一時のそれぞれの場所
自分に文力がないとつくづくと思う今日この頃。
ものすごいグダグダですが、ゆっくりしていってください!
残りの日は全て訓練、嫌な事は長く感じると言うが思ったより早く流れていき、あっという間に月移住計画が決行される日が来た
いつものように朝早く起きて、いつものように千景と軍へ行く。 本当に今日何かが変わるのか、そう思うくらいに平穏だ....
「さぁ皆の者!!!!遂にこの時が来た!! 今日は種の戦いだ!!我々人間が生き残るには、君達の力が必要不可欠だぁ!」
相変わらずのクソ教官の大声、それまでもがいつもと変わりない。これが間違い探しなら、かなりの難問だ
「確か今日は永琳さんもロケットに乗る前に此処に来るんだよな?」
「一応、お偉い人だからな」
あの話、本当だったのか.....ま、一般人が俺達を迎えに来る為だけに軍基地の中に入ってこれる分けないか
「さて、俺からの話は以上だ。最後に八意様より、お言葉がある」
そう言ってクソ教官は横から壇上に登る永琳にマイクを渡す
永琳は見たことの無い、真剣な表情をしていた。あれが仕事モードってやつなのか
「皆さん、今日という日がとうとうやってきました。来て欲しくなかった様な、来て欲しかった様な、そんな日が遂に来ました。確かに私達を護るのがあなた達の使命です。ですが決して、自分が『壁』等と思ってはいけません。あなた達は人間です。例えどんな兵器があっても最後に事を成すのは人間なのです。あなた達なのです。それを決して忘れてはいけません」
流石は月の頭脳、心を駆り立てるような熱い言葉を選ぶ。その効果は強く、周りの連中は「おぉ...!」と感動している
「最後に一つ言っておきます。また全員揃ってあなた達の前で演説が出来ることを待っています」
そう言葉を切り、永琳は壇上から降りていき、出口へと歩いていった。どうやら永琳のおかげでわかりやすいぐらいに士気が上がったようだ
「永琳さん。流石だな....頑張るか!」
「やれやれ」
俺達もそろそろ動く頃だな
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目の前には外への出口。周りには口を聞いたこともない仲間達。そして大声で喋っているのは知らない男。どうやらここの隊長らしい
何でも、予測していた妖怪の群れの進行方向にミスがあり、知能の無い妖怪が多く、考えもなしに出入口である此処を攻撃せずに壁に進行しているらしい。 いくら壁とはいえ妖怪、ましてや何体もいるんでは壊れてしまう。それを防ぐ為に急遽、特攻部隊は二つに分かれることとなった。
それでたまたま千景と定想隊長とも別れちまったようだ。別にいいが、堅苦しいのは嫌いだ。知り合いがいた方がリラックス出来るぜ.....
と、そんな屁理屈ばっかも言ってられない。隊長が説明を始める
「いいか、急遽特攻部隊が二つに分かれて私が隊長を務めることになったが、貴様らのやる事には変わらない! どうやら妖怪達は知能の無い者が本能で察知して一足早く向かって来ているようだ!知能のある妖怪、大妖怪はその後から来る。その前に全員ロケットに乗り込むという作戦だ!」
頭の悪い妖怪、つまりこの前実戦した時のような妖怪達が数で攻めてくるというわけか.....
なら安心だ。そしてそれを倒しつつ、本番がやって来る前に月へおさらばってか。
時間的にも俺が知能のある妖怪なんかに太刀打ち出来るか心配だったが、気にしなくていいみてぇだな
「既に一部の本部の人間、女子供が乗ったロケットは出発している。ツクヨミ様は月に人が住めるように加護の力を込めるために一足先に出発した。暫くは帰って来れない。ツクヨミ様の擁護はないと思え!」
確かに、月に行っても住めなくて息とか出来なかったらオシマイだもんな。そこら辺は納得しておくか....
と、その時、大きな放送が流れる
【全方角から、妖怪の群れを確認。数は約千体....いや、それ以上!特に北側と南東側に群れが集中している!総員、直ちに戦闘態勢に移行せよ!】
来ちまったみたいだな....
「警報が来た。俺達がロケットに乗るのは最後だ!小妖怪の群れの流れがおさまったスキを見て直ぐに乗り込む!順番は片付けたチームの早い順からだ!陸軍隊と遠距離隊も全員外に出る!敷地内に絶対に入らせないようにな!、これで以上だ!」
それを最後に、隊長は俺達に背を向ける
そして周りの連中は気合が入った様な大声を上げる。
俺は声は出してはいないが、昔からの自分の夢の為に、決心を固くする。
さぁてと、死なないように頑張るか
〜千景side〜
「さぁみんな!今日が勝負の日だよ!!私達が生き残る為に頑張ろう!」
定想隊長の中では真面目でも、口調的に軽い感じがするのは俺だけなのだろうか。でも周りの人達はやる気十分なようで、大きな声を上げている
「特攻部隊は、一番妖怪達が多く攻めてくると推測されてる北側と南東側を任されてる、私達は北側に出向くからね!後の西側と東側と南側は陸軍隊と遠距離隊が守ってくれている」
ということは、蛍は南東側を任されてるのか....ほぼ真逆、次会うのは月かロケットの中って事か。取り敢えず、今回は全員で生き抜く事が第一。手強い妖怪が出てくる前に逃げる事が目的
念の為に、分かれる前に蛍と話といて良かったぜ
【全方角から、妖怪の群れを確認。数は約千体....いや、それ以上!特に北側と南東側に群れが集中している!総員、直ちに戦闘態勢に移行せよ!】
と、そんな事を思っている間にお出ましの様だ
「それでは、私から言うことは以上!皆、一緒に頑張ろうね!!」
『オオオォォォォーーーッッ!!』
よし、命大事に頑張るか....!
〜永琳side〜
「私も行きます!戦場に出ます!」
「ダメです。貴女方は本来優先されて月に向かうハズが、どうしても一般人の後にロケットに乗ると言われたので特別残されているのです。これ以上のわがままは受け付けません」
さっきから依姫が戦場に向かうと言って聞かなくて、私の部下に止められている
まぁ、気持ちはわかるけど....都市の主力の人物が簡単に戦場には出れない。将棋で『歩』が前に出ているように
いくら優れた力を持っているとしても、スキがあれば人は簡単に死ぬ。戦場なら尚更スキが生まれやすい。そんな所に重要人物を行かせるわけにはいかない。理屈的には当たり前の考えね.....
輝夜、依姫、豊姫、そして私は本来いち早く月に向かう事になっていたが、無理を言って一般人が全員乗り終わった後に月に向かう事にしてもらった
「むぅ.....ダメって言われました」
「諦めたのね、依姫。まぁ後回しにしてくれたんだから、それだけで我慢しましょう」
「姉さん....」
どうやら依姫も諦めたようで、私達の所に戻って来たわね
「永琳、千景と蛍は何処なの?」
「二人は皆を守る為に戦うんですよ姫様」
「おぉ!蛍と千景カッコイイ!」
本当、まだ子供なのに尊敬するわね。というか、本部は何を考えているのか....というか、私もその一人なのだけれどね
「どうしても、子供達が心配です。私....」
「まぁまぁ、その気持ちはわかるけど大丈夫よ。今回は厄介な妖怪共が来るのが遅れてるらしいから苦戦になる前に終われるわよ」
「そういう豊姫も心配なのでしょ?だからこうして私達と残ったのでしょ?蛍と千景を見守る為に」
「そんなの当然じゃない。可愛い二人が戦場に出るなんて心配な分けないじゃないですか」
豊姫ったら、素直かそうでないのかよくわからないわね
【全方角から、妖怪の群れを確認。数は約千体....いや、それ以上!特に北側と南東側に群れが集中している!総員、直ちに戦闘態勢に移行せよ!】
その放送を聞くと同時に、外に目をやる。するとそこには言葉通り多数の妖怪が群れとなって攻めてきていた。しかし、その全てが異型の者だ。どうやら予測は的中したようで、弱小妖怪しかいない
これなら、蛍と千景でもなんとかなるかもしれないわね.....
皆の放送を聞いた反応はどうなのか、その興味に駆られ、私は三人の目を見る。
依姫は心配そうに眺めている。優しいお姉さんって感じね
豊姫は真剣に妖怪の群れを睨んでいる。負ける気は決してないようね....
姫様は初めて見る妖怪に怖がりつつも、軍に向かって応援している。
皆それぞれ、想う事は異なるけれど負けない気はさらさらないようね
(私だってそう、人間は生き延びる。蛍達も帰って来る。この状況からの予測だと、蛍達が怪我をするとしても悪くて中傷ってところ。大丈夫。それくらいなら私がすぐに治してあげるわ)
そうして私は、もう一度妖怪の群れに視線を戻し、蛍達には聞こえないけど、話しかけるように想う
月でまた会いましょうね
二つの種の戦が、幕を開ける
end
次話、遂に物語が大きく動く!!出来るだけ早く載せます。というか、読む人なんて少ないんで自己満足です。気にしないでください




