人生知らない事だらけ
だめだ、最近終わり方が変になってきてますよ....
どうにか直していく! それでは続きです!
今日は朝早くから、俺は永琳に呼ばれていた。声のトーンからして真面目な話なようだ
「おはよう、蛍」
「おはよ~」
取り敢えず、歯磨きやら着替えやらを済ませてリビングのテーブルに座った。
そこには簡単な朝食、目玉焼きが上に乗った食パンが置いてあった。
俺はそれを口に加えながら、永琳に話を始めて良いと言った。
「じゃあ始めるわよ。この話は後ほど貴方達の軍にも聞かされるかも知れないけど、私からも一応言っておくわ」
「前置きはいいからさ、とにかく喋ってくれって」
永琳はテーブルにあった珈琲を一口だけ口に含み、一息ついてから本題を喋りだした。
「今から話すのは【月移住計画】というものよ。名前ぐらいは、噂程度で聞いてるかしら?一応機密情報だけど」
「あぁ、豊姫がバッチリバラしてたな。名前」
「豊姫にはまた話をしなきゃね」
やっぱりアウトだったのか。まぁ豊姫を庇う必要ないし、ご愁傷さまという事で。
「話を戻すわよ。それで「月移住計画」の内容なんだけど、【穢れ】というのは知ってるかしら?」
聞き慣れない言葉に思わず疑問の言葉が出る
「穢れってなに?汚れの事?」
「まぁ....似たようなものね。正確には「生きる事、死ぬ事」よ。」
「What?」
「えっとね....穢れは普通にこの世で生きていれば必ずしも発生するもの。生存競争をしていれば自ずと発生してしまうのよ。 更に穢れには、物質や生命から【永遠】を奪う影響があるの」
物凄い難しい言葉が続いていく....
勉強が嫌いって訳ではないが年相応ってのがある。
「穢れは永遠を奪い、同時に寿命をもたらすのよ。つまり、必ずしも生存競争が起きるこの地球で生きていれば、人や妖怪もいつかは終わりが来るという事よ」
「えぇっと....つまり生存競争....例えば飯食ったり妖怪と敵対したりしたら発生する穢れって言うのが原因で生き物とかには寿命があると....」
「そういう事ね」
なるほどね、一つだけ思ったんだけどさ
11歳にする話じゃないよねコレ。
ギリギリ理解は出来たけど、話す相手を本当に選んで欲しい。千景とか聞いたら物理的に頭が吹っ飛ぶんじゃないの?
とにかく、もう一度整理してみよう。
俺たちが生活すると、穢れが生まれてそれが原因で俺達には寿命があると。こんなものか
世界ってよく出来てんのな
「まぁ、難しい話をしてきたけどこれはまだ前置きよ。本題はここから、この穢れが原因で月移住計画が出来たのよ」
あぁ....なんとなく予想出来た。つまりあれか
「不老になりたいから穢れから逃げるのか」
「よくわかったわね!」
珍しく永琳が驚いた顔をしていた。
いや、それしかなくね?お偉いさんが考えそうな事だ。
「察しの通り、寿命で死にたくないから穢れのない月に移住しようって計画よ」
「わぁ、さっきよりもだいぶわかりやすい説明だ」
別に寿命なんて気にしなくても良いと思うけどなぁ~、俺は″普通に″死ねればいいや。
「まぁ、それと月に住めば月の神であるツクヨミ様の加護の力が強くなるからってのもあるわ」
「なるほどね。まぁ、そんなの只の言い訳でしょ。本音は死にたくない一筋だよきっと」
金の力って凄いよな。何でも出来ちゃうよね。結局あの有名な夢を叶えるポッケの〇タヌキも金の力、科学の力だしね。
「ともかく、貴方に話したかったのは【穢れ】について、それと「月移住計画」に、ついてだからこれで用件は済んだわね」
機密情報の事をこんなペラペラ喋っていいのかと突っ込みたくなるけどやめておこう。
あれ?
「そういや、なんで永琳こんなの知ってるの?」
「あれ?知らなかった?私、本部の人間よ」
........え?
「頭脳役って事になってるわ♪ というか、さん付けしなさいって言ってるでしょ? 」
そう言い、永琳は食器を片付け始める。
俺は今知った永琳のまさかの立ち位置に驚いてしばらく動けなかった。
確かに、権力の高い綿月家と親族だったり、蓬莱山家のお嬢様の家庭教師だったり....
なんで気づかなかったんだ俺。
永琳が昔からめちゃくちゃ頭良かったのは知ってたけど....
永琳って、凄い立ち位置にいたんだな.....
end
はい!とんでもなく中途半端な終わり方ですね!
難しい!!