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聖女の拳は全てを癒す! ~「回復魔法が痛すぎる」と追放された怪力聖女、辺境の虚弱公爵を物理で健康(マッチョ)にしたら溺愛されました~

作者:ふっせ君
「君の治療は痛すぎる! このゴリラ女め!」

サンクチュアリ王国の筆頭聖女ルシナは、ある日突然、婚約者である王太子から婚約破棄を言い渡された。

理由は、彼女の『聖女の加護』が強すぎて、肩を揉めば骨がきしみ、手を握ればアザができるから。

――そう、彼女の「加護」の正体は、癒やしの光などではなく、歴代最強の『筋力(フィジカル)』だったのだ!

「あーあ、せっかく殿下の貧弱なお体を『仕上がった肉体』にして差し上げようと思いましたのに」

あっさりと追放を受け入れたルシナは、有り余るパワーを発散するため、魔物が跋扈する北の辺境へと走り出す(馬車より速く)。

そこで彼女が出会ったのは、『死神』と恐れられる辺境伯ジークフリート。

しかし、その実態は――呪いのせいで立つこともままならない、超・虚弱体質のガリガリ公爵様だった!?

「……殺せ。どうせ君も、私の首が目当てなんだろう」

「いいえ! 目当てなのは、その伸び代しかない大胸筋です!」

これは、物理でしか癒やせない聖女が、死にかけの公爵に(無理やり)プロテインを飲ませ、ダンジョンでスクワットをさせ、魔獣を素手で追い払いながら領地を開拓していく物語。

気づけば公爵は健康的で逞しい最強の領主へと変貌し、ルシナを女神として崇め、とろとろに溺愛し始めていて……?

一方、ルシナを追放した王太子は気づいていなかった。

彼の持病の腰痛が治っていたのは、ルシナの毎日の『激痛指圧』のおかげだったことに。
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