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魔王ゲオルグのストライキ奮闘戦線異状アリ!  作者: 所天駄
第四章 魔王対真祖カーミラ
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第三十七話 ストライキは終わったものの③デリラと買い物だと!?


「分かりましたわ。

魔王様。

私服を一緒に買いましょう!」

「私服?

そんなもん吾輩には不要では無いか?」

「せっかく、地下大迷宮の敷地内に、ショッピング・モールが出来たのですから、活用なさいませんと、勿体ないですわ!」

「はぁ。そんなもんか?

我輩としては、人間どもが金を落として行ってくれるし、魔物たちが生き生きと働いてる姿が見れるだけでも、十分活用できていると認識しているのだが・・。」

「魔王様、それでは足りません!」

「はい?」


デリラの言い分によると、我輩は魔王であり、支配者だ。

そんなことは、言われなくとも分かっている。

しかし、支配者とは、ただ住民から金や物、労働力を集めるだけでは足りぬと。

集めた分を浪費してこそ、支配者として相応しいと力説されてしまった。


一寸待って欲しい。

我輩先日も、この地下大迷宮が赤字になる勢いで、化粧品などを補充していると告げられたばかりなのだが・・・?


「大丈夫ですわ!

私の服を買うのではなく、魔王様が着る服を選ぶだけですから!

今回は、日頃お世話になっているお礼と、ストライキが解消されたお祝いとして、私から魔王様へ私服をプレゼントして差し上げますから!」

「うむ。何がどう大丈夫なのやら・・・。」


我輩の服を選ぶだけであれば、女性が服を選ぶのに付き合わせるのでは無く、主役が吾輩であるから、時間も短くて済むと説得されてしまった。


結局、反論も認められず、我輩はエ・イ・ドーリアン地下大墳墓迷宮の一階部分に新設されたショッピングモールへ連れて行かれた。


「一緒に買い物へ行こう!」

所謂デートの口実ですね。


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