表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法猫の少女と課外授業。  作者: 記角 麒麟
19/39

第14話 仕様

「パートナーマジシャンアシスタント、通称PMAは、自分に適正の高い魔法属性を擬人化させる神の化身と違い、こっちの魔法は、その反対属性、貴様なら水系統か土系統、はたまた両方兼ね備えた自然系統の魔力を擬人化させ、サポーターにする魔法だ」


 高揚した真理が、指弾を打ち、空中に魔法陣を出現させる。


 その魔法陣には、五芒星が描かれており、外周には見慣れない繋げ字のような文字列が弧を描いて回転している。


「これはお前のPMAの属性を見るための陣だ。右手を突っ込め」


 言われた通りに、黙ってその魔法陣に手を入れる。


 すると、ちょうど霧を触ったような感じの感覚が伝わってきた。


そしてそれはだんだんと強くなっていき、


「痛い痛い痛い痛い痛い痛いって!」

「黙れ!わざとだ!」

「わざとってなんだよ?!」


「そういう仕様なんだ、黙れ」

「どんな仕様だよ!?」


 しばらくすると、その魔法陣は消え去った。


 まだ痛い。


「マスター、大丈夫ですか?」


 火花が真理を睨み付けながら言った。


「あぁ。大丈夫だ、火花。心配してくれてありがとな」


「なんだよ、まるで私が悪いみたいじゃないか」


 その様子を見ていた真理が拗ねたような声で言う。


「悪かったよ。で、PMAはどうなったの?」


 火蓮は、興味津々に聞く。


「ん?あぁ。水属性だった。それじゃあ次、魔術師協会にいきますかね、ご主人様?」


「魔術師協会?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ