空駆ける炎たち
それを祈りと呼ぶなんて知らなかった
誰かなんて曖昧なものに縋るしか
助かる方法はないと思った
空を走る獣の炎を知らないから
群れが遥か彼方から押し寄せて
今までの狩りの全てを覆される
乱獲の限りを尽くした民への定めを
見て見ぬふりしていただけだと
炎の熱に錯覚を覚えていた
逃げ惑うことすら許されず
地に届くのは果たしていつなのか
視界の端に消えていく炎を
寝ても覚めても忘れられず
ただひたすらに祈った
命を地に埋めるまで祈るだけだった
それを祈りと呼ぶなんて知らなかった
誰かなんて曖昧なものに縋るしか
助かる方法はないと思った
空を走る獣の炎を知らないから
群れが遥か彼方から押し寄せて
今までの狩りの全てを覆される
乱獲の限りを尽くした民への定めを
見て見ぬふりしていただけだと
炎の熱に錯覚を覚えていた
逃げ惑うことすら許されず
地に届くのは果たしていつなのか
視界の端に消えていく炎を
寝ても覚めても忘れられず
ただひたすらに祈った
命を地に埋めるまで祈るだけだった
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