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管理人戻りました。

また少しずつ投稿していきます。

よろしくお願いします。

そこは始まりであり終わり、無であり有であった。

上も下も、左右もわからない空間で、声だけが響く。


なぜ駄目なんだ!

――子は歪んでいる

――子は堕ちている


今は私の子だ、お前らが口を出す権利はない!

――世界が淀む

――世界が穢れる


ああ、ああ、そうだとも!だがそれは我々が使い続けた結果!それなのに、何の救いもなくあの魂を消すというのか?!

――仕方のないことだ


そんな言葉だけで・・・っ!!

――この話は終わりだ

――あの話は決まりだ


――淀みの魂を

――穢れの魂を

――悪の魂を


全て消し去るのだ


********


こんなことが…こんなことが赦されるのか…私は、何も出来ずに…あの子を、見捨てなければならないのか…っ

――・・・・救ってやろうか?


!?お、前は・・・

――貰ってやるぞ、その魂を俺の世界に


誰がお前なんぞの!!

――ならばその哀れな魂は輪廻に入ることも出来ずに消し去られるだけだな。哀れだ、お前にとっても只の消耗品だったと言うことだな


…っ!!……なんの、目的で、

――くく、別に。


…そちらの世界に行けば、人生をやり直せるのか

――さぁな。


・・・・・・・・・

――どうする?


・・・・・・

――俺は暇じゃない、別にいいなら・・


たの、む…

――なに?


あの魂にお前の世界で、新たな人生を

――ああ


せめて今度こそ、人並みの幸せを…

――ああ、承った。さぁ後は任せて早く去れ、奴らに気づかれ無い内に


礼を言う

――っいや、気まぐれさ。早く行け


・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・

・・


――くく、はははは!!!礼を言うだと?ははは、馬鹿すぎる!!!馬鹿だ馬鹿馬鹿全員ばぁか!!!あんな面白い魂を消そうだなんて愚の骨頂だろうよ!!!人間の魂であそこまで穢れを持つ魂などこれから先現れるかわからないってのに勿体無いことをする。


ああこうしちゃいられない。うるせぇ奴らが気づく前に連れて来なくちゃぁな。誰も手を出すことができない、俺だけの世界に


ふふ、さぁ此方に来い悪の魂。そして俺に、俺の世界に最高の暇つぶしを与えてくれ


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