッサの二人にも渡してあげて。」
カルナとハリーがそれぞれ封筒を渡す。
カ「うっ…」
ア「おやカベッサ殿体調不良か何かですか?体は資本大切になさってください?」
イ「貴様をこれから人攫いで訴えてやるからな。アザゼル。」
ア「証拠は?」
イ「貴様の所にいるセイト、カルナ、ハリーの三人は私達の娘だ。」
ア「いやいや、君たちの娘はそこにいるでしょう。」
イ「違うあいつらただのペットだ。」
ア「で、本当の娘は彼女たちだと認めるのですか?」
イ「ああ認めるともだから貴様を人攫いで訴えてやるからな。」
ア「彼女たちはどのような場所で過ごさせていたのですか?」
イ「地下の牢に幽閉して…
ア「今のは自供と捉えても宜しいですね。念のために言いますがこの場には言霊が複数匹います。録音しているのでご了承を。」
カ「ワシは認めんぞ。」
ア「ご自由に。ここからの判断は全て天翼議会で決まる。好きに否定しなさいな。だが、動かぬ証拠がある以上とやかく言えないのでは?あぁ、それと君たち三人の家は私が取り潰す。」
ア「そのような横暴が許されると思っているのか?」
ア「横暴?」
ア「どうせ権力を使って証拠を捏造したのだろう。」
ア「いや、本当はね今日告発するつもりはなかったんだよ。前情報として流して注意喚起に留める予定だったの。でもそこの君の娘が私の百倍の権力を君が持ってるなんて言い出すからこの程度じゃあびくともしないだろうなと思って告発しちゃった。」
ア「なっ。」
ク「そうですわお父様。そんなやつさっさとクビにしてください。失礼なやつでした。」
ア「馬鹿を言うな。アザゼルは俺の百倍の権力を持っているのだ。立場が逆だ。」
ク「いいえお父様。アザゼルの勢力は聖界全体の三分の一対してこちらは三百分の一。百倍もの開きがあります。」
ア「そこまでの馬鹿だとは思わなかったぞ。三分の一を少数にすると大体0,34それに対して三百分の一は大体0,0034。どちらが上か理解しろ。」
ク「なっでは本当に。」
ア「お前はもう絶縁だ。」
ク「なっ何故ですか?」
ア「そこまでの馬鹿だとは分からなかった。ここまで育てやったのだ感謝しろ。」
ク「そんな事したらこれまで貴方が行ってきた悪事を全てばらまきますよ。」
ア「まあ、落ち着いて。処分は確実だから諦めなさい。」
カ「良く考えたら簡単なことではないか。この場を跡形も残らぬように消し飛ばしてしまえば良い。」
ア「ほう、それが可能だと?」
カ「なに、そう難しい事ではない。」
ア「成る程、自己暴走か。」
カ「その通り。死ね…」
ル「この場で暴れられては困るので捕縛させて頂きます。」
カ「小娘ごときに負けるワシではない。」
ル「そうですか。」
ルーティーが手をふるった。遅れて届くカベッサの汚い声。
カ「ぐわぁ。」
ル「指一つでも動かせば生命活動を停止させますよ。」
ルーティーの両手には五本のナイフカベッサに投げたのも合わせて合計で七本出している。ナイフの名前は
『暗黒喰』と『命魂喰』だ。量産型の伝説級武器だ。考案者は同じ七刃のアスランだ。七刃って多彩だよね。まあ作ったのは私だけどね。
ア「さて、御三方は帰られて大丈夫ですよ。」
カ「そうさせてもらう。」
ア「行くぞ。」
ク「はい。」
三人が部屋を出ていく。
ア「さて邪魔者が消えたことだし本日のメインディッシュに取り掛かりますかね。」
ヒ「我々は何を。」
ア「その前に渡したいものがある。」
ア「何ですかな?」
ア「麻薬栽培と麻薬売買の証拠だ。指示に従ってくれれば告発はしない。」
ヒ「それで、その指示とは?」
ア「おや、認めるのですか?」
ヒ「認めないわけにはいくまい。認めなければどうなるか分かったものではないからな。」
ア「よく分かってるじゃん。」
ア「それで我々はどのようなことをすれば。」
ア「最悪民に殺されることになるけど大丈夫そう?」
ヒ「それで我が家が続くなら。」
ア「お前は?」
ア「どうせ最後は朽ち果てるのです。死に方くらいは選ばせてもらいますよ。それに乗ります。」
ア「じゃあ簡単に説明すると革命を起こします。」
ヒ「本当に簡単ですね。」
ア「まぁ詳しく説明すると、貴方がたの娘に貴方がたの領地で革命を起こしてもらいます。その際しっかりと証拠も渡し、言い逃れできないような状況にセッティングします。貴方がたは糾弾されたら娘に爵位を引き渡し屋敷をでてください。その後民の前を堂々と歩き何をされてもやり返さずに自領の奥にある山まで来てください。そしたら我々が保護します。表立って我々が保護すると少々問題になりますから。手伝うのはビガンとクランだ。私もバックアップを手伝うよ。」
ヒ「死ぬかもしれないというのは、民に襲われた際にということですね。」
ア「その通りだよ。理解したかな?それじゃあ解散。ああ決行は三日後だよ。」
ア「承知しました。」
ア「それじゃあマリンビガンとクランそれとブラッドに作戦の概要を伝えに行って。」
マ「承知。」
ア「こういうのは久しぶりだよ。さてクラリッサ様にご報告差し上げなければ。」
聖界の神之塔内部に直接転移する。弾かれた。
シュ「侵入者じゃなかったアザゼルだった。」
ア「久しぶりだね。シュベルト。シュヴィも元気かい?」
シュ「みんな元気なの。それより怒ってないの?」
ア「ここの防衛を任せたのは私だ。文句を言うのは筋違いではないかい?それより早く中に入りたいんだ。通してくれる。」
シュ「やっぱり怒ってるの?」
ア「うそうそ怒ってないよ。今度遊んであげるから泣かないで。」
シュ「全力でやっていいいの?」
ア「良いよ。私は死なないからね。」
シュ「何故?」
ア「かつての大戦で敗北した私は死ぬことを封印されたんだ。」
シュ「何故強化につながるようなことを敵はしたの?」
ア「死ねないのはこの世で最も辛いことなんじゃないかな?さすがの私も神の奇跡には抗えなかったね。」
シュ「神の奇跡?」
ア「そうさ。神に匹敵するのは何人もいる。団長殿やブラット、グリムワルドやライたち。その中で最も力が強いのは私だ。しかし、本物の神は、洒落にならない程の力を生み出しても衰えることはない。それに対して我々は、自身の力を超えるものは生み出せないし、力だけを与えても技術が追いつかないことなど明らかに劣っている。神はこれみよがしというように複数人で強大な力を持つものを生み出した。それがクラリッサ様だ。しかし、精神などが追いついていなかった。更に力の大半を吸収された神たちは消滅し大きく数を減らした。しかし次の瞬間姿が消滅したものが同じ神に匹敵する何かが生まれた。それも消えた百数倍。すべての神を倒しクラリッサ様に挑んだが圧倒的な技術と力の差で数秒と持たずに敗北してしまった。そしてその際クラリッサ様が使ったのが悪魔にしか使えないはずの悪魔契約だった。しかし契約内容が漠然としたものだったから私が書き換えた。そして私が大切に育て上げたのさ。その後は大変だったよ。神について調べ尽くし熱心な信教者であったグリムワルドをこちらの陣営に引き入れたり昔なじみのライやレメゲドン、パラドックスを仲間に引き入れたり詳しい話はまた今度。私はまだ仕事があるんだ。」
シュ「分かったの。」
ア「それじゃあ。」
転移する。弾かれなかった。
ア「クラリッサ様失礼します。」
ク「終わったの?」
ア「ええ、今のところ全て計画通りです。」
ク「そう。君のことだから失敗しないと思ってたよ。」
ア「有難うございます。」
ク「一緒に寝たいな?」
ア「いきなりですね。そしてその顔だと誘っていると勘違いするかもしれませんよ。」
ク「君なら私のハジメテをすべて上げてもいいよ。」
ア「そういうのは本当に好きになった人に言ってください。」
ク「君のことが本当に好きになったんだよ。」
ア「まあ、一緒に寝るくらい構いませんよ。昔良くしてましたからね。」
ク「有り難うポチ。」
ア「いえいえ、お気になさらず。」
ク「お休み。」
ア「お休みなさい。娘娘。」
幻想世界の王はディセプション。仮想世界の王はファルセンス
・アザゼル・ライ・レメゲドン・グリムワルド・パラドックスこの五名が女神クラリッサの最高幹部。
・ウァプラ・アカラ・クラリッサ・セラ・スイ
因みに、作者は「まぁ」と「まあ」で使い分けてます。
呆れ と 納得 です。
作者、感動とかそういう方向に物語を持っていかないようにしています。だからこそ極力主人公を冷酷で割り切った性格になるようにしています。自分自身の箱庭に入れたものは守ろうとする。だから優しく見えるかもしれないが、実際は他者のことは積極的に見下しその辺の石と同じくらいにしか思ってません。そこをうまく表現していきたい。
因みに桜花は多重人格者。光も樹も珠洲もみんな社会的立場が下になりうるものを持っています。




