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恋も夢も落ちていく

 冷たい風が吹く度に、少しずつ葉は落ちていく。

 ひらひらと葉が落ちる度に、僕の夢は消えていくのであろう。


 もう一度だけ、あの夏に戻りたい。


 日に日に冬が近付いて来て、葉の数も減っていく。

 それと反比例して、今でも日に日に君への想いは募っていくんだ。それはなぜだろう。



 遠くなる月を見る度に、溜め息を吐いていて。

 溜め息を吐く度に、僕の夢は消えて行くのであろう。


 こんな日々、もう嫌なんだ。毎日泣いてばかりいて。


 日に日に寒くなって来て、溜め息の数も増えていく。

 溜め息を吐くと、何もかも去って行ってしまうんだ。日に日に夢も消えて、君への想いも枯れていく。それはなぜだろう。


 もう一度だけでいいから、君の笑顔が見たい。


 日に日に冬は近付いて来て、葉の数も減っていく。

 それと反比例して、今でもまだ日に日に君への想いは募っていくんだ。それはなぜなのだろう。


 夏、気温の上昇と共に熱くなった恋。しかしそれは、気温の低下と共に冷めてしまうのか。


 恋も夢も落ちていく。

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