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HappyHunting♡  作者: 六郎
第1章 異世界転生 (コロー:カズ、ミキ)
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①-03

①-03




「で、魔法ですよ」

「そうだな。8種類、火・水・風・雷・土・闇・光・回復の中からだと・・・雷だな」

「直感ですか?」

「うん。あと昔感電したってのもあるな」

「えー!?大丈夫だったんですか?」

「いやー死ぬかと思った、というより死んだと思ったよ。それ以来、『感電したからかな』って後から思うことがまま有ったり無かったり」

「どっちですか」

「そんなハッキリとした感じじゃなく漠然と思うことだったからな」

「雷魔法ではそれがハッキリしそうだと?」

「それ以外の属性は皆同じ感じっていうのもあるし」




『それではこれから質疑応答に入ります。質問のある方挙手で』




結構の人が手を挙げる。


〈・・・・・・〉


指名されたであろう個人の声がするが周りの喧騒で聞き取れない。


『前世では死んでおりますので生き返ることは出来ません』

『そしてそれは転生先の世界でも同じです。1度死ねば生き返る事は出来ません』


「元の世界に戻せってところでしょうか」

「だな」


〈・・・・・・〉

『家族のことを思うのは分かりますが霊となって枕元に立つことは出来ません』

『前世では』


「「こわー!」」

「何このホラーワード!前世ではって異世界では出来るのかよ!?」

「生き返れないのに霊って・・・」

「魔物・・・ゴースト系か・・・こわっ」

「嫌っ、誰にも気付かれず何年も漂いたくない!」

「まさに浮浪者ってことだな」

「うまっ!くっこんな時に!」



〈・・・・・・〉

『テロとして処理されようとしています』


〈・・・・・・〉

『あなたの家族が無事かは分かりません』


〈・・・・・・〉

『あなたの家族が無事かは分かりません』


〈・・・・・・〉

『あなたの家族が無事かは分かりません』


〈・・・・・・〉

『あなたの家族が無事かは分かりません』




「家族の心配が多いですね」

「まー気持ちは分かるけどな。菊池君は聞かなくていいのか?」

「そんな事って言い方も変ですけど、今はもっと聞かなきゃいけないことがあると思いますし」

「だな、じゃさっきの聞くか」


手を挙げるがすごい数挙がっているのでこれは無理か。

挙げつつスキルの確認をしていこう。


「む?このステータス画面の左上の数字ってなんだろ?」

「あ~、カウントダウンしていってますね」

「・・・60分後に転生って言ってなかったか?」

「ぶっ」

「だとしたらもうあと40分しかないぞ!」

「やばっ!どどどっどーします?」

「いや、まー、どうやって優先順位を決めるかだな」

「対人戦等、戦うことをメインに考えるなら戦闘系ですか」

「ま~それもあるがまず異世界がどんな世界か分からないとな」

「剣や弓のスキルとかあるし定番の中世じゃないですか?」

「魔法あり科学ありの近未来ってのもありうるだろ」

「う~ん、まだ家族の安否聞いてるんですか?くそぅ!」




〈・・・・・・〉

『異世界は文明も科学技術も前世ほど発達していません』


「「タイムリー!」」


『周囲の国よりかは比較的安定している国の、ある地方の街付近に転生させます』


「文明未発達ですって!」

「よっ、よし俺は対人メインよりも生き残ることをまず考えた構成にする」

「?」

「仮に中世だとして、病気とか病気とか病気とか」

「回復魔法やポーションとかあるんじゃないですか?」

「タダじゃないだろう。お金が無くて医者にかかれないっていうのは何時の世でもあることだ」

「転生して直ぐに戦闘は避けてまずは様子見ですか?」

「俺はそうする。40歳超えて戦闘も無いだろう。俺は前世で体のひ弱さや病気にチョイチョイ苦しめられたしな。ウィークポイントを潰していく」

「バランス型ですか」

「楽に生きていくというより苦しまずに生きていきたい」

「健康第一!ですね。私もそれでいきます」

「合わせなくてもいいんだぞ?」

「もし子供を産むとして、それが原因で死にたくないですし」

「女にはそれがあるな・・・あれ?中世だと30歳の出産って厳しそ・・・!?」

「・・・・・・」

「・・・殺気ってスキルあったっけ?あ、病気耐性ってスキルあるな、これ取るわ!」

「じゃー私もそれ取ります。この頑健ってのも要りそうじゃないですか?」

「汎用的な感じだね。それも取っておこう」



〈・・・・・・〉

『スキル取得及びスキルレベルを上げるにはそのスキルに関わる経験値を得る必要があります』


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