シャドウマンティス
◆裏切りに裏切りを重ね続けた男が辿った顛末とは?
※WARNING!
・この項目には本編の重大なネタバレが含まれています。
見るなら自己責任でお願いします。
「ヒャーッハハハ!! 何が仲間だ? 何が信頼だ? 惰弱な! そんなものに何の価値がある。ひとりじゃ何も出来んクズどもが肩を寄せあったところで何が出来るというのだァ?」
ヴァニティ・フェアの社長・甲斐崎拓海に忠実な部下であるカレエダカマキリの上級シェイドが「シャドウマンティス」だ。
ガイコツを思わせる顔で緑と黒を基調とした禍々しい外見をしており、両腕の鎌は鉄をもたやすく寸断する切れ味を誇っている。その赤く大きな複眼は暗視ゴーグルとなっており、闇に紛れて相手を攻撃するなどの残忍な戦法を好む。
経歴・出生すべてを偽って、NY市警から来日した片眼鏡の敏腕捜査官「斬夜耀司」としてシェイド対策課に潜入。
内部情報をヴァニティ・フェアに送り、警察の最高機密『Y』の存在を探る、「カルキノス」にパワーアップする代わりに理性を失い暴走する副作用を持つ「NEカプセル」を渡して間接的に死に追いやる、
大地の石の入手に失敗した「キングウルフェン」を謀殺するなどして水面下で暗躍。
警察の資料室にある紫色のファイルから『Y』のことを知ると、「NY市警から緊急で任務を請け負った」と偽って宍戸をそそのかし、
彼女を利用して『Y』についての情報が入ったUSBを持ってこさせた。
そして彼女からそれを受け取るや否や本性を現し、彼女を誘拐して剣崎ビルに立てこもる。人質にとって警視庁に『Y』を持ってくるように要求。
やってきた村上から『Y』を受け取るも村上の策にはまり、いきり立って彼に襲い掛かる。しかしただの人間でしかない村上と上級のシェイドである彼の実力差は圧倒的で、
すぐさま優位に立ち宍戸の前で村上を執拗に痛めつけ、彼の部下たちも次々に殺害。ところがそこに不破が現れ、彼との激しい戦いを繰り広げる。
シャドウマンティスは宍戸と村上を気にかけるあまり上手く戦えない不破を追い詰めるが、自身がコケにしていた絆と信頼を重んじ、
激しい闘志を燃やした不破に敗れ去り、剣崎ビルから転落するが生きていた。
その後、同胞たちの無念を晴らすべく「カイザークロノス」に反旗を翻した「ヒュドラワインダー」を一蹴。彼をあらん限りになじった末に奈落の底へと突き落とし、自身は絶頂へと舞い上がった。
――だが、「カイザークロノス」は意気揚々と戻ってきた彼に「カルキノス」と「キングウルフェン」を陥れたことを既に見抜いておりその上で利用していたことを明かす。
カイザークロノスにとってシャドウマンティスは都合のいい捨て駒のうちのひとつでしかなかったのである。この直後に最終通告を受けヤケを起こした彼は、
警察の最高機密が保管されている人工島「エリアY」へ運送業者に成りすまして潜入し、『Y』こと闇のオーブと対面していた健たちを強襲。
闇のオーブを奪い去るが逃げる途中で同じ目的でエリアYへやって来たカイゴーレムとデルタゴーレムに遭遇してしまい、三つ巴の戦いが始まってしまう。
二体のゴーレムに闇のオーブを奪われた末にシャドウマンティスは不破と死闘を繰り広げるが、剣崎ビルでの戦いで技を見切られていたためほとんど手も足も出ず敗北。
情けない声を上げて命乞いしてでも不破を倒そうとするが、宍戸を利用されたことへ対する怒りに燃える不破には通じず、最期はギガボルトブレイクを受けて、
「ばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばびびびびびびびびびびびびびびびびびびびびぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶべべべべべべべべべべべべ、ぼおおぉぉっ!!」と断末魔の叫びを上げ、無様に爆発四散した。
慇懃無礼な口調でしゃべるが、度を超して残虐非道且つ傲慢な性格で戦闘能力も高い。
しかし、それ以上に卑劣さに長けており他人を信用せず利用することしか考えていない外道である。
吐き気を催す邪悪といっても過言ではないだろう。
気配を殺してレーダーに感知されない能力を持ち、戦いにおいては両腕についた鎌を振るって相手を切り裂いたり衝撃波を飛ばしたり、黒い霧を発生させて周囲を暗闇に閉ざしたりするほか、切り札として「クルエリティ」と呼ばれる大鎌を振るったりする。
また、カマキリの眼や節を思わせる意匠が見られる専用マシン「ナイトクロウラー」を駆れば相手をハイスピードで追い詰めることも可能。
【身長(全長)】220cm
【体重】125kg
【能力/特色】両腕の鎌から繰り出す斬撃、身軽な動き、気配を消してレーダーに感知されなくする、岩をも寸断するかまいたち、高いジャンプ力、闇に紛れての不意打ち、ずる賢い頭脳
【技】ダークシュラウディング、ブラッディウィンドミル、デスサイズクライシス
【ICV】鳥海浩輔
【ひとこと】
モチーフは仮面ライダー剣の「ジョーカー」および仮面ライダーオーズの「ウヴァ」。
個人的に同ドラでも、いや、SAI-X作品でも1,2を争うほどの外道だと思っています。
シナリオを考えている段階ではそうでもなかったんですが、今思うとこいつは本当にクズ野郎だった。(笑)
けど、最期は惨たらしくやられて読者も自分自身もスカッと出来たと思いますので、結果オーライですw