第20話 そしてグダグタに日々は、過ぎていく。
テレビ『そうか、そういうことだったのか!』
色々あった後に、自分の家に帰ってくると、かなり昔にやっていた探偵もののアニメを見ていた真理が、玄関までやって来た。
「おかえり、ご主人様!」
「お、おう、ただいま、真理」
俺がそう返すと、後ろから幼女特有の、甘い声が聞こえた。
「あ、火蓮!おかえりー!どこいってたの?」
その声の正体は、言うまでもなく、七斗翠月だった。
「七斗?!何でお前が家にいるんだよ?!」
なぜか家にいる七斗に、俺は叫ぶ。
「例のあれ、名前決まったから報告しに来たんだよ。聞きたい?」
「例のあれ?」
そんなことを言う俺に、またまたー、と声をかけるが、俺の疑問符が大量に浮かんだ顔を見るに、驚いた顔をする。
「え、まさか、覚えてないの?僕と過ごした夜を?!」
「ま、マスター、少し、お話をうかがってもよろしいでしょうか?」
七斗の言葉を聞いた火花が、低い声でそう言う。
「まて、火花殿。主が何をしたかは知らんが、主を守るのが我々の役目だろう?」
そんな火花にヒサメが注意する。
「ヒサメ...」
助けてくれようとしたのだろうヒサメに、俺が感謝の目を向けていると、すかさず真理が
「あ、だからあのとき、先に帰ってろ、何て言ったんですね?!」
「そうだったんですか、マスター?!」
その言葉に火花が絡み、
「そうだよー?ねぇ、か、れ、ん?」
七斗がさらにややこしくしていく。
このままではらちがあかないとさとった俺は、それた話題をもとに戻す。
「それで、例のあれって?」
「前に火蓮が聞いてきたアビリティのことだよ?まさか、忘れてはないよね?」
その言葉で、ようやく俺は思い出す。
あの日の朝練の時に見た、分身を。
「そういえばそんなこと言っていたなー。で、名前は?」
「んーっと、フェイク・アビリティ、だったっけ?」
だったっけ?って...
「い、いや、フェイクじゃなかったかも。分身フェイントだったかもしれない」
「なんだよそれ...」
こうして今日も、グダグタに日々が、過ぎていく。
七斗「どーも!七斗翠月です!今回は僕が次回予告にまわされましたー!」
カンペ『さっさと次回の題名言ってください。』
七斗「...はぁ?!え、ちょ、僕まだなにもしてないよ?!」
カンペ『モブキャラみたいな奴がここに出られている分、ましだと思え』
七斗「僕、すごい言われようだなぁー。そして僕はモブじゃないし。僕モブじゃないし!」
カンペ『うっさい。さっさと続けやがれ』
七斗「あ゛ぁ?誰がうるさいだ!?」
カンペ『次回、卒業試験』
七斗「あー!それ僕のセリフーっ!」




