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武具は大切に

ハルフォンソの街からこんにちは。ティファレトです。


「ふむ.....大丈夫そうですね」


お仕事が終わり、教会に帰ってきた私には夕食前に必ず行う事があります。

それは武具の点検です。

攻撃を与える為の武器、体を保護する為の防具、これは使えば使うほどに摩耗し、あるいはほつれます。

そんな消耗や心配を極力減らす為に行われるのが武具の点検なのです。

メイスに欠けているところや汚れは無いか?帷子にほつれや切れ目は無いか?革鎧に破れや留め具の異常は無いか?

これらを注意深く確認し、可能であれば修理、手に負えないようであれば武具屋に持ち込みます。

特別な武具というものは敵を殺すのに必要はありませんが、普通の武器を普通に扱えないのは自身の生死に関わります。

いざという時、仕損じたり致命傷となったりが武具の点検不足によるものでは、あまりに勿体無い。

実際、武具の点検不足で死んだり依頼を失敗するというのは鉄階級以下によく聞く話です。


「む......」


よくよく見ると、メイスの真ん中辺りに小さなヒビがありました。

これは、買い替えですね。

叩きつけた瞬間に折れでもしたら目も当てられません。

そういえば、バッシュさんが持っている巨大なナタ剣はどのようにして手入れをしているのでしょうか?

随分と大きいですが、同じように大きな台でもあるのでしょうか?


「シスター、夕飯出来たよー」


「あら」


大方終わったところで、今日の食事当番であるアーノルドから声がかかりました。

残りの作業は水ブドウを食べてからにしましょう。


「おおー!肉!」


「明日補充される日でしょ?だからいっぱい使ったんだ」


私の前に水ブドウ、アーノルドとジョンの前には沢山のお肉が並べられました。

あんなに食べれるのですか?

ギルドにいる冒険者達と変わり無い量ですよ?


「残したら契約の分を減らしてもらいますからね?」


「大丈夫大丈夫!」


結局、2人共問題無く完食しました。

恐るべし育ち盛りの食欲、ですね。

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