表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

昔話シリーズ1

作者: tamazo

1:浦島太郎1


 むかしむかし、あるところに浦島太郎という男が住んでいました。

 

 浦島太郎が海を歩いていると、不良達が亀をいじめていました。

浦島太郎は不良達にお金を渡して亀を助けました。

 

 その亀はタイマイだったので、浦島太郎はその亀を担いで町にいくと、べっ甲職人に売りさばき大金を手にしました。

 そして、その大金で幸せにくらしましたとさ。

 

 教訓:将来の不確かな利益より、目の前の確実な利益

 

 

2:浦島太郎2

 

 むかしむかし、あるところに太郎という男が住んでいました。

 

 太郎が海を歩いていると、不良達が亀をいじめていました。

しかし、太郎が見ぬふりをして通り過ぎようとした時、突然亀は立ち上がりサイのようなもので不良達を皆殺しにしてしまいました。

 それを見た太郎は一心不乱に逃げ帰りました。

 

 教訓:触らぬ亀にたたりなし

 

 

3:おじいさんとおばあさん1


 むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。

 

 お爺さんが山へ芝刈りに行くと、犬が1匹近づいてきました。

 

「お爺さん、お爺さん。」


 犬がお爺さんに話しかけると

 

「うわ、この犬しゃべってる!」


 お爺さんは、驚異的な速さで逃げ出しました。

 

 教訓:未知との遭遇

 


4:おじいさんとおばあさん2


 むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。

 

 お婆さんが川へ洗濯にいくと、川の上流から大きな桃が流れてきました。

お婆さんはその桃を拾おうとしましたが、桃が大きすぎてお婆さんも一緒に流されてしまいました。

そして、お婆さんは桃を離せばいいのに、頑張ってしまったためどこまでも流されてしまいました。

 

 教訓:欲は身を滅ぼす

 

 

5:おじいさんとおばあさん3


 むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。

 

 そして、その隣にもお爺さんとお婆さんがすんでいました。

さらにその隣にはお爺さんが一人で、その向かいにはお婆さんが一人で住んでいました。

早い話が、その村の住民は老人しかいませんでした。


 教訓:高齢化社会ってあるよね

 


6:おじいさんとおばあさん4


 むかしむかし、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでいました。

 

 そして、二人は年金で暮らしていました。

 

 教訓:年金ってそのうち破綻するよね

 

 

7:はなさかじいさん1


 むかしむかし、あるところに良いお爺さんが犬と暮らしていました。

 

 ある日、良いお爺さんがとある小説投稿サイトをみていると、

 

「お爺さん、お爺さん。ここ掘れワンワン。」


 良いお爺さんは犬の示した小説を読んでみると、大変面白い小説でした。

 

 良いお爺さんは、その作者にメールして出版を持ちかけると、OKを貰いました。

良いお爺さんは、絵師を探したり、レイアウトをしてくれる人を探したりして、なんとか出版にこぎつけました。

そして、その小説は瞬く間にベストセラーとなりました。


 また、ある日、良いお爺さんがとある小説投稿サイトをみていると、

 

「お爺さん、お爺さん。ここ掘れワンワン。」


 良いお爺さんは犬の示した小説を読んでみると、やはり大変面白い小説でした。

 

 良いお爺さんは、その作者にメールして出版を持ちかけると、OKを貰いました。

良いお爺さんは、別な絵師を探したりして、前回の経験を元に出版にこぎつけました。

そして、その小説は瞬く間にベストセラーとなりました。

 

 

 その近所に住んでいた、悪いお爺さんがその話を聞きつけ、良いお爺さんに犬を貸してくれるようにお願いしました。

良いお爺さんは、編集会議や販促などで忙しかったので、悪いお爺さんに犬を貸してあげました。


 悪いお爺さんが小説投稿サイトをみていると、

 

「お爺さん、お爺さん。ここ掘れワンワン。」


 悪いお爺さんは犬の示した小説を読んでみると、大変面白い小説でした

 

 そして悪いお爺さんは、その小説を勝手に出版しようとしました。

 ついでに絵師を雇うのも嫌だったので、自分で書きました。レイアウトも自分でやりました。

 しかし、その小説はまったく売れません。

 

 さらに悪いことに、悪いお爺さんは出版費用を闇金から借りていたため、闇金にお金を返せず何処かに連れて行かれてしまいました。

犬は隙をみて逃げ出していたので助かったのです。


 

 犬が戻ってきたので、良いお爺さんは小説投稿サイトのチェックを始めました。

 

「そういえば、悪いお爺さんを最近見ないね。」


 犬はその全容を知っていましたが、この世の中には知らない方がいいこともあるよ、と黙っていました。

 

 こうして良いお爺さんと犬は、一花咲かせて幸せに暮らしましたとさ。

 

 教訓:まあ、なんだ。あれだ、あれ。

 

 

8:白雪姫1


 むかしむかし、あるところに白雪姫というお姫様が居ました。

 

 いろいろあって、白雪姫が森の家に居ると、悪い魔法使いが毒リンゴを持ってきました。

 

「なあ、ババア。そのリンゴ、色おかしくね?」


 白雪姫は躊躇なく突っ込みます。そして、その悪い魔法使いと毒リンゴをスマホで写真にとって、ツイッターでUPしました。

するとどうでしょう。あっという間にそのツイートは炎上し、悪い魔法使いは個人情報を特定されてしまいました。

あとは察して知るべし。


 教訓:炎上って怖いよね

 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ