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魔王ゲオルグのストライキ奮闘戦線異状アリ!  作者: 所天駄
第四章 魔王対真祖カーミラ
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第三十三話 カーミラと不死軍団⑤ディ・ドゥンケルハイト・オープン!


約一週間後、我がエ・イ・ドーリアン地下大墳墓迷宮は、一部分ではあるが、第二階層迄を見事にリニューアル・オープンした。


元から開いていた、超人気の『ダ・レ・トール・カフェ』は、一度も営業を休むことなく、そのまま入り口を閉鎖していた第一階層の間口を夜の間に拡張工事して、内部へと人が出入りししやすいようにしたので、来場者には、一晩でレストラン街が出現した様に見えたことであろう。


更には、下へ続く案内板が設置され、第一階層『フード・コート、レストラン街』と『ショッピング街』、第二階層『ファンシーランド・ディ・ドゥンケルハイト』がオープンして、生きたヌイグルミと戯れたり、一緒に写真などを撮れるようにしたのだ。無論、ワイバーンによる空中遊泳やテンタクルスによる水上アトラクションなども取り入れた。


レストラン街には、ゴレームズ・カフェ『ストーン・バックス』や吸血鬼店員などの不死・カフェ『ダリーズ』、死霊系店員による不死レストラン『フシマルク』などが入店しており、他にも和洋中から軽食、『死郎』ラーメンなど、様々なジャンルの店舗も取り揃っている。


また、レストラン街と併設して、魔物たちのクラフトショップを開いてみた。

このアイディアは、御用商人のガダモン爺さんからの入れ知恵もあり助かった。


以前から、手先が器用な種族や独創的で、人間たちには作り出せない品を生み出す者たちが多数いたのも幸いした。


第一階層を食事と買い物専用としたのは、第二階層のレジャー・ランドへ入場しなくとも、食事は楽しめるように工夫してみた結果だ。


無論、レジャー・ランド内への入場料金はしっかりと取り、入園時腕に巻きつけられる魔法リング・パスポートさえ見せれば、一日中何度でも出入り自由とした。

また、レジャー・ランド内でも土産物など、一階では買えない品を若干値段を上げて売っている。意外と人気なのがテンタクルス・ベルトやワイバーンやドラゴンのミニチュア人形だったから驚きだ。


いずれ、拡張工事が本格的に終了すれば、水上都市ル・ルイエもレジャーランドの施設の一部として開放しよう。所謂『オーシャン』というヤツだ。テンタクスルは、オーシャンが開くまではドゥンケルハイトへ配置し、ドゥンケルハイト・オーシャンが開いたら移動する予定だ。


これで、吾輩のレジャーランドに死角は無い。



ドゥンケルハイト(独語:Dunkelheit)=闇


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