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勝手に異世界転移させられて許せるわけがないでしょう  作者: 黄菊華
第五章魔王との交渉
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第八十二話

さて、時の肉体を作るか。この後会議あるけど大丈夫だろう。悪魔の時のように材料がはっきりしているわけでもないがただの人形で良さそうなので適当なマネキンを金属で作ることに使用。関節部分も球体ではなくしっかりと作ってあげよう。威厳があるような感じに作ってあげたいけど外装は彼が勝手に作るからなにかやっても労力の無駄になってしまう。材料は私が物質創造で作り上げた鉱石を使おう。そこに刻印とやらを掘れば完璧だ。まずは鉱石を溶かして人形になるように形を整える。そしたら次は空間転移の刻印を彫って上げる。完成。

私『時、肉体が出来たよ。』

時『そうか。すまんな。』

私『とりあえず入ってみてよ。』

時『うむ。』

私「うまく馴染んだかな?」

時「ああ。どうやら戻って来れたらしい。物質世界に。」

私「ずっと精神世界にいたの?」

時「いや、お主の目の中だ。」

私「そうじゃないんだよ。」

因みに時の見た目だが、ただ珍しい髪の色をしただけの人だ。特殊な血縁だとかなんとか言えば人間の国で暮らせるだろう。髪色は黒に多少緑色が混じっている。身長はそれなりに高い。160cm位だろう。

私「さて、そろそろ行くかな。」

時「会議か?」

私「ああ、はっきり言って今後の方針を定めないと自分がなにかしようという気持ちにはなれないんだよ。とはいえどちらにしろやる気は皆無だけどね。問題は片付けていかないと後々より大きな災厄となりかねない。」

時「それがお前の考えか?」

私「そうなるね。」

時「一つ良いか?」

私「何?」

時「我の肉体にどのような魔法を込めた?」

私「空間転移の刻印を彫ったけど?」

時「それが原因か知らんが前より確実に動きやすくなっておるのだ。」

私「良かったんじゃない?」

時「急激に力が増すと自滅する可能性があるのだぞ。」

私「君ならそんな心配は皆無でしょう。」

時「信頼として受け取っておこう。」

私「そろそろ会議いかないとまずいんだよな。」

なんか今日はやる気が出ないんだよな。錬金術でもやろうかな?そういえばダンジョン内部の全てを把握している訳だけどプライベートもクソもなくなっちゃうな。ルシファーの計画の内容も依然として掴めてないし。要領を得ない。今考えても結論は出ないな。相手の情報さえ手に入っていればなやむひつようもないんだが。さて、どうしたものか。ケルベロスに執事オルタにメイドをやってもらうことにしたいがケルベロスが納得するかどうかわからない。

氷『もう会議始まってるわよ。』

私『ああ、ごめん。今すぐ行くよ。』

氷『みんな貴方のことを待ってるのよ。』

私『勝手に始めてていいのに。』

氷『最終決定件は貴方にあるのだから貴方がいない場でなにか決めることなんて出来ないの。いちいち貴方に報告しに行って会議してじゃ労力の無駄にもほどがあるのよ。』

私『ごめんって。分かったから。』

お叱りを受けてしまった。これで行かないという手段は取れなくなった。

私「さっさと転移して仕事を片付けようかな。」

時を連れて会議室に転移する。

私「待たせたみたいだね。それじゃあ会議を始めよう。今日の議題は対ルシファー、天使、人間だよ。ルシファーははっきり言って対策のしようがない。天使も情報が一切ない今じゃ出たとこ勝負になるから考えるだけ無駄。よってこの二つは保留とします。で、人間についてだけどある程度の戦力は把握しているけど一応知ってる範囲で良いから教えてよくれる?高屋敷。」

高「良いよ。はっきり言って規格外。敵に回したくないよ。」

私「君からそんな言葉が聞けるなんて思わなかった。」

高「まず、Aランク相当の騎士が千五百名。Bランク相当の騎士が三万名。王が好きな者、身分や権力、財力によって優遇された弱小騎士団が五千名。Sランク相当の神人が一万名。これが国の保有する戦力。これ以外にも傭兵団や貴族の傘下にある騎士団があるの。全体で見たら十万は下らないわよ。」

私「外敵も少なく騎士団が一つ壊滅状態の現状でその数は多いと見るか少ないと見るか。第一練度が高い。多分私達が召喚されたタイミングで弱小騎士団だったんだろう。」

高「因みに武装だけど、一ノ瀬って知ってる?」

私「知らない。」

高「あ、そう。で、その一ノ瀬が銃を開発したのよ。量産して弱小騎士団から全ての騎士団全員に配布するらしい。」

私「つまり量産が可能な現状か。馬鹿だな。この中世の剣と魔法の世界で対人最強の武器を持ち出しても知識があるものが敵にいたら意味がなくなるだろうに。それに銃が最強なのは人に対してだけ。点の攻撃なんて魔獣達からしたら苦でもないだろう。」

高「そこら辺まで知恵が回らないのでしょう。それよりも問題なのが、実験は成功したらしいけどちゃんとした原理に基づいて作っているのかってところじゃない?」

私「火薬の燃焼ガスによって発生する圧力で弾頭を銃身から押し出すことで発射しているけど形と見た目だけを魔法で真似ただけだとこちらが想像している以上の効果をもたらすかもしれないってこと?」

高「そう。こちらの想像を遥かに上回る結果が出てしまっては戦略を一気に見直す必要が出てしまう。戦争中であれば確実に後手に回るわよ。」

私「だろうね。でも問題は一切ない。科学は向こうの専売特許じゃないんだよ。それにこちらは迷宮がある。そう簡単に遅れは取らない。」

高「対策だけでも考えなさい。」

私「それは簡単だよ。穴を掘ってしまえば完璧だ。」

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