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第7話 親友とため息とストーカー。
一時間目の物理の授業が終わると、俺の席に七斗がやって来た。
「ねぇ火蓮」
若干ひきつったような顔で話しかけてくる彼女。
「な、なんだ?」
彼女の要件は大体わかる。
「なんだじゃないよ...」
あいつはきっとこう言うだろう。
「「なぜ、お前はご主人様とか言われているんだ、なんか話し的に一緒にすんでいるようだが、それはどういう意味だ?!」だろ?」
もう完全に一言一句違わずハモった。こんなことはそうそう無いだろう、と思えるくらいにぴったりハモった。
「な、何で僕の言うことわかったの?ストーカー?ねぇストーカーなの?!」
「ちげーよ!?そもそもそんなストーカーいねーよ!?」
そんな彼女に俺は、ため息をついた。
麒麟「次からは周一投稿を目標にしようと思います」