表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法猫の少女と課外授業。  作者: 記角 麒麟
33/39

間話3 俺の必殺技

 クラウン・ツェルンを倒した(殺した)九吉楼は、指弾を打って、彼女の神の化身である真那を再召喚した。


「ごめんね、キューちゃん。あれを食らうとどうにも対処が──」


「大丈夫だよ、真那。あれは仕方がない。そんなことより、先に進まないと。たぶんもうばれてる」


 そう言うなり、彼女は暗い廊下を歩き出す。


 しばらく無言で歩いていると、ふと、真那が、おかしいと呟いた。


「あぁ。俺もとっくに気がついている」


 何がおかしいのか。それは。


「あまりにも静かすぎる。警備隊の足音が聞こえてきてもいいはずなんだが...」


 俺はナイフを構え、臨戦態勢になった。


「真那、臨戦態勢をとれ。何か来る」


 短く指示を飛ばした、その直後。


「グルグゴグガアァァアアアア!!」


 咆哮をとばしながら現れたのは、羽のついた二足歩行のワニ、所謂ドラゴンだった。


「何でこんなところにドラゴンがいるんだよ?!」


 俺はそう毒づきながら、後ろに向かって逃走を開始する。


「キューちゃん!前方60メートルに、同種のドラゴンを確認したよ!挟まれてる!」


 戦闘を走っていた真那が、そう叫んで立ち止まり様に振り替える。


「はぁ?!くっそ、ドラゴンスレイヤーでさえ、ドラコン相手にするのは苦難だってのに。真那ははそっちを頼む!俺はこいつをやる!」


「わかった!」





 ドラゴンは、魔法に対して、かなりの耐性がある。


 ドラゴンと魔法でやりあうのは、まず困難だ。


 さらに、物理的にも、あの分厚い鱗を砕くのもまた至難。


 しかし、どんな奴にも弱点がある。


 首の下の、逆鱗だ。


 しかし、特性上そこを攻撃すれば、100%命はない。


 残るは体内から直接攻撃するのとだけ。



 瞬時にそこまで思考した俺は、開かれた奴の口に向かってナイフをつき出す。


「テンペスト!」


 ナイフの切っ先から雷がほとばしり、敵の口内めがけて飛んでいく。


 しかし、その攻撃は奴の魔法障壁により弾かれた。


 ドラゴンがそのまま突進してくる。


「仕方ないな」


 一言おいて、俺は必殺技を発動する。


「土に還れ!」






 すべての生物は死に、やがて土くれとなる。この一連の流れを早める風魔法。それが


「──俺の必殺技、強制死亡(ヘカーデドッド)だ」



「最初っからそれ使えばいいのに...」


 土くれにどや顔を向けて放った言葉に、あきれた風に真那が突っ込みを入れる。


「...」


 真那、ときどきすごい目でそんなこと言うよな。


 そう思いながら俺が脱力していると、


「ほらキューちゃん、行くよ」


 そう言って彼女はあきれた目で俺を見るのだった。

九吉楼「どうだ!あのドラゴンも一撃で仕留める俺の必殺技は!」


真那「キューちゃん、まだ言ってるよ...」


九吉楼「因みに、あの応用で人を生き返らせる事も出来たりするのが、これの自慢だ」


真那「さすが、魔王候補者ですねー、あれを使われたら誰であろうとイチコロだしねー」


九吉楼「どうよ!」


真那「はいはい、もうわかったから、キューちゃん、次回予告よろしくねー」


九吉楼「なんかいつもより元気無いなー。次回番外編、鍛冶の魔王」


真那「元気無いのはキューちゃんのせいだよ!ったく」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ