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雨の日

さあさあと雨が降っている

湿度は高いし暑くてイライラする

雨が降っているせいで毎日通っている屋上も今日は行けない。


くそつまんねぇ・・・


そんな言葉がぴったりだ

惰性の様に授業を受けて昼休みを俺と祐と翔哉で駄弁って過ごす

午後の授業を適当に聞き流して帰る。

あーあ、雨なんか降らなきゃ天宮さんのヴァイオリンの音色が聴けるのに、彼女との約束で雨の日は屋上に行かない

帰りのホームルームが終わるとただ帰るのも癪に触るから古本屋にでも寄っていこうと思った。



「いらっしゃいませ」

びっしょびしょの傘を腕にかけ、店員の声を無視して、漫画本のコーナーへ足を向ける

たいして読みたい本もなかったから小説コーナーも冷やかす


あれ?

天宮さん?


数メートル先の書架の前でじっと本を読み込んでいる天宮さんがいた

声を掛けるべきか迷った

「あ・・・白樺くん、こんにちは」

先に声かけられたことに多少ショックを受けつつも

「こ、こんにちは」

かんだぁぁぁぁーーー!!!

自分が情けない、情けなすぎるよ!

つーか恥ずかしい、穴があったら入りたい!!!


なんて内心だいぶ狼狽えていると

「なに読んでんの?」

適当に口走っている俺の口

ちょっと不意を突かれたような表情をしているが、天宮さんは丁寧に教えてくれた。


いつも楽器を見ている彼女の新しい一面見れた気がして

雨の日も悪くないかななんて思いました。


あれ?

作文!?


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