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凶悪犯?確保

グリテン平原からこんにちは。ティファレトです。

今日は夕方から子ども達とリバーシをする約束をしているので、軽いお仕事をと平原で薬草を摘んでいます。

ふむ、ハルフォンソ側の生育がいまいちですかね?まだ時間はありますし、もう少し奥で採集しましょう。


「あら?」


「よう、姉ちゃん。死にたくなかったら俺らの言う通りにしな」


「ヒヒヒッ」


平原の奥へと進むと、その手前で男性の二人組が武器を構えていました。

それぞれにナイフと直剣、実力は.....弱いですね。


「こんにちは。強盗ですか?山賊ですか?」


「えらく余裕じゃねぇの。今だけだろうがなぁ」


「抵抗しないほうが良いぜ?痛い目みたくないだろ?」


どちらかは分かりませんが、犯罪者には間違い無さそうです。

ふむ、リバーシの約束もありますし殺しましょうか.....いえ、待ちましょう。

確か、犯罪者をギルドに引き渡せば報奨金が出た筈です。

となれば、生け捕りの方が良いのでは?


「俺は殺戮のガナッシュ。このナイフで30人は殺してきたぜぇ」


ガナッシュと名乗る男性がナイフを舐めながら犯罪歴を述べています。

随分な凶悪犯なのでは?これは報奨金に期待が出来そうです。


「俺は生贄のバリアン。この剣には国の兵士が何人も刺さったのさ!」


この方も。


「分かったらさっさと.....ぎゃああああ!?」


ガナッシュと名乗る男性へ距離を詰め、膝にメイスを直撃させて関節を砕きます。


「ガナッシュ!?いぎぃいいいいい!」


ひるんだ隙にバリアンと名乗る方も同じように。

運んでいる最中に武器を手にされても危ないですし、両腕も折っておきましょう。死んではいけないので出来るだけ出血はしないように.....。


「ひぃ.....ひぃいいいい」


さて、無力化しましたので.....この草と樹皮で良いでしょう。ダーツさんから教わったやり方で口と足を縛ります。

あとは、薬草も指定量を採集しまして、と。


「今からあなた達をギルドへと連行します。暴れたら振り回しますので、そのおつもりで」


「〜~~~~ッッッ」


凶悪犯二人を引きずりながら街へと戻ります。


「む?ティファレトか。その引きずっている奴らは何だ?」


門番さんに事情を説明します。


「グリテン平原の奥前で武器で脅されましたので無力化しました。この方は30人殺したと言っていましたね」


「何?それが本当ならお手柄だ。状態は?」


「片足と両腕の関節を破壊しています」


「よし。こちらで取り調べにかけるからティファレトはギルドへ報告してくれ。追って連絡が来る」


「はい」


後日、二人の宣言はどうやら嘘だったらしく、犯罪者ではあっても凶悪犯というほどでは無かったようで、報奨金は実に少ないものでした。

これなら殺して薬草を多く採集したほうが良かったです。

嘘というものは本当に良くないですね、神も嫌うのを納得します。

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