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どうも、腐女子です。
前回の衝撃の事実から数日、やっと心が立ち直りそうです。
「アレクくんは可愛いなぁ!」
「おじさま、おじさま!」
と、いうのも私は筋肉質なおじさんを見ると元気になるという特技を持っておりまして。ええ、今その特殊効果発動中な訳でございまして。
「アレクくん! 高い高ーい!」
「おじさまー!」
国のなんちゃらって偉いおじさんが父に会いに来るということで、その護衛として連れて来られたのがこのおじさまである。
アレクと同じ黒髪に、茶色の瞳。髪は短髪にしていてもみ上げがじょりじょりしてる。可愛い。
目は少し垂れ気味だが、瞳の奥に燃える炎が見え隠れしている様に見える。
おじさまはかっこよくて、筋肉が凄くて、ムチッムチッとしてて、お尻がしまっていて、所々傷痕がついているのが逆におじさまの魅力になっていて、笑顔が可愛いところがギャップ的なものを感じてもう、本当、たまんない。よだれが止まらない、やめられない。
おじさまの笑顔で数日間うじうじしていたのが嘘のように、輝かしい翼の生えた天使のようにおじさまに高い高いをされているわけでございます。
「アレクくんー、うりうりひげじょりじょり攻撃だぞぉ」
「キャー!」
おじさまごめんなさい、それはあざとすぎてあまり好きでは……、ふぅ……今好きになった。あざとさってやっぱ大切だよね! あざと可愛いとかおじさま最高だな! もっとうりうりしてー!
「ああいたいた、アレク。ってあんたも一緒だったんだ?」
「はっ!」
びしぃ! そんな音が聞こえそうな程姿勢を正したおじさまと、それを当たり前の様に見る一番上の兄。この時間に私服姿とは珍しい……、解雇かな?
おじさまと遊んでんのに何の用じゃボケが掘るぞコラと思いながら、外面には笑顔を張り付けて用件を伺う。
「それ、うちのものになったらしいから、アレクにあげるってさ。本当はアルの為に買ったらしいんだけど、そいつ黒髪でしょ? アルの相手は荷が重いだろうからアレクにってお父様からの伝言」
「えっと、おじさまは、お客さまの護衛では?」
「黒髪が? 護衛? ははっ、面白いことを言うなぁアレクは。それは奴隷だよ、どれい。それも元傭兵の高級品。アレクの誕生日祝いだよ、お父様に後でたーぷりお礼しなきゃね」
「ど、れい」
笑顔で言う兄の声が、言葉が、頭から離れなくなった。
ああ、気持ち悪い。
今話の後書き
女騎士は疲れからか夜の森で眠ってしまう。気がつくとそこにはゴブリンの群れが!
絶体絶命のピンチ! どうする女騎士!
奴隷が出て来ました。自分でもこの話はどこに行くのかわからないため、とても不安です。
腐女子要素全然出てこないじゃないか。