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        2 学院入学

 マリエールはミリーに会いに行く。そして妖精同好会の意味合いを理解する。

          2  学院入学



 学院に入学した。マリエールの感覚からすると幼い子ども達だが一応は教育を受けマナーも守れるようなので、積極的にコミュニケーションを図りスクールカンセラーの様な気持ちで接することが出来た。13歳の年頃の少女達は子どもと大人の狭間にあって自分というもの明確に持っていない子ども達が多いのだろう。こんな子ども達が後数年で結婚する。せめて学院で素敵な出会いがあり、幸せに結ばれることを望むだけた。30歳まで独身だった私がいうことではないが。しかし、結婚したくないな。冒険者ギルドカードもあるし冒険者として生きるのもあるかも知れない。マリエールは少女達と姦しく会話をする。良く出るのが社交会での王子とのやり取りだ。マリエール魔法凄かった。他にどんな魔法が使えるの等盛り上がるのがパターンだ。そんな時様にカップ持っていて水魔法を見せる。

 彼女達との会話から、王子達は妖精同好会を作り王子と隣に居た美少女シルビア公爵令嬢と昨年度はミリー侯爵令嬢が一緒だったが最近は一緒に活動していないらしい。クラスや外見も聞いた。思い切って会いに行った。外見は大人しい美少女。マリエールは王子との出来事を話し王子との関係があったあなたに話しが聞きたいと語った。ミリー気乗りはしない様なだがボツボツ話をしてくれる。あまり人に逆らわない性格何だろう。

「私、人よりも魔法が得意です。割と自慢で他には得意なものないので社交の場で人に魔法を見せました。入学前の社交会で王子に水魔法を見せました。入学後妖精同好会に誘われ参加しました。妖精借りて幻影を市民に見せました。妖精なしでも出来る様になりました。でも今年なってお誘いはありません。」

聞けたのは其処までだ。ミリーの友人が割り込んだりしたため話しが出来なくなった。マリエールは退席した。マリエールは勝手に思った。王子はミリーに魔法を発展させて欲しかったのではないか。単に妖精を使わずに幻影が出来る様になるだけでなく、妖精の魔法と自分の魔法を組み合わせて新たな魔法を生み出す様な。

 一方、王子はシルビアと話していた。シルビアは

「マリエールがミリーに話しを聞きに行ったそうよ。彼女は何を感じ取ったのかしら。」

王子はニタリと笑って

「彼女には天性の才能を感じる。現状に留まったミリーとは違い発展させてくれる筈だ。唯一の危惧はその力を悪用しないかどうかだけどそのへんは大丈夫かい。」

シルビアはペンを軽く叩いて

「はっきり言って不明ね。一体何者というくらい才能があるわ。あなたに見せた物質変換という魔法もオリジナル魔法よ。魔法人形を屋敷に置いて外で活動していた形跡がある。巨大なアイテムボックスを保持している。転移、フライは当然使える。知性の高さが異常ね。転生者かも知れない。敵に回ったら恐ろしいしいわよ。」

王子はもう笑って居ない。

「今でも恐ろしい存在なのに、更に凶悪にするのかい。」

シルビアは真剣な顔になる。

「マリエールはこの作戦の意味合いを正確に理解してやり遂げる。ミリーとは違うわ。そして強大になったマリエールを我々の側に繋ぎ留めるのがあなたの役割よ、ルドルフ。」

王子は嫌そうな顔をした。

 王子もシルビアもマリエールの能力を理解して妖精同好会に入れることで飛躍的に伸びる事も理解している。

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