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声楽家のサモナーさんが異世界で謳歌します  作者: euch nicht
第一章 スグワルド王国
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閑話三

7.5話 名付け


 粛清が終わった次の日、俺は客間で休んでいた。すると、リリア姫が部屋へと入ってきた。


「もういいのか?」


「ええ、私のお仕事はあってないようなものですので。というより、ヴィル様のお相手をすることが私のお仕事とも言えます」


「そんなもんか?」


「そういうものだとお思いください」


 と、そこまで言うともじもじし始める。


「どうした?」


「い、いえ。なんでもありません……ただ、以前のあの小さなドラゴンさんを見せていただけないかなと少し思ったくらいで」


「何だ、それならそうと言ってくれればよかったのに」


「サモン:ハイエンシェントドラゴン」


 手のひらサイズのミニドラゴンの状態で出てきてもらった。


「わぁ~可愛いですね!この子のお名前は何ですか?」


「え?あっ、そういえばつけてなかったな」


 ゲームのときには名前をつけることは出来なかった。


「そうなのですか!それは一大事です!早く良いお名前をつけましょう!」


 俺はネーミングセンス悪いからな……とりあえず考えてみるか。



 こうして、二人であーでもないこーでもないと話していく。


「とりあえず、リリアのは可愛すぎる。もう少しかっこいい名前をつけてあげなきゃ」


「そうですね。よく考えればこのドラゴンはヴィル様のドラゴンですし」


 と少ししょんぼりしている。


「ゴメンな。じゃあ、俺が考えたのでいいか?」


「はい」


「じゃあ、今日からお前の名前は【ウルティマ】だ」


 と言った瞬間。ドラゴンが発光し始めた。光が収まるとそこには女性が立っていた。


「え?誰?」


「はっ、私はハイエンシェントドラゴンのウルティマにございます」


 俺もリリアもぽかんとしてしまった。


「え?人の形を取れたの?」


「名前をいただけないと無理ですが」


「そうだったのか……じゃあ、一気に俺の召喚獣全員に名前をつけよう」


 こうして俺の召喚樹たちに名前をつけていった。因みに、黒龍と白龍はリリアがどうしてもクロとシロにしたいと頑張ったので、そのとおりにしてあげた。こうして、召喚獣たちは人の形を取ることが可能だった。まぁ、騎士達はもともと人型だが、鎧兜を脱いで、普通の格好をしている状態になった。


「因みにですが、ステータスはそのままです。人型のまま本来のポテンシャルを発揮できます」


 うん。何というチート。こうして、少しずつ召喚獣たちのことを理解していったのであった。

お読みいただきありがとうございます。

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