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エッチな、Hな話

法改正-刑法177条強姦罪廃止-

作者: 天本有泉

●少子化対策と強姦罪の廃止

少子高齢化の著しい進展のため政府は思い切った政策を導入することとした。

なんと明日から刑法177条の強姦罪を廃止することにしたのだ。

ということは、街で歩いている女の服を脱がして裸にして乳を揉んでなどなど今まで我慢して来たことができるわけだ。

いやあなんとも素晴らしい。

白の花柄のスカートをはいた女のスカート切り刻んで縦に切ってスダレみたいにして、それからおかしてやるとか。

憧れのコンビニのバイトおんなの仕事中におそってみるとか。

早速タダマンだ。

でも、どうせエッチするなら美形がいいし乳が大きいのがよいわけだ。

芸能人や女子穴、いや女子アナねらいもいいだろう。


●時間待ち

明日と行っても夜中の午前零時からだから、あと五時間ぐらいだ。

どの女で楽しもうかが大事だ。

風俗店の女だってやりたい放題だろう。中出しは罰金だのではないのだ。日本国は緊急事態なのだ。一刻もはやく精子を子宮に至急入れなくては。


●不覚

午前零時の瞬間から楽しもうと思っていたのだが、眠ってしまったようだった。あれこれ想像し我慢できずマスタ―ベーショーン、オナニーのしすぎで疲れてしまったのだろうか?

あさ起きると会社へ出勤時間が迫っていた。

急いで駅へ向うが、なんかおかしいぞ。


●パニック:期待はずれ

街に女がいない。

そういうことか?ばあさんはいるが、ヤリマンのお姉さんはいない。

強姦がいやなら街を歩かなければいいわけだ。地下鉄も男ばかりだ。

女がいても必ず男がついている。

女は顔を隠していて顔が見えない。

このままでは、下半身の気持ちが収まらない。

エッチしたくてたまらない。

会社どころじゃないが、やっぱり女はいない。

いや食堂のおばさん、掃除のおばさんばかりで、ねらっていたコンビニの姉さんはやはりいなかった。

もうやりたいばかりでぎんぎんだ。

我慢できない。

掃除のおばさんを無理やりトイレに引きずり込んで、、、最初は、いやがっていたけど、、、変態プレイは悪くないが、、、やっぱり最後までは難しい。


●風俗へ直行

やはり風俗しかないわけだ。

テキトーに理由をつけて、会社を抜け出したが、風俗だとばかりに風俗店にいくも行列だしデリヘルはつながらない。

なんだこりゃあ。

結局風俗店での順番待ちだった。女とやりたくてやりたくて、精子をたくわえてきた身の上としては、なんということか、子宮までたどりつかず果ててしまった。

トホホな一日だ。いやいやまだだ。なにか道はあるはずだ。


●家に帰る

結局、家にかえりテレビをつけるとこれまで強姦罪で逮捕や服役していたものが無罪放免されていた。しまった。昨日のうちにやっとけばよかった。何だかツマらんぞ。テレビの画面からも女がいないじゃないか?


●朝令暮改

おれの眼の前からやれる女が消えて、ツマらんツマらんと思っているうちに女団体が勢力を盛り返しいつのまにやらまた、強姦罪も復活してしまった。

女達もまた、街に現われるようになった。まだ、強姦罪はないと思いこんでいた男達が続々と逮捕されていった。おれはどうしたって?小心者だから、風俗一辺倒だ。


●出生率

出生率はどうなったって?とりあえず上がったようだった。

妊娠中絶の厳罰化も強姦罪廃止にあわせて施行され、そっちのほうは、朝令暮改されなかったので、強姦された女達は子どもを産むしかないわけだ。

めでたいのかめでたくないのかよく分からないが、相変わらず精子のたまる毎日をすごし、エッチはもっぱら風俗だ。


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