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冴えない男子の異世界生活。  作者: ルベライト
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序章1

ボクの名前は黒木琢くろきたく

私立聖せんとイーストテンプル学院に通う高校1年生。

ボクは容姿に自信がない…強くコンプレックスを抱いている…


背が低くて太ってて、眼鏡を掛けているもんだから《オタク》の方々と同じ部類だと思われていそうだ。

眼鏡を掛けているからって頭が良い訳ではなく、見た目が《オタク》っぽいからって《オタク》でもない。

成績は中の下だし、趣味も特技もなし…


家庭もごくごく普通で、パパはサラリーマンをしている。ママは少しでもボクの学費の足しになるように、近所のスーパーでパートタイマーをしている。

ボクは両親が大好きだ。

それは面と向かって言ったことはないけど…


小中学校では目立つことなく過ごしてきた…

《ヤツら》から目を付けられないよう毎日全力だ。

《ヤツら》に目を付けられた子たちは悲惨な毎日を送っていた。

ボクは臆病なので見て見ぬ振りをしていた…巻き添え喰わないよう必死だった!

その子はボクに何度も目で訴えていたけど、ボクは気付いていないフリをした…


それなのに…それなのに…


それなのに!


学院に入学してすぐにボクは《ヤツら》に目を付けられてしまった!

目立つ容姿の所為せいなのか!?

ボクは大好きな両親を恨んだ!

両親に似ず、突然変異したのか遺伝子!?

ロックオンされてはもう逃げれない!

誰も助けてくれない!

みんな見て見ぬ振りだ!


『《ヤツら》に目を付けられたら最後…』


《ヤツら》とはスクールカースト上位グループのことである!

「黒豚ぁー!」

そう叫びながら東堂一也とうどうかずやはボクの背中を蹴った。黒豚とは黒木琢、ボクである。


東堂は学院長の孫であり、東堂財閥の御曹司。

容姿端麗ようしたんれい頭脳明晰ずのうめいせきなので女子からは人気があり、生徒会長を務めているのもあって教師からの信頼が半端ない優等生である。


その東堂にボクは背後から蹴られ、鍵がかかった生徒会室の床に倒れた。


「い、痛い…ゆ、許してよ…」


東堂を床から見上げながら言ったボクは、悪いことは何もしていない。

けれど理由なく許しを請う…

痛いのは嫌だから許しを請う…


それを見て東堂らは面白がる。

生徒会室ココにいるのは東堂だけはでない。

東堂の取り巻き4人もいた。


今西紗江いまにしさえ)、東堂財閥に次ぐイマニシコンツェルンの令嬢。生徒副会長。この人も容姿端麗で頭脳明晰なので男子からは絶大な人気がある。悪い人には見えないけれど、常に東堂の側にいる。無口だ。


堀北舞ほりきたまい、今西の親友らしい。背が高く容姿も良い。無口な今西の代わりか知らないけど、話役?みたいだ。


南郷忠道なんごうただみち、東堂の犬!背が高くガタイが良い!2mはありそう…暴力的でボクは怖い…


向井亜子むかいあこ)、金髪ヤンキー!なんでこの人がカースト上位なの!?ってくらい。南郷と同じく暴力的。口も悪い…怖い…


この5人にボクは生徒会室に閉じ込められ執拗にヤられている。

といっても手を出してくるのは東堂と南郷と向井だ。


割合は南郷=向井>東堂だ。



「許してだと?黒豚ー!」

南郷に襟首を掴まれて持ち上げられ、両足がブランブランとなる。

その状態のボクの脇腹をキャッキャッと笑いながら向井が殴ってくる。


それを見て東堂がニヤついている。


今西と堀北は我関与せずと言わんばかりに、澄ました顔でその光景を眺めている…


(こいつら狂ってる…いつかきっとボクは殺される…)


ボクが泣いて彼らに土下座をし、床に顔を擦り付けながら許しを請うても、そんなボクの顔面を踏んだりお腹を蹴り上げたりした…


ボクは泣きながら何故こんな酷いことをするのかを聞いた…


「黒豚は俺たちの玩具おもちゃ。みんなで遊んでやってるんだよ。むしろ喜べw」


それが東堂の答えだった。

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