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踊りの練習

ハルフォンソの街からこんにちは。ティファレトです。

早朝の爽やかな空気の中、今私はいつもの鍛錬の場所で踊りの練習をしています。


「........」


以前、オオサケビドリの討伐のお手伝いをした際に神から踊りの不出来を指摘されまして、次こそは褒めていただけるように頑張っているというわけです。


「........」


もっと腰の捻りとターンを鋭く、踏み鳴らす足はしなやかに、手拍子はリズム良く響き渡るように。

全身運動になりますし、日々の鍛錬に組み込んでしまうほうが良さそうですね。

歌は......今はまだ寝ている子がいますし止めておきましょう。


「おはようシスター......何してんだ?」


「おはようございますジョン。ジョンも踊りますか?」


今日も真面目に鍛錬をするべくジョンが起きてきました。


「俺はいいや」


「そうですか」


少し残念ですが、強要出来るものでもありません。引き続き練習をしましょう。

神?何ですか?はい......はい、たまには歌が聞きたいと、はい。

ふむ、それならば.....ギルドなら大丈夫でしょうか?


「それでギルドで歌いたいと?」


「はい」


そういうわけで、ギルド長へ相談です。


「金銭のやりとり、つまりは報酬を発生させないならば許可しよう」


「わかりました。ありがとうございます」


許可を得たので早速踊りましょう。


「おん?何かするのか?ティファレト」


「また痛いのは御免だぞ?」


「ご心配無く。神から踊りの練習の時に歌も欲しいと言われまして、ここを使わせてもらおうかと」


「ほーん」


では......手を叩いてリズムを取り、足を踏み鳴らして腰を捻り、体を翻して顎を引き。


「〜~〜♪」


神への讃歌を歌いながら踊ります。


「おおー」


「吟遊詩人も顔負けじゃねぇか」


「目の保養だな」


より激しく、より祈りを込めて歌っては踊り、最後に決めポーズ。ご清聴ありがとうございました。

神?如何でしたか?及第点?まだまだ練習の必要がありそうです。


「まだまだ練習が必要なようなので、度々場所を使わせてもらいます。よろしくお願いしますね」


「おう」


「神様への踊りらしいからな。仕方ねぇ。うん、仕方ねぇんだ」


随分と皆さん快く承諾してくれましたね?

それなりの広さを占有してしまっているのですが.....どうあれ、ありがたい事には変わりありませんか。

もっともっと上達して、いずれは神からお墨付きをいただきたいものです。

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