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放課後の屋上にて

2人の後日談です

ヴァイオリンの緩やかな旋律が屋上に漂っては消えてゆく

今日も悠紀と俺は放課後を迎えた屋上に居る


俺たちが付き合った次の日に何故かヴァイオリンの精が悠紀だと全校にバレた

喋ったのは十中八九あの女だろう

ついでに、付き合っていることもバレた


バレたお陰で学校公認のカップルになった訳だが


過ぎたことを思い出しながら相変わらず美しい音色に耳を傾ける

ちなみに悠紀の一番近くで演奏を聞けるのは俺と悠紀の親友の永谷 さやと言う人だけだ

それ以外は悠紀とヴァイオリンの持ち主の新渡戸先生が許さなかった


不意に旋律が途切れた

「峻くん」

「なに?」

「放課後デートしよ?」

ニコリと笑ってヴァイオリンを丁寧にケースに納める

「ああ」

笑って答えた

今は思い出に浸ってないで彼女との時間を大切にしよう

と考えながら悠紀の手を取って屋上を後にした


これにて屋上天使は終わりです

今までご愛読くださった皆様、誠にありがとうございました

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